柔らかい声とハーモニー重視のギターを特徴にボサノヴァやオリジナル曲などを歌うヴォーカリスト / ギタリストの
平田王子とジャズ・ピアニストの
渋谷毅によるデュオ・ユニット、
LUZ DO SOL(ルース・ド・ソル)が、通算5作目のアルバム『
LUZ DO SOL*雨あがり』を1月25日(水)にリリースします。
『雨あがり』は、第1作『
太陽の光』の録音からまる12年、前作『
やさしい雨』から4年ぶりとなります。この4年間、世の中を揺るがすコロナという現実的な影響も大きく受けながら、数々のライヴをこなし旅もしてきた2人。今回のアルバムは、これまでの世界観を踏襲しつつも、ニュートラルに、時を経ての変化が印象的な作品になったとのこと。冒頭をかざる
小野リサの楽曲をはじめ、
ジョビンや
カエターノといったユニットの原点であるボサノヴァ、ブラジル音楽を収める一方、その原点に軸をおきながら、10曲中4曲(平田3 / 渋谷1)がオリジナル曲という構成。さらに演奏仲間の西尾賢による楽曲も加えた意欲的な内容です。ブラジル音楽の本質と呼応しながら、自らの日々と向き合って生み出した平田のオリジナルのしなやかな美しさや、師だった人との思い出をうたう3曲目「グルーミング」に代表されるある種の切実さ、加えて渋谷と西尾の楽曲にあふれる日本人の心象風景と郷愁感、これらが大きく交わり、よりオリジナリティが深まった仕上がりに。
また、感情豊かな声とギター、やわらかくニュアンスにとんだピアノに加え、今回も、マルチリード奏者の
松風鉱一が5曲に参加。各曲、楽器をもちかえての至高の演奏が作品に奥行きを与えています。セサミ・ストリートゆかりの「レインボー・コネクション」(2曲目)や
ノラ・ジョーンズ「ロージーのララバイ」(4曲目)など、アメリカン・ニュー・スタンダードも織りまぜ、静かにゆったりと聴く人の琴線をやさしく揺らす1枚となっています。
なお、LUZ DO SOLは1月12日(木)東京・入谷なってるハウスでの公演をはじめ、1月28日(土)東京・荻窪 ベルベットサン、2月18日(土)入谷なってるハウスなど、ライヴが決定しています。詳細は平田王子のオフィシャル・サイトをご確認ください。