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でんぱ組.inc初武道館終了、来年はホール&アリーナツアー!

でんぱ組.inc   2014/05/07 16:10掲載
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でんぱ組.inc初武道館終了、来年はホール&アリーナツアー!
 5月6日、でんぱ組.incが〈ワールドワイド☆でんぱツアー2014〉の最終日、日本武道館公演を行ないました。2012年9月に開催された、恵比寿リキッドルームでのワンマンライヴ〈愛をでんぱに〉のMCで古川未鈴が「この6人で武道館に行きたいです」と宣言してから1年8ヵ月後、ついに目標として掲げてきた武道館公演を実現することとなりました。本公演のチケットは発売と同時にソールドアウト。見切れ席チケットも追加されましたがすぐに売り切れ、10,000人を動員するプレミアム公演。日本の音楽ライヴの最高峰を誇る武道館のライヴを一目見ようと、まさに老若男女を問わない幅広いファンが訪れました。

 この日のコンセプトは5月14日発売のニュー・シングル「Dear☆Stageへようこそ♡」にちなんだもの。武道館を、でんぱ組.incが拠点とする東京・秋葉原のライヴバーDear☆Stageに見立てて、会場前からアニメソングやアイドルソングのDJプレイが行なわれ、サイリウムが手売りで物販。

 この趣向に開演前から大盛り上がりだった観客は、いよいよ主役であるでんぱ組.incがステージに登場すると感情を爆発。1曲目は5月14日にリリースとなる新曲「Dear☆Stageへようこそ♡」から始まり、そのまま「Kiss + Kissでおわらない」「Mirror Magic」「ピコッピクッピカッて恋してよ」など、1stアルバム収録の初期ナンバーのメドレーへ。これで武道館はまさしくDear☆Stageへと一変。でんぱ組.incのスピード感ある「萌えキュンソング」の数々が、たたみかけるように続く。

 そして続いての曲は「W.W.D」。引きこもりやいじめなど、メンバーが過去に経験した辛い体験を歌った曲のバックで、スクリーンには号泣するメンバーの姿が映し出される。しかし切ない空気が武道館を覆う中、メンバーは「狭いステージから世界を目指せ」という歌詞に合わせて、ここから武道館のステージを縦横無尽に駆け回り始める。

 ここまで盛りだくさんの内容で、ようやく序盤の終わり。ようやく自己紹介のMC、リーダーの相沢梨紗が「今日はでんぱ組.incの歴史に残るライブにしたい」と抱負を語れば、最上もがは「今日は最高の日にするぞ! かかってこいお前ら!」と気迫を見せる。

 その後は「でんぱれーどJAPAN」「VANDALISM」など引き続いてのアッパーチューンを経て古典的なアイドルのかわいらしさを見せる「ファンシーほっぺ♡ウ・フ・フ」で緩急を付け、舞台を歩き回って観客に手を振るメンバー。MCでも「アリーナの皆さん元気ですか!」「見切れ席の皆さん負けるな!」と会場の隅々まで盛り上げ、観客からは笑いと拍手が。

 さらに演目はメンバー6人のソロ曲を1曲ずつ聴かせる流れに。コメディタッチの楽屋裏映像からの流れで台車に乗って登場した成瀬瑛美、手にしたエレキギターを曲の最後で1音のみ鳴らしてみせた古川未鈴など、でんぱ組.incらしい、各メンバーの強烈な個性とユニークさの表れたステージ。

 ソロの後はいよいよ後半戦。まずは再び6人で、BiSのカヴァー曲「IDOL」やでんぱ組.incとしての苦悩を歌った「W.W.DII」など、アイドルとしての自分たちをシリアスかつアグレッシブに表現した楽曲を歌唱。ソロ曲で夢見心地だった観客に衝撃を与える。古川未鈴はMCで、日比谷野音で初めて「W.W.DII」を歌った時にうまく歌えなかったことを回想し、「今日はしっかり歌えた。皆さんのおかげです」と語り、夢眠ねむも「ここにいるみんなででんぱ組.incだって、今日はビシバシ感じています!」と声を震わせる。

 その後「キラキラチューン」は楽曲内でメンバー同士がケンカを始めてしまうという寸劇付きのバージョンで盛り上げ、小沢健二のカヴァー曲「強い気持ち・強い愛」で観客の多幸感はどんどん高まっていく。そしてラストの曲として「夢は夢で終わらないんだよと教えてくれた、すごく大切な曲です」という前置きと共に2011年のデビュー曲「Future Diver」を歌い上げた。

 最高潮に達した観客のボルテージはとどまらず、新体操のようなリボンを使ったダンスを見せる「でんでんぱっしょん」でアンコールになだれこむ。日清カップヌードルのCM曲としてオンエア中の最新曲「ちゅるりちゅるりら」ではフレームマシンを使った炎の演出もあり、会場はどよめきと興奮に包まれる。

 ここで古川未鈴が、「みなさんにお知らせがあります」と前置きし、「来年、全国ホールツアーをやります!」と発表すると、続いて成瀬瑛美が「ファイナルはアリーナです!でもどのアリーナかはまだ内緒。」と言って観客を湧かせた。

 ダブルアンコールの最後のMCでは、藤咲彩音が「せっかく武道館に来たから、ここにいるみんなで思い出を残したい」と、ステージ上から観客席に向かって写真撮影。メンバーは「皆さんのおかげで武道館のステージに立てた」「だからこそ私たちはもっと上に行きたいと思う。全力で頑張っていきます」と語り、最後にはマイクを通さず「でんぱ組.inc、これからもまだまだ、夢でおわらんよ!」と生声で叫んだ。

 ラストを締めくくる曲は、今年3月にリリースしオリコン3位にもチャートインした「サクラあっぱれーしょん」。桜とハートの紙吹雪が降る中、歌いながらステージから消えていった。

[セットリスト]
01. Dear☆Stageへようこそ♡
02. 1st ALBUMメドレー

(Kiss + kissでおわらない / Mirror Magic / ピコッピクッピカッて恋してよ / わっほい お祭り.inc / BEAM my BEAM)
03. W.W.D
04. でんぱれーどJAPAN
05. VANDALISM
06. ファンシーほっぺ♡ウ・フ・フ
07. なんてったってシャングリラ
08. ナゾカラ
09. ノットボッチ…夏
10. ときめき☆すちゃらかテキサス(成瀬瑛美ソロ)
11. あのね...実はわたし、夢眠ねむなんだ...♡(夢眠ねむソロ)
12. ニューロマンティック(最上もがソロ)
13. Promise of the World 〜我コソ世界ノ救世主〜(相沢梨紗ソロ)
14. P and A(藤咲彩音ソロ)
15. ソーリー、ロンリー。(古川未鈴ソロ)
16. IDOL
17. W.W.DII
18. くちづけキボンヌ
19. キラキラチューン
20. 強い気持ち・強い愛
21. Future Diver
22. でんでんぱっしょん
23. ちゅるりちゅるりら
24. ORANGE RIUM
25. イツカ、ハルカカナタ
26. サクラあっぱれーしょん
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