Tomato n' Pine   2012/07/26掲載
MyCDJ お気に入りリストに「1stアルバム・リリース記念 トマパイ5週連続企画第1弾 Tomato n’Pine、アルバム『PS4U (Pop Song 4 U)』インタビュー」を追加/削除する はてなブックマークに追加
【1stアルバム・リリース記念 トマパイ5週連続企画第1弾】
Tomato n’Pine、アルバム『PS4U(Pop Song 4 U)』インタビュー
 「“音を楽しむ”ガールズ・ユニット」、トマパイことTomato n’Pineが待望の1stアルバム『PS4U(Pop Song 4 U)』をリリース! クオリティの高い楽曲を連発して話題を集めてきたトマパイだけに猛烈にカラフルかつ激しくダンサブルな仕上がり。ガール・ポップの歴史を塗り替える名盤だ。西麻布elevenでのレジデント・パーティ<PS2U>でジャンルレスなライヴ戦歴を重ねるトマパイが、この夏はアイドル・フェスやツアーに大忙し。アイドルグループ戦国時代の中心で“アイドル”と呼ばれることにさえ照れまくるナチュラル&キュートな美少女トリオ=HINAYUI、WADAにインタビュー。

『PS4U(Pop Song 4 U)』初回盤

『PS4U(Pop Song 4 U)』通常盤

<ためいきはピンク>の歌い方は“菊池桃子さんみたいに”って指示されて。
みんなでYouTubeで聴いて練習しました。(HINA)
――アルバム収録曲のうち、新曲についてお聞きしようと思います。まず1曲目の「Train Scatting」。冒頭に”駅員さんのアナウンス”が入っていますが、これは誰の声ですか?
 WADA 「私です。本編よりこのセリフのほうがレコーディングの時間がかかりました(笑)」
――これは最初からWADAさんがやることに決まってたんですか。
 YUI 「ここはWADAちゃんしかいないでしょう」
――YUIちゃん的に「私がやりたかった」とかいう気持ちは。
 YUI 「いや、ないです(キッパリ)」
 WADA 「ちょっと待って(笑)。私がレコーディングしてるときに、なんか真似してなかったっけ」
 YUI 「いや、してない(キッパリ)」
――この曲はスキャットマン・ジョン風の大サビが印象的で、ほとんど早口言葉みたいになってます。
 WADA 「カタカナが多すぎる! ライヴで噛まないか心配です」
 HINA 「これにダンスが加わると、きっと大変だと思いますね。息継ぎを忘れちゃいそうで」
――さて、新曲は11曲目まで飛びまして「ためいきはピンク」。これはほんとにビックリしました。ユーミンとか松田聖子さんみたいなテイストで、トマパイの新しい一面を見せてもらえる曲です。
 YUI 「私、バラード大好きなんで“アルバムには1曲バラードを入れてほしい”って言ってたら、この曲をいただきました」
 HINA 「歌い方は“菊池桃子さんみたいに”って指示されて。みんなでYouTubeで聴いて練習しました。ブレスとか意識して、菊池桃子さんっぽく」
 YUI 「アップテンポの曲よりこういう曲のほうが歌いやすくて。音程も高くないですし。今風のバラードじゃなくて、ちょっと懐かしい感じで好きです」
――次は「そして寝る間もなくソリチュード(SNS)」。これはサウンド的にはハード・ロック大好きなHINAちゃん好みでしょう。
 HINA 「はい(ニッコリ)。どんな曲を歌いたいかって聞かれて“トマパイでハード・ロックとかやってみたい”って言ったら、まさかほんとにこんな曲ができるとは思わなくて。前半は振り付けもお人形さんみたいで可愛く歌うんですけど、後半からギターが激しくなって、ドラムもすごいことになって」
――この曲の歌詞の内容については、どう思いますか。
 WADA 「これはあれだよね。えーと、インターネットに自分の気持ちを書き込む?みたいな歌詞だと思うんですけど“私はケータイいらないかもしれないなぁ”って思いました。いつも“ケータイってなんかめんどくさいなぁ”と感じてて」
――これはすごく良くできたインターネット依存批判の歌詞で、けっこう過激な曲だと思うんですよね。
 YUI 「(作詞者&プロデューサーの)ジェーン・スーさんもそんなことを言われてました。“ネット社会がどうのこうの”って」
――“どうのこうの”って(笑)。
 HINA 「ジェーン・スーさんが“この曲のときに霧吹きやる?”って言われて。ハード・ロックの人がよくやる口から水を霧みたいにプーッて噴き出すパフォーマンスをやろうかって話してたんですけど、結局“それはさすがにちょっと”ということになって(笑)。代わりに普通の霧吹き器を買ってきて、お客さんにシュッシュッって吹きかけたんです(笑)。それが盛り上がって楽しかったですね」
――でも、以前ライヴで見たんですけど、HINAちゃんがほんとに口に水を含んで霧吹きやろうとしたことがありましたよね?
 HINA 「そうなんです。あれはYUIちゃんとWADAちゃんが止めてくれて(笑)」
 YUI 「あったね! でも口で霧吹きできるの?」
 HINA 「いや、たぶんピューって出るだけだと思う(笑)」
 YUI 「私、絶対できる自信あるよ!」
 HINA 「お風呂場で練習してみる」
 YUI 「自分を捨てたらできるよ!」
――いや、自分を捨ててまでやらなくていいです(笑)。さて、新曲はあと1曲。「大事なラブレター」。
 HINA 「これは“90年代の渋谷系”って言われて“あぁ、こういうのが渋谷系なんだ”って勉強になりました」
――この曲は歌詞がすごく遊んでいて“クルーエル”とか“トラットリア”とか“ベリッシマ”とか出てくるんですけど、これは全部90年代に流行した渋谷系のレーベルの名前なんですね。
 WADA 「私は新曲の中ではこれがいちばん好きです。自分の理想の人をすごく想像して、語りかけるような気持ちでレコーディングしました」
 HINA 「私も感情移入できるということではこの曲がいちばん好きですね。“自分にラブレター書こう”っていう歌詞とか、すごいな、と思います」
私はすごく人見知りなんですけど、トマパイでライヴをやることで
だいぶ度胸はついたかなと思います。(YUI)
――YUIちゃんが出演していた「海賊戦隊ゴーカイジャー」が終了して、トマパイの活動が活発になったのかな、と思うんですけど、どうですか。
 YUI 「そうですね。……でも、私、ほんとは演技がやりたいんです(笑)」
 HINA 「何も言えない(笑)」
――トマパイ全否定じゃないですか(笑)。トマパイの活動が女優・小池唯に良い影響を与える、ということはないんですか。
 YUI 「それはあります。私はすごく人見知りなんですけど、トマパイでライヴをやることでだいぶ度胸はついたかなと思います。ほんとに歌もダンスも苦手なんで。今、人前で苦手なことをやってるわけじゃないですか(笑)、だから気持ちが強くなったと思います」
 HINA 「私も演技を学んでいたんですけど、歌で表現力を勉強できるし、トマパイではいろんなチャレンジが出できるので、自分が成長できる場所だと思います。夏のツアーに向けて体力をつけなきゃ、とも思いますし」
――WADAちゃん、今、聞いてなかったと思うんですけど。
 WADA 「聞いてました聞いてました(笑)。三人一緒にいる時間が長くなったんで、すごく意思が伝わるようになりましたね」
――勝手なイメージなんですけど、三人ともマイペースだし、結構ドライな関係なのかな、と思うんですけど。
 YUI 「うーん、でもすごく励ましあったりしますよ」
 WADA 「私が振り付けを間違えて大泣きしたときとか、二人で“大丈夫だよー”って言ってくれました。あと、カラオケ行ったりもします」
 YUI 「こないだも私が落ち込んでるときにWADAちゃんとカラオケ行ったんです。WADAちゃんが“悲しい曲歌ってあげるー”とか言って歌って、私が泣いたり(笑)」
――何をしてるんですか(笑)。
 HINA 「まだ知り合ったばかりの頃の話なんですけど、YUIちゃんと二人で、駅で電車に乗り遅れそうになったことがあって。私の荷物がすごく大きかったんですけど、YUIちゃんが“走ろう”って言って、私のキャリーバッグを抱えてくれて走りだしたんですよ。“わー、YUIちゃん優しい”と思って、その走ってる後ろ姿もすごくかっこ良くて(笑)」
 WADA 「ちょっと待って。それ絶対YUIちゃんが早く帰りたかっただけだよ(笑)!」
――8月のツアーや<TOKYO IDOL FESTIVAL 2012>(以下TIF)など、すごい数のグループと一緒に出演されるんですけど、どうですか。
 YUI 「とてつもなく不安ですね(笑)。TIFは本当に緊張します」
 WADA 「以前、TIFで歌ったときは、お客さんがすごく“様子を見てる感じ”でシーンとしてて、私もうステージの階段から落ちそうになりました(笑)」
――それは2年前のTIFの話でしょ? 今年はもう違いますよ。アルバムが出て直後の開催ですし、めちゃくちゃ盛り上がりますよ。トマパイのファンがちゃんとフロアに詰めかけてて、最初から大歓声のはずです。
 YUI 「えー、ほんとですかぁ。大丈夫かなぁ」
 WADA 「TIFは怖いな。会場も大きいじゃないですか。……怖いよ」
 YUI 「でも1日だよね?(※トマパイは8月5日のみ出演) 1日やりきったら、そのプレッシャーから解放されるんだよ」
――TIFは2日間開催で、2日とも出演するグループもたくさんいるんです。トマパイは1日だけなんですから、1日で2日分頑張ってもらわなきゃいけないんです!
 YUI 「小さいステージでいいです……」
――ダメですってば(笑)。1日しか出ないんですから、ファンとしては他のグループの倍の大きさのステージでやってほしいぐらいですよ。
 YUI 「新曲もやるのかなぁ。だとしたらなおさら緊張します。“TIFで初披露”は避けたいですね。そんなの振りも歌詞も飛んじゃう(笑)!」
 WADA 「私も飛んじゃう! もう三人でぴょんぴょん跳ねちゃおう(笑)!」
1曲のうち、ワンフレーズだけでもソロで歌えるようになるといいな、
と思います。(WADA)
――これから先、たとえば2ndアルバムが出るとして、どんなことをやってみたいですか。
 WADA 「1曲のうち、ワンフレーズだけでもソロで歌えるようになるといいな、と思います。今まで三人がそれぞれラップするパートとかはあったんですけど、歌うのはなかったので」
――「私にゆっくり歌わせろ」と。1曲歌えばいいじゃないですか。
 WADA 「1曲全部はいいです(笑)。“緊張は下から来る”と聞いたので、まず足が震えて、手が震えて、次に声が震えてくるんで」
――なるほど、ワンフレーズだけなら足が震えるまでで済むと。そんな豆知識いらないです(笑)。他にトマパイでチャレンジしたいことはありますか。
 HINA 「私はワンマン・ライヴをやりたいです」
――そうですねー。もうできるでしょう。曲もたくさん増えてきましたし。そろそろ<PS2U>をやっている西麻布elevenが狭く感じてくるようになるんじゃないですか。
 YUI 「(次の目標は)新木場のagehaとかですか」
――STUDIO COASTね。広いですよー。音も良いですし。
 YUI 「音の良いところでやりたいですね」
――どうもインタビュー中にYUIちゃんのネガティヴ発言ばかり目立ちましたので(笑)、最後、ピシッとした一言をいただきたいものです。
 HINA 「この夏はイベントがたくさんあるので、トマパイを知らない方の前で歌うことが多いと思うんですけど、たくさんの方に知ってもらって、ちょっとでも良いなと思ってもらえたらと思います。それでCD買っていただいたり、またトマパイを見に来ていただいたりすると嬉しいです」
――なんと良い発言でしょう。YUIちゃんからもポジティヴな言葉を聞いて、このインタビューを終わりにしたいですね。では、お願いします。
 YUI 「うーん。……がんばるぞー! ……」
――……。えーと、まぁ、YUIちゃんはクラブ・ツアーとかやりたいんですよね。
 YUI 「はい、とにかくインストア・イベントが苦手なので、クラブでたくさんライヴをしたいです」
――じゃあ、修行の意味でも全国インストア・ツアーをするといいかもしれないですね。
 YUI 「ダメです! そんなことしたら、私、精神やられる(笑)!」
――「精神やられる」でインタビュー終わりますよ(笑)! そんな記事見たことないですから(笑)!
 WADA 「こないだ三人で手相見てもらったときに、結局YUIちゃんがいちばん不安定だから、私とHINAちゃんで支えていかないといけない、ってことになって(笑)」
 YUI 「そうだよー。ほんと。お願いします」
 HINA 「みんなで支えているから大丈夫です(笑)」
取材・文/山口真木(2012年7月)
撮影/相澤心也
[Tomato n’Pine ライヴ/イベント情報]
●7月29日(日)<POP SONG 2 U>@西麻布eleven
●8月2日(木)<日本縦断アイドル乱舞2012>@仙台darwin
●8月5日(日)<TOKYO IDOL FESRIVAL 2012>お台場・青海特設会場
●8月8日(水)<日本縦断アイドル乱舞2012>@福岡 DRUM Be-1
●8月10日(金)<日本縦断アイドル乱舞2012>@名古屋CLUB QUATTRO
●8月15日(水)<日本縦断アイドル乱舞2012>@大阪umeda AKASO
●8月21日(火)<日本縦断アイドル乱舞2012>@札幌ペニーレーン24
●8月23日(木)<日本縦断アイドル乱舞2012>@東京SHIBUYA-AX
●9月2日(日)<POP SONG 2 U>@西麻布eleven

[Tomato n’Pine オフィシャル・サイト]
http://www.tomapai.jp/
オール・ジャンル 最新CDJ PUSH
 
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[特集] ザ・ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』50周年記念エディション[特集] 盛り上がる日本のアイリッシュ / ケルト音楽シーン[後編]
[インタビュー] “ポスト何々”の次を求めて――tofubeatsが『FANTASY CLUB』で目指した新たなステージ[インタビュー] 経験と生き方を歌う。ただ、それだけ――MC KHAZZ『SNOWDOWN』
[インタビュー] シンプルに“音楽であること”――KASHIFが徹底して単身で挑んだ処女航海『BlueSongs』[インタビュー] 思い出すのは些細なこと――新しい「美女と野獣」とアラン・メンケン30年の想い
[インタビュー] 曲が意志を持ったように完成していった――ミューならではの“色”に満ちた2年ぶりの新作『ヴィジュアルズ』[インタビュー] 自分にとってなにが気持ちいいのかを見極める3年間――“抜けの良さ”を求めたYOUR SONG IS GOOD『Extended』
※ 弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015