シンガー・JUJUの本質を堪能できるニュー・シングル「PRESENT」が到着!

JUJU   2009/11/18掲載
はてなブックマークに追加
シンガー・JUJUの本質を堪能できるニュー・シングル「PRESENT」が到着!
 30万枚を超えるセールスを記録した2ndアルバム『What's Love?』に続き、シングル「明日がくるなら JUJU with JAY'ED」も配信チャートを中心に大ヒット。すっかりメインストリームを代表するシンガーとなったJUJUからニュー・シングル「PRESENT」が到着。自分で詞曲を書かず、“歌手”に徹したかったという本作によって彼女は、歌うことの楽しさと意義を再確認したようだ。アコースティック・ジャズ・バラード「Everything Was You」、「Ex-Factor」(ローリン・ヒル)のカヴァーを含め、シンガー・JUJUの本質をたっぷりと堪能してほしい。



――「PRESENT」、素晴らしいですね。「明日がくるなら」に続き、ヒットの予感がビシビシ伝わってくるバラードですが。
JUJU(以下、同) 「ヒットするかどうかはわかりませんが(笑)。今回はね、私以外の人に曲を書いてもらいたかったんですよ。ここ最近は、詞・曲に携わっていた曲が続いてたんですけど、シンガー・ソングライターって言われるのには抵抗があって。ここで書いちゃうと、ホントにそうなっちゃうような気がしたんですよね」
――シンガー・ソングライターは嫌ですか?
「歌うのが好きなんですよ、やっぱり。契約を切られそうになったときに会社から“おまえは何をやりたいんだ?”って聞かれたことがあったんですけど、“歌を歌いたい”って答えたんですよね。歌詞や曲を書くのが本当に難しい作業だということは分かっていますからね(笑)」
――根本はシンガーである、と。
「そうですね。今回はまず、ディズニーさんから映画(『DISNEY'S クリスマス・キャロル』)のイメージ・ソングの話をいただいたんです。『クリスマス・キャロル』って、すごく大きい世界観を持った作品でしょ? そういう壮大なテーマで歌詞を書くのはおこがましいし、プロジェクト・チームを作って、トライしようと相談しました。で、私は歌うことに徹するっていう。そういう意味では、ちょうどいいタイミングだったかも」
――そうですね。歌い手として、この曲の印象はどうでした?
「仮歌の方が女の子っぽい歌い方だったから、最初は“これは無理!”って思ったんだけど(笑)、自分で歌ってみたらシックリきましたね。とにかく、歌ってると気持ちいいんですよ。先日、初めてライヴで歌ったんですけど、高い音が多かったり息継ぎするところが少なかったりするのに、歌っているとどんどん気持ちよくなってきて。ゴスペルっぽいところがあるというか、気分が上がってきて、ほんとに未来が変えられるような気になってくるというか……」
――歌詞もきっちり、『クリスマス・キャロル』の世界観と重なってるし。
「そうなんですよね。“上手いこと言うな”って歌詞が多し、やっぱり作家さんってすごいなって」




――(笑)。『クリスマス・キャロル』にはどんなイメージを持ってますか?
「子供のころは“ガンコじじいの話だな”って(笑)。大人になってからですね、その奥にものすごく深いメッセージがあることに気づいたのは。なんていうか、大人になると、自分にリミッターをかけちゃうことが多いと思うんですよ。“この年齢では無理だな”とか。でも、それは自分が思ってるだけで、いつからでも始められるんですよね」
――それはJUJUさんの実感でもある?
「そうですね。どんどん年は取りますが(笑)、たとえば6年くらい前に比べて、2オクターブくらい(音域が)広がってたり。やっぱり自分の心次第なんだなって思いますね。この曲も、人生に前向きに向き合うための応援歌になってくれたらいいなって」
――カップリングの「Everything Was You」はアコースティック・ジャズ系のバラード。いちリスナーとしては、「やっぱりJUJUは、コレでしょう!」って思いますけどね。
「お、そうですか。確かにジャズを歌ってるときって、どこにも力が入ってないというか、いちばんラクに歌えるんですけどね。〈PRESENT〉みたいな曲は、気合いを入れて歌う感じなので。ポップスになればなるほど、気を遣いますよね」
――だからといって、“ジャズに絞って”とは思わない?
「そんなことしたらブクブク太っちゃいますよ、ブラーンとしちゃって(笑)。もともとはジャズですけど、いろんな曲を歌いたいんですよね。ほら、カラオケ好きだから」
――(笑)。
「カントリーだけはちょっと無理かなって思うけど、それ以外の曲で自分が“いいな”って思えば、どんどん歌っていきたい。それにジャズをちゃんと歌えるのって、50歳過ぎてからだと思うんですよね。私の叔母がそうだったんですけど、人生の酸いも甘いも噛み分けて、水割りをカラカラやりながら、しゃがれ声で歌ってる姿にゾクゾクきてたので。私なんて、まだまだ甘ちゃんです」
――でも、今回のシングルで“歌”に焦点を絞れたのはいいことですよね。
「はい、久しぶりに歌手になれました。私は“歌うたい”がいいです」
取材・文/森 朋之(2009年11月)
最新 CDJ PUSH
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 魚返明未 日本の新世代ジャズを牽引するピアニストが、新たなトリオでアルバムを発表[インタビュー] みやけん 人気ピアノYouTuber 『俺のヒットパレード!』第4弾リリース!
[インタビュー] Billyrrom 注目の新世代バンドに聞く新章突入と〈HEADZ 〜NEW HOT WAVE〜〉出演への思い[インタビュー] 町あかりの歌謡曲・春夏秋冬 春のテーマは「ディスコ」!
[インタビュー] Arvin homa aya  実力派シンガーの話題曲 アナログで連続リリース[インタビュー] ジェイコブ・コーラー × kiki ピアノ 凄腕師弟コンビ
[インタビュー] 文坂なの \[インタビュー] 人気ジャズ・ピアニストが立ち上げた新レーベル 第1弾は田中裕梨とのコラボ・シングル
[特集] いよいよ完結!? 戦慄怪奇ワールド コワすぎ![インタビュー] you-show まずは目指せ、新宿制覇! 新宿発の楽曲派アイドル・グループがデビュー!
[インタビュー] 想像を超えた創造。タフでラフでラブな一枚 崇勲×ichiyonのジョイント・アルバム[インタビュー] 千住 明、オペラ・アリアをヴァイオリンで 千住真理子とともに20年以上前の編曲スコアを再録音
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015