「サマー・サンバ」などのヒット曲で知られる
マルコス・ヴァーリと、フュージョン・バンドの
アジムス。長年にわたってブラジルで活躍する2組による来日公演が、この夏、東京で開催されます。日程は、7月8日(土)・9日(日)東京 コットンクラブ、7月11日(火)・12日(水)東京 ブルーノート東京。この公演は、今年4月に急逝したアジムスのドラマー、
イヴァン・コンチへのトリビュート・ライヴです。
マルコス・ヴァーリとアジムスは、ともにブラジル音楽の歴史に名を刻む重鎮でありながら、時代ごとに変貌し名作を生み出してきました。両雄の関係は深く、“アジムスのゴッドファーザー”としても知られるマルコスとの演奏はたんなるコラボレーションに留まりません。15年ぶりの共演となった2019年のブルーノート東京公演では、彼らならではのミラクルにあふれたステージを披露しファンを熱狂させました。今回の来日公演ではマルコスと共演してきたレナート“マッサ”カルモンがドラムを担当します。
また、アジムスのアレックス・マリェイロス(b)は今回の公演に向けて「今回、新たな希望となるレナート・マッサをドラムに迎えて日本に戻れることをとても楽しみにしています。日本といえば、忘れがたき友人でありソウルブラザーのイヴァン・コンチがいつもこう言っていたのを思い出します。“東京に行ってきたよ、世界でもっともモダンで魅力的な街に”と。悲しいことに今日、私たちは彼と共にありませんが、彼の名の元に演奏し続けていきます。彼が“音楽は止まらない”と言ったように」とコメントしています。