世界を魅了する8歳の歌姫、コニー・タルボット 『オーヴァー・ザ・レインボー』で日本デビュー

コニー・タルボット   2009/07/07掲載
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 英国の人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』に6歳で出場。決勝では惜しくもポール・ポッツに優勝を譲ったものの、その天才的な歌唱で大きな話題を呼んだ少女、コニー・タルボット(Connie Talbot)。2007年11月に発売されたデビュー・アルバム『オーヴァー・ザ・レインボー』は、英国で10万枚の売り上げを記録し、天使のような歌声と笑顔はYouTubeを通して世界に広がった。

 と、こうしてプロフィールを並べると、“スター気取りで生意気な子供”を想像する方も多いことでしょう。でも、コニーちゃんは違います。素直で純粋な、本当に“普通の女の子”。そう、誰よりも歌が好きで好きでたまらないということ以外は――。

 デビュー・アルバムが今年5月に日本で発売され、プロモーション来日したコニーちゃん(8歳になりました)のインタビューをお楽しみください。




――日本へようこそ。はじめて来た印象はどう?
コニー・タルボット(以下、同) 「とってもいい国! 素敵な人たちがたくさんいて、みんなすごく礼儀正しくて、フレンドリーにしてくれるの。来れて本当によかった」

――毎日TVやショーに出たり、たくさんのインタビューを受けたりと大忙しだけれど、疲れてない?
 「ぜんぜん平気。ときどき、ちょっぴりくたびれたかなって思っちゃう時があるけど、それは時差のせいでそう感じるだけで、お仕事のことで疲れているんじゃないわ。歌っているときは、いつでも楽しいから」

――歌は、どんなところが楽しい?
 「もう、とにかく全部楽しい! もちろん、いちばん楽しいのは実際に“歌う”ことなんだけど、それだけじゃなくて、歌っているとこんなふうに外国に来て、いろんな人たちに会うことができたり。そういうところも楽しいから、いつでもどこでも歌いたくて、どんどんsing,sing,sing,sing……歌い続けるの」

――コニーちゃんは、小さな頃からおばあちゃんに歌ってもらって、歌を覚えたのよね?
 「うん、二人で一緒に、ずーっと歌っていたの。何時間も何時間も何時間も……それは本当に素敵な時間で、おばあちゃんが亡くなった今も、思い出すと嬉しい気持ちでいっぱいになる。きっとその時、おばあちゃんも幸せだったんだろうな」

――おばあちゃんと一緒に、どんな歌を歌っていたの?
 「映画の『オズの魔法使い』に出てくる歌は、全部おばあちゃんと一緒に歌って覚えたの。なかでも〈サムホエア・オーヴァー・ザ・レインボー〉は二人のお気に入りで、いちばんの思い出の曲。だからオーディションの時も“おばあちゃんが天国から見ていてくれるから”って信じて、この曲を歌ったのよ」

――今は、誰から歌を習っているの?
 「とくに歌の先生っていうのはいなくて、誰にも習ったりはしてない。ママがたまに一緒に歌ってくれる、それぐらいかな」


――じゃあコニーちゃんは、歌を聴いただけで、誰にも習わなくても、すぐに覚えちゃうんだ。
 「そうね。新しい歌を聴いて、ちょっと歌ってみたりしているうちに、だんだんとその歌のことがわかってくる。そうすると、もうどんどん好きになって、好きになるからもっと歌っちゃう……みたいな。そういう感じで、いろんな歌を歌えるようになっていくの」

――“ここはこういうふうに歌おう”とか、そういうことはコニーちゃんが自分で考えるの?
 「うーん、とくにそうやって考えて、計画して歌うことはなくて、なんとなく自然に、流れに任せて出てくる。その歌が私のスタイル」

――そんなコニーちゃんの歌に対して、ママが感想を言ったり、アドバイスをくれることはある?
 「ママは“こう歌った方がいいんじゃない”とかは、全然言わないわ。私ことを認めてくれてるっていうか、“コニーが歌いたいように歌えばいいんじゃない”って言ってくれてる」

――今、コニーちゃんが憧れている歌手はいる?
 「レオナ・ルイス! それからシェイン・ワードの大ファンなの。あとは、ホイットニー・ヒューストンとか、マライア・キャリーの歌うスケールの大きなバラードが好き」

――だから今回のアルバムに、ホイットニー・ヒューストンの「アイ・ウィル・オールウェイズ・ラヴ・ユー」を録音したのね。
 「うん、この曲はアルバムの中で、私のいちばんの自信作。“おばあちゃんに捧げる曲”という形で録音したので、とってもいろんな思いが詰まってるの。将来もっと、こういう歌い上げるような曲を歌っていきたいって思うわ」

――じゃあ、歌手以外に、将来の夢ってある?
 「もちろん、将来も絶対に歌手でいたいんだけど、でも、もし叶わなかったら、お医者さんになりたいな。歌手になりたいっていうのと、お医者さんになりたいっていうのは同じ理由で、両方とも、人のことを幸せにしてあげられる、助けることができるのかなって思って。だから第2希望は、お医者さん」


――コニーちゃんは今、小学校に行きながら歌手の活動をしてるのよね。両立するのは大変じゃない?
 「歌手の活動は、学校が休みの日や期間中にやっているので、とくに苦労はしてないわ。ときどき休んじゃうこともあるけど、デビュー前と後とで、あまり生活は変わってないと思う」

――学校の友達は、コニーちゃんの活躍を知って、どういうふうに言ってくれてる?
 「友達はわりと自然に振舞っているっていうか、何ごともなかったような感じの顔をしているので、学校での生活もほんとに普通。ときどき、“学校休んで何してたの?”って聞かれることもあるんだけど、なんか自慢してると思われるのもイヤなので、あんまり詳しく言わないようにしているの」

――じゃあ、コニーちゃんがじつは、こんなに世界を旅して歌ってるって、全然知らない子もいるんだ!?
 「自分からはあまり友達には言わないので、もしかしたら知らない子もいるかもしれないわね」

――では最後に、日本のファンにメッセージを。
 「私のアルバムを聴いてくださって、ありがとうございます。私の歌が、皆さんのことを少しでも幸せな気分にしてあげることができたらいいな、と思ってます」



取材・文/原 典子(2009年6月)
Photo:(C)Piers Allardyce
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