ボスニア・ヘルツェゴビナ出身の映画監督、ダニス・タノヴィッチによる映画「汚れたミルク / あるセールスマンの告発」が2017年3月4日(土)から、「サラエヴォボの銃声」が2017年3月25日(土)から東京・新宿シネマカリテにて2作連続でロードショー。
〈第74回アカデミー賞〉で外国語映画賞を受賞した『ノーマンズ・ランド』で長編映画デビューして以来、常に社会問題を真正面から切り取り続けているタノヴィッチ監督。「汚れたミルク / あるセールスマンの告白」は、グローバル企業が強引に粉ミルクを販売したことで不衛生な水で溶かした粉ミルクを飲んだ乳幼児の死亡率が増加、自らが売った粉ミルクが子供たちの命を奪っていることに気づき、企業を訴えようとするセールスマン“アヤン”の姿を描いていた社会派ドラマ。パキスタンで実際に起きた事件を基に製作されています。
「サラエヴォの銃声」は、〈第66回ベルリン国際映画祭〉で銀熊賞・審査員グランプリを受賞した作品。ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボの伝統あるホテルを舞台に、1発の銃声によって交錯していく、ジャーナリストやVIP、従業員たちの人生を描写した人間ドラマです。