ミンディ 2003/06/16掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
先にGRPから輸入盤が発売された新人サックス・プレイヤー
“ミンディ”の
『イット・ジャスト・ハプンズ・ザットウェイ(仮・原題ママ)』の国内盤(UCCR-1031 \2,548(税込))が、いよいよ7月30日に出ます! プロデュースがマシュー・ヘイガー。
デュラン・デュランの
ジョン・テイラーがゲスト参加と、なんだか不思議な人脈のデビュー・アルバムでいよいよ堂々と国内でデビューとなりますミンディちゃん。サックスを抱っこして、こちらに睨みをきかす美しいジャケットを見て『誰だ、この娘は?』と気になってた方も多いと思います。彼女は、米RADIO&RECORDS誌NACチャートで1位を獲得、Billboard誌のコンテンポラリー・ジャズ・チャートでも4位と人気沸騰の美人サックス奏者でございますが、コンテンポラリーなブロンド美人でサックス奏者と来れば、連想するのは
キャンディ・ダルファー! 日本ではジャズファン以外の特殊なファン層を持つキャンディ・ダルファーとキャラがかぶってるので、いろいろ比較の対象になってますが、『どっちが好き?』と聞かれたら、筆者はミンディですね! はっきり言ってキャンディの方が美人だけど、対するミンディの陰りある表情!
シャーロット・ランプリングみたいな何か秘めたものを感じるアンニュイな瞳! こういう所に男は惹かれちゃうんですよね。泣き顔が似合う感じ? この容姿の魅力はミンディの公式HPのフォトギャラリーでたっぷり堪能できますので、是非ご覧下さいな! 金髪に黄金のサックスと黒いドレスがバッチリ決まってゾクっときます。
もちろん容姿だけじゃないよ。アッパーなユーロビートで、ファンキーにぶいぶい吹きまくるキャンディに対して、ミンディはグッと情感を込めたプレイが特徴で、曲もキャラを生かした、しっとりとしたナンバーが揃ってます。ヴォーカル曲「セイブ・トゥナイト」では、なかなかソウルフルな歌声も披露してまして、この曲調、シンディ・ローパー好きな人に推したいですね! 何かこう辛い恋愛を経験してそうな感じが音色から聴こえて、この感じがキャンディと違ってジャズっぽいんです。バックを演奏するのはマイケル・ランドウ、
ジェフ・ゴルブ、マーク・アントワン、
リッキー・ピーターソン、そして
レニー・カストロなど新旧、豪華なスムース&フュージョン系が揃って、実にプロフェッショナルなサウンドプロダクションが、かなりカッコイイです。まぁ、ひとつ聴いてみて下さい。後悔はさせませんから。