ディプロ率いるメジャー・レイザー、自由な精神、ポジティヴなフィーリングがあふれる2nd『フリー・ザ・ユニヴァース』を発表!

メジャー・レイザー   2013/04/08掲載
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M.I.A.ビヨンセアッシャーなどそうそうたるアーティストに楽曲提供し、今年のグラミーでは最優秀プロデューサー賞にノミネートされるなど、ポップ・シーンにおいても強い存在感を示しているディプロが結成したジャマイカン・ミュージック・ユニット、メジャー・レイザー(Major Lazer)が4年ぶりに始動。新メンバーにウォルシー・ファイア(MC / セレクター)と、ザ・ジリオネア(DJ/プロデューサー)を迎え、エンタテインメント性の高いダンス・アルバム『フリー・ザ・ユニヴァース(Free The Universe)』を完成させた。
――メンバーを一新して、メジャー・レイザーが4年ぶりに活動を再開しました。
 ディプロ  「以前やっていた時は、自分が理想としているものの50%くらいのことしか表現できていなかった気がしたんだ。それで、誰かいい人を探していたところ、2人の顔が思い浮かんだんだよね。ウォルシーは、マイアミのレゲエ・ユニット、ブラック・チーニーの一員でもあって、以前M.I.A.の作品で共演したことがある。その頃から才能のあるアーティストだと思っていた。ジリオネアは、カリビアンの音楽に精通した人物と知人から紹介されて、実際に話してみるとオレにさまざまなことを教えてくれたんだ。彼らとなら以前できなかったことを表現できるような気がして、加入してもらったんだよ」
 ジリオネア 「全員、マイアミをベースにしていたこともあってか、すぐに意気投合したよ」
 ウォルシー 「本当、兄弟みたいな感じなんだ」
――いつ頃から3人で曲作りを?
ディプロ 「とにかく、最高な音楽を作ろうってスタートしたのが2年くらい前だったっけ?」
 ジリオネア 「誰が曲を作ろうという指示とかなくって、3人で集まったら自然と音楽を制作していったという感じなんだ」
 ウォルシー 「だから誰がリーダーというようなイニシアチブは存在しない。平等なユニットなんだよね」
 ディプロ 「そして完成したのが、昨年秋に発表したシングル〈ゲット・フリー〉っていう訳さ。ここからアルバムの全体像が見えてきた気がする」
――ちなみに、この曲ではダーティー・プロジェクターズのアンバー・コフマンをフィーチャーしていますね。
 ディプロ 「彼女の声が曲にマッチすると思ったから、登場してもらったんだよね」
Major Lazer - Get Free ft. Amber of the Dirty Projectors
――また、完成したアルバム『フリー・ザ・ユニヴァース』には、ブルーノ・マーズヴァンパイア・ウィークエンドのエズラ(vo)からワイクリフ・ジョンシャギーなど、多彩なアーティストがゲスト参加していますね。
 ディプロ 「古くからの知り合いだったり、突然アタックしてみたりとか、曲の世界観をよりよくしてくれる人に声をかけて参加してもらったんだ」
――楽曲を聴いていると、前作はジャマイカの音楽(レゲエやダンスホール)などをベースにしたエレクトロ・サウンドでしたが、今回はその枠にとらわれていない、シングルやアルバムのタイトルにもある通り“フリー”な感覚を聴くことができました。
 ディプロ 「前作では、ただジャマイカの音楽を取り入れたらそれでいいという思いがあった気がするんだ。でも、今回はジャマイカという国が持つフリーなヴァイブや精神を音で表現しようと思った。だから実は、前作よりずっとジャマイカンなアルバムになっているんだよ」
Jah No Partial(feat. Flux Pavilion)
 ジリオネア 「またフリーは、ポジティヴなフィーリングがあって、かつインスピレーションを与えてくれる言葉であると思うんだ。たとえハードな状況になったとしても、フリーな気持ちを持っていたら何とかなるというメッセージもこめて、このタイトルにした部分もあるよ」
Major Lazer“Watch Out For This(Bumaye)”(Official Lyric Video)
 ウォルシー 「アルバムのアートワークにもこだわりがあるんだ。実はデザイナーはメジャー・レイザーの4人目のメンバーでもあるんだけど。彼がアメリカン・コミックをイメージしたアートワークを描いてくれた。90年代のデジタル・ダンスホールって、そういう表現方法が主流だったから、オレたちもそれにインスパイアされたって訳さ」
――アルバム全体を通じて感じてほしいことは?
 ウォルシー 「ハッピーな気分になってもらいたいね」
 ディプロ 「今回のアルバムは、アートワーク同様コミックのような構成というか。起承転結があるエンタテインメント性に優れたものになっているんだよね。だからスリルと感動が盛りだくさん。まるで旅をしているような感覚を味わえる内容なんだ」
――これを聴くと、ライヴが楽しみになりました。昨年末の来日公演ではダンサーなどを交えて、かなりエンタテインメント性の強いステージでしたが、次のパフォーマンスではそれがさらに強化されたものを楽しめそうな気がします。
 ジリオネア 「そうだね。前回の公演ではカリビアン・ダンサーを呼んで、会場にブブゼラをばらまいたりとか、かなり楽しいステージだったと思う。これからもっともっと楽しくて、みんなをクレイジーにさせるショーをみせていくつもりだから」
 ディプロ 「今後もっと新しい音を追求して、よりみんなに楽しんでもらえるメジャー・レイザーを目指している。このアルバムで、新しいドアが開いたんだ」
取材・文/松永尚久(2012年12月)
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