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クリエイションの重鎮 ザ・タイムスのE・ボール、アンソロジー盤登場

2005/08/03掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
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 アラン・マッギーがグラスゴーから上京してクリエイション・レーベルを始めた頃、彼の最も頼れる相談相手であった、エドワード・ボール(エド・ボール)。契約するバンドの判断など、クリエイションの音楽性を影で支えるだけでなく、自身もザ・タイムス、Teenage Filmstars、O Level、ラヴ・コーポレイションケミカル・パイロット、ソロなどの名義を用いて、ドラムンベースからフォーキーな歌まで非常に多彩なサウンドを披露してきた彼。その彼の軌跡を詰め込んだアンソロジー・アルバム『Here's to Old England - An Artpop Sampler』がリリースされることになりました!

 エドワード・ボールは、その後の英インディ・ギター・シーンに多大な影響を及ぼしたカルト・バンド、テレヴィジョン・パーソナリティーズの元メンバーで、同バンド在籍時から並行して自身のバンド、ザ・タイムスでの活動を開始。バンドとしての活動は80年中期に終了するものの、その後、ソロ・ユニットとしてザ・タイムスを復活させ、レーベルもクリエイションへと移籍し、メロウでカラフルな名作を次々と発表していました(写真は名作『オルタナティヴ・コマーシャル・クロスオーヴァー』)。

 今回リリースされるのは、クリエイション移籍後のザ・タイムスの楽曲を中心に、Teenage Filmstars、O Level、ソロの楽曲も収録した作品。収録曲のなかには、ニュー・オーダー「ブルー・マンデイ」をフランス語でカヴァーした「ルンディ・ブルー」なども収録される予定です。発売元のArtpopは、彼の作品を特色とするCherry Red内の設立されたレーベルで、本作はアルバム・タイトルにもあるように、そのArtpopのレーベル・サンプラー盤としての役割もあるそうです。彼が作り出すカラフルなポップ・マジックは、彼だけでなく、クリエイション・レーベル全体の要素を凝縮させたかのような“もっともクリエイション・レーベルらしい”ものであっただけに、クリエイション好きなら必聴! クリエイション・レーベルの裏ヒーローとも言うべき彼の名曲の数々にぜひともご注目ください! リリースはUKにて8月22日を予定しています。

『Here's to Old England - An Artpop Sampler』
01. Welcome - The Times
02. Lundi Bleu - The Times
03. Kiss Me - Teenage Filmstars
04. Manchester - The Times
05. This Is London - The Times
06. My Andy Warhol Poster - The Times
07. Picture Gallery - The Times
08. Pressure - Teenage Filmstars
09. Boys About Town - The Times
10. We Love Malcolm - O Level
11. A Bullet In The Right Place - The Times
12. Liam Gallagher Our Leader - The Times
13. Just A Song - The Times
14. Physical Graffiti - Teenage Filmstars
15. Ballad Of Georgie Best - The Times
16. How To Start Your Own Country - The Times
17. Blue Fire - The Times
18. Extase - The Times
19. Cloud Over Liverpool - The Times
20. Love Is Blue - Ed Ball
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