デビュー30周年を記念した豪華なBOXが登場!――石野真子が30年を振り返る

石野真子   2008/03/25掲載
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 TV番組「スター誕生」を経て、1978年3月に「狼なんか怖くない」でデビューした石野真子は、今年でデビューから30周年にあたる。そんな彼女の作品を集めたBOXセット『MAKO PACK -Premium- [30th Anniversary Special Edition] 』が3月25日にリリースされる。「スター誕生」での歌唱シーンや、1981年8月の“さよならコンサート”の模様などが収録されたDVDが付き、さらにLPサイズの写真集や、デビュー時の宣伝パンフレット(復刻版)なども付属される本作。30年の活動を振り返ってもらいつつ、本BOXセットについて話を聞いた。




 「過去の歌や映像って本当に気恥ずかしいんですよね。観たいけど人前じゃ観られない。一人になって観させて〜って感じですね」
 こう言って初々しい笑顔を見せてくれるのは、今回デビュー30周年を記念してBOXセット『MAKO PACK -Premium- [30th Anniversary Special Edition] 』を発表する石野真子である。本作は、CD7枚にデビューのきっかけとなった「スター誕生」やサヨナラ公演など貴重な映像が収められたDVDを2枚、さらに写真やヒストリーなどを満載した豪華ブックレットなど、かつてスーパー・アイドルであり現在では成熟したアーティストである彼女の歩みを知る上でこれ以上にないBOXセットになっている。

 「30年といっても、もう30年なのか、という思いもあれば、まだ30年なのかって感じもするんです。あまり時の流れを意識せず、一日一日、目の前にあることを一つひとつ、一所懸命歩んできた結果なんです。いやもうホント、感謝の気持ちしかありません」

 作品の大半は、彼女がデビューして最初の引退をするまでの4年間のものが中心となっているのだが、寝る暇がないといわれていた当時のアイドル時代、彼女はいったいどんな日々を過ごしていたのだろうか。

 「じつは忙しすぎて、あの当時の記憶ってほとんどないんですよ。いや、多忙って意識もないぐらいに次から次に、やらなくちゃいけない課題が多かった。2ヵ月に1回アルバムを出していたから曲を覚えなくちゃいけないし、テレビは歌の仕事だけじゃなくドラマやコントもありましたからね。合間合間に楽屋で振り付けやセリフを覚えたり、もうホントにすごい時代でした。まあ、アイドルだからというわけではなくて、スタッフも含め当時は誰もがそんな状況でしたよね」

 とにかく生放送が多い時代で、彼女は時間に追われるように日々を過ごしており、なかには現在では考えられない、TV関係者からの無茶な注文もこなしていたという。

 「そうそう。水泳大会でリレーが終わった直後に、体がビショビショのまま〈ワンダーブギ〉を歌わされたり(笑)。でも、大変だったけど今となってはあの時の経験が活きていますよ。度胸は本当につきましたからね(笑)」

 では多忙な時代に彼女を支えていたものはなんだったのだろうか。

 「やはり、それは“歌”でしょうね。歌が大好きでこの世界に入って、歌っているときは本当に幸せだった。また、街角から自分の歌が聞こえてくるととても嬉しかったのを覚えています。うん。歌は私にとって原点ですね」





 復帰後、歌うことをあまりしなかった時期もあったが、2003年より自身で作詞をするなど積極的な音楽活動を始めており、もちろん本作品にも『自選集』として収録されている。

 「せっかくのBOXセットですし、昔の曲ばかりでなく、今やっている音楽も聴いて届いてくれたら嬉しいですよね。石野真子が“好きだった”ではなく、“好きです”にしたいですから(笑)。これから先も、お芝居も含めて歌に活かされるような表現活動をしていきたいですね」

 彼女はそう言うと、花が開くように可憐に微笑んだ。


取材・文/石塚 隆(2008年2月)



■石野真子コンサート〔昨日・今日・明日〕
【日程】 2008年3月25日(火)
【会場】 原宿クエストホール
【開場/開演】 18:00/19:00
【ゲスト】 山梨鐐平、染谷俊
【チケット】 追加立見券:6,000円(税込・立見)
全席指定:6,500円(税込)は完売
※お問い合わせ:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
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