2006/09/11掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
公式HPによれば、鬼才
リック・ルービンと新作の制作を進めているという
U2。初のコラボレーションでどんな化学反応が起こるのか気になるところですが、まずはその前にこちらも注目を! U2関連のDVDが2タイトル発売されます。
一つ目は、かつてVHSとして発売されていたライヴ映像集『ZOO TVツアー〜ライヴ・フロム・シドニー〜(Zoo TV - Live From Sydney)』(写真)のDVD版。本作は1993年11月にオーストラリアのシドニー・フットボール・スタジアムにて行なわれたライヴの模様を収めたもので、ステージに置かれた無数のスクリーンに、世界中のニュース、キング牧師の演説、戦火のサラエボからの衛星中継などの映像を映し出し、コンサートというエンターテインメントの場においてメディア時代の不条理を訴えた、ロック史に残るライヴ映像です。
今回のDVD化にともない、映像の高画質化を実現し、さらにいくつかの追加映像を収録。ライヴ本編を収めたディスクのほか、本編に収録されていないライヴ、ドキュメンタリー、「Numb」のカラオケなどといった映像を収めたボーナス・ディスクも付属し、
日本盤(UIBI-1013〜4 \5,900(税込))は11月8日に、
US盤は9月19日にそれぞれ発売される予定。なおUS盤はライヴ本編のみの1DVD版もありますので、ご注意ください。
また12月8日には、U2が特別出演したメキシコ映画
『7DAYS - U2を呼べ! -』のDVD(THD-15351 \3,990(税込))もタキ・コーポレーションより発売予定。この映画は、U2を自分の生まれ故郷であるメキシコ・モンテリーに招聘することを夢見ていた音楽プロモーターが、その資金を作るために入ったマフィア経営のカジノで賭けに負け、さらにマフィアを騙そうと小細工したことがバレて殺されそうになる……のだが、ボスの息子もU2が好きだったことから、1週間以内にU2のコンサートを成功させれば助けてやると宣言され、命がけでU2を招聘する、というストーリー。
U2のメンバーも本人役で特別出演しており、“ヴァーティゴ・ツアー”のシカゴ公演の模様を収めたライヴ映像も収録。CMの楽曲使用さえもなかなか認めないU2が特別出演&挿入歌を提供している貴重な作品ですので、熱心なファンならぜひ!
なお、公式HPによれば、U2は
グリーン・デイとスコティッシュ・パンク・バンド、
ザ・スキッズの「The Saints Are Coming」を共同で録音する計画もあるとのこと。これは昨年にニューオリンズを襲ったハリケーンで被害を受けたミュージシャンを支援するプロジェクトに提供するためものです。こちらにもご注目を!