9月19日の新潟公演を皮切りに、全5都市5公演が行なわれた
LOYAL TO THE GRAVE(ロイヤル・トゥ・ザ・グレイヴ)、
WINDS OF PLAGUE(ウィンズ・オブ・プレイグ)、
TERROR(テラー)、強力3バンドによるジャパン・ツアー。最終日、東京・渋谷 CLUB ASIAでの模様をレポート!
東京公演でのサポート・アクト、DOGGY HOOD$、
CRYSTAL LAKE、
FC FIVEによる演奏が終了。FC FIVEによるポジティヴ・ヴァイブスの余韻が残る中、我らが東京レペゼンLOYAL TO THE GRAVEが登場! ポジな雰囲気はそのままに、登場の瞬間から空気をがらっとタフに変えてくるあたりさすが! 彼らにしか成しえない、緻密にニュースクールとNYHCをミックスした独自の音楽性は、来日2バンドとのカップリングにぴったり。ダンサンブルなトータルモッシュコアで、ベテランの実力を見せ付けました。
続いて登場は初来日のWINDS OF PLAGUE。本国アメリカでは絶大な人気を誇る彼ら。1stアルバム『Decimate The Weak』の冒頭を飾るメロディックな楽曲「Anthems Of Apocalypse」からライヴはスタート。アートワークや、シンセを導入したエピックな楽曲から想像していたメタル然としたものとは全く異なる、破天荒かつ壮絶なステージングを披露し、舞台飛行者続出! さすがSeventh Dagger出身の激重ビートダウンを多用したモダンなモッシュコアと、メロディック・デスメタル/ブラックメタルをここまで違和感なく融合したバンドは類を見ません。なんといっても否応無しに目が行ってしまうのは、2008年より加入、すでにバンドのアイコンとも言える存在感を示している女性キーボード奏者Kristen Randall。豪快なヘドバンでの演奏はもちろん、楽器から離れヴォーカルも披露、客を煽りまくる姿がかっこよし! 10月28日に最新作『The Great Stone War』の
国内盤(DOOM-0018 税込\\2,100)発売が決定しているWINDS OF PLAGUE。見逃してしまった方はとにかくCDをチェックです!
そして米ハードコア界のカリスマ、TERROR登場。NYHC/クロスオーヴァー・スラッシュをモダンにビルドアップした、シンプルかつアンガー過ぎる楽曲が武器の彼ら。過去最高のラインナップとの呼び声高い現ラインナップで待望の来日。待ってましたとばかりに舞台飛行フリークたちが舞います。イントロでこれだけの人が飛ぶカリズマティックなバンドはそうそういないのでは? 1stアルバム『One With The Underdogs』より「Out Of My Face」でライヴはスタート、「One With The Underdogs」「Spit My Rage」と続き、盛り上がらない方がおかしい状態に! 「地元のハードコア・シーンをサポートすべし!」というヴォーカルScott Vogelの喝采MCを交え巨大サークルピットも出現。本日、いや本年最高の風速を記録。仮にTERRORが東京ドームでプレイすることがあったとしても、ドームクラスのサークルピットが見られるのでは?と思わせる究極のハードコア・ショウ。アンコールまで披露され、大団円を迎えました。