フィンランドのメロディックデスメタル・バンド、ビフォー・ザ・ドーンの復活後2作目となる2年ぶりのアルバム。壮大なメロディ、グロウルとクリーンが交錯するヴォーカル、アンセミックなサビに加え、巨匠ヤコブ・ハンセンによるプロダクションも見事だ。

独メタル・シーンを代表するプライマル・フィアのアルバム。女性ギタリストのタリア・ベラゼッカ加入後初のアルバムで、ハイスピードな楽曲からミッドテンポのアンセム曲、インストまでを収録。ミックス、マスタリングをヤコブ・ハンセンが担当している。

コロナ禍の制作期間を経てリリースされたアイロの2ndアルバム。140年以上前の教会を改装した、イングランドはサウスポートの録音スタジオにて、レコーディングを敢行。アンビエンスなサウンドが光る、UKモダン・プログレッシヴを聴かせている。

ロン・セクスミスの2年半ぶり、18枚目のアルバム。2024年自身の60歳を祝う公演のために訪れたロンドンで、2008年作『イグジット・ストラテジー・オブ・ザ・ソウル』のプロデューサー、マーティン・テレフェと再びタッグを組んでレコーディング。

ブラッキー・ローレス率いるLAメタル・バンドのベスト・アルバム。代表曲の「Animal(F**K Like A Beast)」「I Wanna Be Somebody」「Wild Child」はもちろん、エルトン・ジョンのカヴァー曲も収録。

70〜80年代R＆Bシーンを席巻したファンク・バンド、コン・ファンク・シャンの2枚組アンソロジー。全米R＆BチャートNo.1「Ffun」をはじめ大ヒット曲32曲を収録。圧倒的なグルーヴと甘美なバラードを詰め込んだディスコ・ファン必携の一枚。

UKギターポップ・バンド、ザ・プリミティヴズの88年のデビュー作『ラヴリー』の25周年記念盤。世界的ヒット曲「クラッシュ」を含むリマスター音源に加え、B面曲やレア音源も多数収録。貴重な写真やバンドの思い出を綴ったブックレット付き。

サイコビリーの元祖、ザ・メテオスの黄金期の1984〜1988年にリリースされたスタジオ・アルバム5枚を収めたボックス・セット。シングル・ミックスやB面曲も追加収録。サイコビリー再評価にふさわしい決定版コレクションだ。

“女性版ジャクソン5”を目指し、1971年に結成されたヴォーカル・グループの全盛期を捉えたボックス・セット。アトコ、コティリオン、アトランティック時代の8枚のアルバムをはじめ、世界中で愛されるディスコ／R＆Bクラシックを収録。

英国リーズのカルト・モッズ／サイケポップ・バンドの音源集。「When The Work Is Through」など1965〜68年に残した音源のほか、ジェフ・クリスティによってコンパイルされた未発表デモ音源を収録している。

哀愁のあるウェットなヴォーカルで人気を博した英国のシンガー、ジュディ・ツークが、80年代初頭にクリサリス・レコードから発表した全音源を収める3枚組。2枚のアルバムとライヴ盤に加え、初CD化も含む未発表音源なども収録。

80年代のカントリー界でその美貌と実力で人気を博したチャーリー・マクレインの大ヒットした二つのベスト・アルバムをカップリング。冒頭の「SLEEPIN' WITH THE RADIO ON」をはじめ往年の名曲が一気に楽しめる。

英国のプログレ・バンド、ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターが1976年に発表したアルバム。ピーター・ハミル、ヒュー・バントン、デヴィッド・ジャクソン、ガイ・エヴァンスという黄金期メンバーによる最後のアルバムで、「ワンダリング」ほかを収録。

“ザディコ”の先駆者として知られるアコーディオン奏者／歌手の初期名演集。代表曲「Bon Ton Roulet」などを通じて痛快なザディコ・アレンジが炸裂したシャッフル、ツー・ステップ、ワルツ、ブギウギ、ブルースの数々が堪能できる。

ポーランドのブラックメタル・バンド、Besattの4thフル・アルバム。強烈な反キリスト姿勢を前面に押し出し、ブラックメタルの伝統的な美学に忠実でありながらも、確かな経験に裏打ちされた屈強な悪魔への供物に仕上げている。

GeheimnisvollのSceadugengaによるブラックメタル・プロジェクト、Grundhyrdeの2025年発表のアルバム。ヘヴィなリフを軸とするフィンランド流の憎悪と悪意に満ちたブラックメタルを、さらなる高みへと昇華させた。

ハウンド・ドッグ・テイラーと並び称されるスライド・ギタリスト、J.B.ハットーが亡くなる前年の82年に録音したスタジオ作品。荒々しくファンキーにスライド・ギターをかき鳴らすハットーのブルース魂が炸裂した一枚だ。

映画『ヘヴィ・トリップII』（2024年）の劇伴を担当したスウェーデン出身の実力派ハードロック・バンドの4thアルバム。バンドの核となる60〜70年代の暗く不穏なサウンドをベースにプログレッシヴに展開されるリフと哀愁に注目だ。

ブルース・ピアニスト／シンガーのウィリー・メイボンが、ツアーの最中に寄ったフランスで吹き込んだオリジナル音源に、オランダでのライヴ音源を追加。ルイス・マイヤーズらジ・エイシズがバックを務めた磐石の演奏が堪能できる。

シカゴ・ブルースの黄金時代を築いたギター＆ヴォーカリスト、オーティス・ラッシュが1974年に仏・パリのバークレイ・スタジオで録音した一枚。ZEPやストーンズもカヴァーした「アイ・キャント・クイット・ユー・ベイビー」を再録して収めている。

“パンクロックキッズの良き兄貴分”ことグッド・シャーロットの約7年ぶりとなるアルバム。ウィズ・カリファやルーク・ボーシェルトらとのコラボのほか、ルーツに回帰したようなポップパンク・アンセムを収録している。

ハーモニカ・ブルース奏者、ビリー・ブランチを中心に結成されたバンドによる85年録音作。ギターのカール・ウェザースビー在籍時にフランスのレーベルに遺した貴重音源を日本初CD化したファン垂涎の一枚だ。

ルイス・マイヤーズ、デイヴ・マイヤーズ、フレッド・ビロウからなる米・シカゴ屈指のブルース・コンボ、ジ・エイシズのアルバム。エディ・ミラー、ジミー・ロジャースらがゲスト参加。“シカゴ・ブルースの聖典”とも評される一枚だ。

ソウル〜R＆Bの巨人、ジミー・ウィザースプーンのライヴ音源。1979年にイリノイ・ジャケー、ジェイムズ・ムーディらとともに立ったステージの模様を収めた一枚で、自身のルーツとなるブルースを白熱のシャウトで披露している。

ソウル・シンガーとして大成したブルース歌手のジミー・ウィザースプーンが、ジャズ・ドラマーのパナマ・フランシス率いるサヴォイ・スルタンズと1979年に録音した作品。最高のメンツをバックに、堂々たるブルースを歌い上げている。