特選!“カヴァー&トリビュート”アルバム

2005/12/15掲載
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音楽好きにはすっかりお馴染みとなった“カヴァー&トリビュート”のキーワード。その分、すっかり目新しさに飢えてしまったアナタへ送る、特選濃厚カヴァー&トリビュート集10タイトル!
『VA/ハウ・トゥ・ビー・ビッグ〜プレイ・フォー E.YAZAWA』
「成り上がり講座」(意訳)とも読める、ジャパニーズ・ロッカー代表“世界の永ちゃん”トリビュート。本人公認盤である『JOYRIDE』とは全く赴きを異にし、むしろ“板尾がモノマネしている永ちゃん”をトリビュートしたかのようなトリップ感漂う出来栄え、さすが面影ラッキーホールの仕事。大槻ケンヂ/“サエキけんぞう フューチャリング 山田詠美”/バサラ(三上寛,石塚俊明,灰野敬二)・・・。顔ぶれを覗けば、納得至極。

RCサクセション『カヴァーズ』
日本のロック史にその名を残すバンドのカヴァー集。発売時のゴタゴタやら何やらについては、その筋の資料を読んでいただくとして、すこぶる強烈なのは完全日本語詞ってところ。いつかどこかで聴いたことのある洋楽スタンダードが、あの声のまんま耳に飛び込む衝撃! 意訳とも違う、スムーズかつストレートな新解釈。日本語たるものの価値を再認識する1枚。

勝新太郎『夜を歌う+8』
聴いたもの皆濡れさせた(女性限定)・・・か、どうかは不明。役者・勝新が残したスタンダード集。ハードボイルド、ダンディズム、ちょい不良どころかホントに悪い(パンツ事件)でもお茶目(パンツ事件)、世の中高年男性が憧れる全てのモノを兼ね備えた存在感は歌声にも表れており。ブロンソンを軽く凌駕するこの色気、グラス片手にボソリと歌う姿が目に浮かびます。

小泉今日子『ナツメロ』
世代は離れていても、「学園天国」は知っているハズ。大人の女優へと進化を続ける彼女のナツメロ・カヴァー集。あくまでも“彼女にとって”のナツメロということで、フィンガー5/キャンディーズ/ジューシィ・フルーツなど70's〜80'sに一世を風靡したグループ、しかも代表曲ばかりか、シングルB面からも選曲ってところが何とも!オリジナル以上の浸透率、さすがKYON2。

V.A.『プログレマン〜"エンケン"トリビュート』
『エンケン対日本武道館』!傍目には『エイリアンvsヴァネッサ・パラディ』と全く変わらないインパクトを放つ、ハード・フォーク・シンガー“遠藤賢司”のトリビュート盤。フラワー・カンパニーズ/曽我部恵一/小島麻由美/ザ・ブロンソンズ・・・・・・そのエキスを純粋に受け継いだ参加アーティストの中には、かの遠藤ミチロウの姿も。種類の異なる“情念vs情念”の戦い、実にスリリング。

V.A.『ウィー・アー・ア・ハッピー・ファミリー〜ラモーンズ・トリビュート』
“ロブ・ゾンビ企画/立案”というだけで100点満点!ブツブツ文句を付ける元メンバーはさておき、レッチリ/エディ・ヴェダー/メタリカ/U2/グリーン・デイ/トム・ウェイツ・・・現代のシーンを形作る大物アーティストが総出演。リスペクトはしても、ありきたり3コード・パンクの括りには全く囚われない、それぞれの個性溢れる仕上がりが逆に嬉し。KISS「Do You Remember Rock'n Roll Radio?」に泣け!

V.A.『「アイ・アム・サム」オリジナル・サウンドトラック』
巷のビートルズ・フリークもウンウン頷く、見事な出来栄えに拍手!ショーン・ペン主演映画のサントラにして、ビートルズ・トリビュート。ヘタに触れば火傷確実の偉大なるオリジナルに対し、思うがままの真摯な姿勢で演奏する姿が何とも印象的。エイミー・マン&マイケル・ペン/サラ・マクラクラン/ルーファス・ウェインライト・・・各アーティストのビートルズ愛に溢れる名盤。

V.A.『一期一会〜Sweets for my SPITZ』
トリビュートではなく、あくまで“カヴァー”という前置きのせいなのか、オリジナルであるSPITZがそうさせるのか、オムニバスというよりも1枚の作品として通して聴くことのできる不思議な統一感にホレボレ。椎名林檎/羅針盤/松任谷由実/ゲントウキ/中村一義/小島麻由美/POLYSICS/奥田民生・・・・・・邦楽シーンの重要人物を一気に堪能できるのも美味しいところ。

V.A.『ステップ・ライト・アップ-ザ・ソングス・オブ・トム・ウェイツ』
トム・ウェイツを題材に、90'sを彩ったオルタナ世代(ティム・バックリィを除いて)が大集合を果たしたトリビュート・アルバム。ヴァイオレント・ファムズ/ペイル・セインツ/アーチャーズ・オブ・ローフ/10,000マニアックス・・・・・・ノイズにローファイ、ざっくりヘヴィ・サウンド、常に天気は曇り空な“当時”の雰囲気にピッタリはまっていたのは確か。

パフィー『ザ・ヒット・パレード』
麗しの80'sリバイバル時期にリリースされた、パフィーのカヴァー集。輝かしきヤンキー文化の波とともに、青春を過ごされた方にとっては感涙必至のセレクション!BOφWYにはじまり、THE BLUE HEARTSで絶頂を迎え、ダウンタウン・ブギウギ・バンドで楽しく締める・・・めくるめくよな二次会仕様に大興奮!問答無用で気分を上げてくれること間違い無し。

≪カヴァー&トリビュート本プレゼント≫




上記のアルバムはもちろん、アナタが見落としている“カヴァー&トリビュート”の名盤/珍盤を掲載したムック本『COVER&TRIBUTE カヴァー&トリビュート A級傑盤セレクト100』を20名様にプレゼント! ご応募の締め切りは2006年1月9日(月)まで。多数のご応募をお待ちしております!

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