憂いを帯びた歌声と、ソウルやR&Bをはじめとしたジャンルの影響を感じるグルーヴィなサウンドで聴き手を虜にする湘南出身のシンガー・ソングライター、
さらさが、自身のYouTubeチャンネルにて、2ndアルバム『Golden Child』に収録されていた「船」のMVを公開しました。
同曲は株式会社yutoriの東証一部上場を記念して、さらさが書き下ろした特別な楽曲。さらさは株式会社yutoriで約2年間インターンとして働いた経緯があり、yutoriの代表である代表・片石貴展との出会いから始まった特別な関係性と、アーティストとしてのさらさの現在が重なり合って、唯一無二の社歌が生まれました。
企業ソングにありがちな明るく前向きな楽曲ではなく、内省的でどこか孤独をたたえたこの歌を「社歌」として受け入れた片石の懐の深さにも、さらさは感動を覚えたとのこと。「船」は、その名の通り、立ち止まることも進むことも選べる場所。さらさ自身の姿を映す鏡のような歌でもあると言えます。
また、MVでは、クリエイターのDaiki Kikkawaとフォトグラファーの217…Ninaの2人がタッグを組み、幻想的な映像世界を創出。暗闇に浮かぶ一艘の船、森の奥深く、群像の中――どこにいても“願い”のような光がそっと差し込みます。ひとりでいるはずなのに、どこかで誰かと繋がっているような、その光景が静けさの中に強さを宿す、美しいミュージック・ビデオに仕上がっています。
[コメント]ミュージシャンになる前、2年ほどインターンしていた株式会社yutoriの社歌を作りました。株式会社yutoriの社長、かたぴは仕事でのつながりを超えて、兄弟のような存在で「自分の歌を歌えばかたぴの歌にもなるだろう」という勝手な確信を持って歌詞を書きました。こんなに暗い歌を社歌に採用してくれるところに、かたぴの器の広さが現れていると思います。
監督のDaikiさん/フォトグラファー217…NINAさんをはじめ、素晴らしいチームと映像を制作しました。MVにはかたぴとyutoriの社員も登場しています!
――さらさ
さらさと初めて会った渋谷の会議室
海のかほりを都会に連れてきて、
長い友達になるなとすぐに思った。
ブルージーに流れ着き、気づけば上場。
赤い鐘は鳴らしたけれど、青い心も忘れないよ。
時を止める魔法を知ったのは、いつだろう?
分かり合えないことを分かりあったまま、
僕らどこまでだって行こうぜ。
――片石貴展