1965年にミノルフォンレコードとして創業し、ミノルフォン、ハーベスト、DAN、MAMA、バーボン、オレンジハウス、クライマックス、JAPAN、WAXといった幾多のレーベルを発足、民謡からパンクまで先鋭的かつ独自の路線を開拓していったレコードメーカーの徳間ジャパン。その徳間ジャパンが誇る歴代のレーベルから、昨今の昭和レトロ・ブームにも呼応する昭和を彩った邦楽音源で構成されたコンピレーション・シリーズ『GROOVIN’昭和アーカイヴス』を展開、5月25日（水）の第1弾を皮切りに3ヵ月連続で全15タイトルをリリースします。

　シリーズ各タイトルは、男性歌手、女性歌手、シティ・ポップ、ロック、ファンク＆ブルース、ディスコ、ロカビリー、フォーク、パンク、ニューウェイヴといったジャンルごとに分かれ、1965年から1989年までの時系列に選曲。超マニアックなものまで昭和時代の音楽に精通しているDJ＆プロデューサーのサミー前田が選曲を担当し、Mixer's Labの菊地功がリマスタリングを手掛けています。CDのブックレットはオールカラー24ページ仕様で、収録曲のオリジナル盤のジャケットを掲載するほか、コレクターズ・アイテムなレア盤も多数掲載しています。

　サミー前田は本コンピレーション・シリーズについて「昭和の時代に制作された（広義に解釈しての）邦楽ポップスに焦点を絞り選曲されたものであり、ヒット曲を中心としたベスト・アルバムとは趣が異なる。現代的な視点からも興味深く聴いていただけるよう便宜上ジャンル別の編集となっており、オムニバス盤にありがちな他社原盤からのライセンス使用は避けるようにした（例外として大映レコード原盤が数曲ある）。当時は日本フォノグラム、メルダックから発売されたが、現在は徳間に原盤が移行し収録可能な音源も含まれている。2010年に発売された『GROOVIN’昭和！』シリーズの拡大版でもあり、曲の重複があるのはご容赦願いたい。諸事情により泣く泣く収録を見送った名曲 / 珍曲もあったが、約24年間の膨大な遺産の中から15タイトル、約300曲、大衆音楽という巨大山脈のB面側を垣間見ることができるのではないだろうか」とコメントしています。