ヴァイオリンのシームは、1986年ロンドン生まれのイギリス人。本作のブラームスの特徴は、第1楽章のカデンツァを珍しいエネスク版を使用、しかも新たに2021年に起こした版での世界初録音となった。一聴の価値大。

ピリスの2025年来日記念盤として、2014年発売のアルバムを再発。ピリスの初録音、しかもハーディングとの組み合わせということが当時大きな話題となり、高い評価を受けた。名盤の復活を喜びたい。

なかなか興味深い内容だ。ここに収録した作品にバッハが編曲したとしたらそうしただろう、というところから出発している。こうした編曲は作品の本質を探る上で極めて重要な意味を持つ。刺激的な一枚だ。

YouTube登録者数30万人超のピアニスト、石井琢磨による初のメジャー・デビュー作。ベルリン響との共演でシューマンのピアノ協奏曲が選ばれた。それもベルリン響の来日公演からサントリーホールでのライヴ収録だ。