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音楽書架 企画(コラム&シーン)
※ 雑誌「CDジャーナル」およびムック「クロニクル」シリーズ掲載の掲載の「企画(コラム&シーン)」をお届けいたします。
真のパンクの時代が日本にもやって来た
SCENE(2)――第一次バンド・ブーム
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
パンクのDIY精神を“自主制作”で表現きっかけはやはりパンク/ニューウェイヴだった。80年代に入ってパッキリと時代が変わったわけではないし、何かが突然起こったわけでもない。俺は評論家になろうと思って音楽シーンをな……全文を読む»
想像力を刺激するとんがりポップの“気色良さ”
SCENE(3)――ニューウェイヴ〜ポスト・テクノ・ポップ
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
歌謡界に吹き荒れたテクノ〜ニューウェイヴ旋風♪テクノ テクノと草木もなびく シンセサイザーこねくりまわし 機械相手じゃつまらんだろよ、とツービート(ビートたけし)が歌ったとおり、1979年のYMO大ブレイク……全文を読む»
レーべル+アーティスト+聴き手の密接な結びつき
SCENE(4)――インディーズ・ブーム
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
誰もが自由にレコードを作れるようになった大きな意味で現在のシーンを作り出した元凶は80年代の日本流インディペンデント・シーンの隆盛と確立にあったと言っていいだろう。それは本誌の前回号『Vol.11968-198……全文を読む»
誰もがロッができ、誰でもレコードが出せる時代
SCENE(5)――第二次バンド・ブーム
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
送り手と受け手の境目がなくなった話は70年代に遡るが、当時の不良は肝がすわっていたんだろうな。遊ぶためにはそれなりのリスクが伴うものだという前提があって遊んでいた気がする。それだけ本当の遊び人は少なかった……全文を読む»
ジャンルを超えてつながろ身軽で柔軟な音楽性
SCENE(6)――DJ時代のロック
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
ギターの代わりにターンテープルとサンプラーを手に80年代中半、サブ・カルチャー方面の人々の間では話題になっていたDJカルチャーだが、それがロック・シーンにまで大きな影響を与えるようになったのは、言うまでもなく、80年代……全文を読む»
聴く音楽から消費する音楽へ
SCENE(7)――ロックの歌謡化〜J‐POPの時代1
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
確実に進行していたロックの大衆化ロックの歌謡化。これをロックの大衆化と解釈するならば、すでに60年代後半から始まっていたことになる。グループ・サウンズ隆盛期以降、日本のロックの原形が浮かび上がってくるまでについて……全文を読む»
“J‐POP”という名の器に何を流ー込むか
SCENE(8)――プロデューサーの時代〜J‐POPの時代2
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
J-POPの“J”に込められた意味J-POPという言葉はいつごろから一般的に使われるようになったのだろう。先日、カルメン・マキのディスコグラフィを調べていて、1979年のアルバム『ナイトストーカー』(OZ解散後のソロ作)……全文を読む»
既成の価値観を破壊ーながらも保つ“ポップな存在感”
SCENE(9)――オルタナティヴ勢台頭〜J‐POPの時代3
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
少年ナイフ、ボアダムスの“世界的”成功日本のロックは売れない。これ70年代じゃ常識。はっぴいえんどだろうがサディスティック・ミカ・バンドだろうが本当にたいして売れてない。それに対して英米のロックって意外……全文を読む»
バンド・ブームがもたらーた普段着感覚〜の“反動”
SCENE(10)――ヴィジュアル系の隆盛
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
“メイクをする”という行為が意味するものヴィジュアル系バンドについて原稿を書くにあたって、まずは10年ほど前に自分の記憶をさかのぼらせてみたい――1989年夏、都内新宿区の某所でXに初めて会った時のことを僕は思出している。……全文を読む»
“バンド・マシ゛ック”による偶発性を重視し、独り立つ
SCENE(11)――シンガー・ソングライターの復権
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
同時多発的に登場した“独りもん”たちの活躍衝撃的処女作は2年に一度やってくる。90年代の日本のロックーシーンは大きなうねりの中で、そんな奇妙な符合を見せてきた。未曾有のバンド・ブームは、やがてミュージシャンのより多様な形態での活動を育みな……全文を読む»
J‐POPの時代を語る上で欠かせない“青春応援歌”
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
“青春”とは、最近どうやら非常に、ひ弱なものになっているらしい。周囲から力一杯、応援し励ましてやらないと、すぐ拗ねて歪んでしまう。少子化の時代だから、放ったらかしにして自然淘汰に任せっきりにできないのだ。大切……全文を読む»
ハードの変換がもたらしたあるせ代の音
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
僕の生年は1967年。中学校の入学がちょうど80年になるのだけれど、もちろんその頃はアナログ・レコードで音楽を聴いていた。音楽雑誌とラジオから情報を得て、気に入ったもののアナログ・レコードを買い、自室のプ……全文を読む»
“渋谷系”の音楽が問いかけたもの
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
高校入学当時、何かと遊びやすかった“渋谷”を、“チーム”の奴らに占拠された。パー券とか売りさばいて問題になった人たちのことだ。同級生の美人でオシャレな女のコたちは、こぞってどこかしらのチームに属して、カ……全文を読む»
カラオケなしには生まれなかった“小室ファミリー”のヒット曲
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
70年代、夜のネオン街、酔っ払ったオジさんとスナックのママさんの無理なデュエットを連想させる酒場臭いアイテム“カラオケ”は、80年代末から90年代アタマにかけ、ヤングのごく普通の娯楽として急速に定着した。これは……全文を読む»
演奏者と観客の距離を近づけた90年代のライヴ・ハウス
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
1993年に“渋谷クラブクアトロ”で、ニューキー・パイクスとビヨンズのライヴを観て、これは凄いことになってるな、と思った。それまでも観客のモッシュ(註‥パンク系バンドのライヴで、観客が輪を作ってサウンドに合わせて踴ること)す……全文を読む»
世界の音楽をごたまぜにーたも“もうひとつのJ‐POP”
――【日本のワールド・ミュージック】
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
ワールド・ミュージックという言葉が世界のポップ・ミュージック市場で一般化しだしたのは80年代後半からであり、本稿のテーマである“日本のワールド・ミュージック”と呼びうるものが目立ってきたのも、主に90年代に入って……全文を読む»
頭と身体に同時に伝わる“何でわもアリ”な快感音楽
――【J‐POPの幅を広げたヒップホップ】
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
70年代中期にブロンクスで生まれたヒップホップというアート・フォームが日本に飛び火して20年近く経つけれど、その変遷を辿ってみると、それはラップ表現と日本語との格闘、既存の音楽シーンとDJ感覚によるサウンドのせめぎあ……全文を読む»
マーケット主導から、より自覚的・自発的な存在へ
――【女性シンガー・ブーム】
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
編集部から下命を受けたお題は“女性シンガー・ブーム”“ということなのだが、生物が雌と雄に分かれた時から女性シンガーは存在していたはずで、ブームとしてとらえるのはなんだかなあと思っていたのだ。それに、数だけ……全文を読む»
目覚ましい進歩を遂げた80年代以降の映像作品
――【J‐POPの時代の日本のロックを観る】
(ロック・クロニクル・ジャパンVol.2 1981-1999掲載)
MTVの成功が日本の映像作品を変えた80年代に突入以降、それ以前の音楽シーンともっとも変わったところと言えば映像絡みの話題である。それ以前がビデオもろくになく、ライヴを記録するなんていってもフィルムで撮るしかなく、……全文を読む»
スティーブ・バラカット
自分の感じている音楽を自然に表現──クラシックをベースにロックのビートが息づく楽曲
(CDジャーナル1999年12月号掲載)
自然なメロディ・ラインから直接的に伝わってくる躍動感と新鮮さ。スティーブ・バラカットの音楽をはっきりと特徴づけるそんなエッセンスに加え、そのピアノ・インストゥルメンタルから確実に伝わってくるもうひとつの魅力は、ある種の余裕……全文を読む»
プレイバック!ら・て・ん天国〜戦後日本のラテン音楽の魅力〜
(CDジャーナル1999年12月号掲載)
日本でも瞬く間に広がった戦後のラテン音楽のブーム今日“ラテン音楽って?”と聞かれても、一言では答えられないほど複雑な展開をみせているジャンルもめずらしい。キューバにはじまるラテン・アメリカ各国の、さまざまなリズムの交配合。そして日本……全文を読む»
フィフティーズの名花たちと大人のスタンダード・ソング〜50年代ジャズ・ヴォーカルの遺産〜
(CDジャーナル1999年12月号掲載)
“スタンダード”とはかつてのポップス・流行歌クラシック・ポップという言葉がある。もともとはニューヨークのDJ、リッチ・コナティが使いはじめた言葉だそうだが、いまではわりとあちこちで目にする。また、ロイ・……全文を読む»
ジャンルを越えアーティストのお薦めCD10枚
ジャンルのはざ間のポップなクラシック系アーティストたちをまとめてご紹介します。スティーブ・バラカットのインタビューを収録。
(CDジャーナル1999年12月号掲載)
音楽に耳を傾けるとき、いったい“ジャンル”とはどんな役割を果たすのだろう。ただ純粋に“音楽”の魅力に触れるためになら、あるいはそんなものはほとんど意味を持たないのかもしれない。もちろん、音楽にはさまざまなタイプがあり、そ……全文を読む»
アルゼンチン・タンゴの“現在”
(CDジャーナル1999年11月号掲載)
“タンゴの現在”などという言い方が、はたして適切であるか可能であるか、よくわからない。漠然と“現在”と括ったとき、そこには旧態依然たるものから実験的なものまで含まなくてはならないだろうし、メジャーからマイナー……全文を読む»
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https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
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Kaede 深夜のつぶやき
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