CDJournal.comスタッフが選ぶ“2006年 私のBest5”

2007/01/19掲載
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時は既に1月下旬! 新年のうかれモードも落ち着きつつある今だからこそ振り返りたい「CDJournal.comスタッフが選ぶ“2006年 私のBest5”」を大発表! CDJスタッフが愛する2006年リリース作品の数々をどうぞご覧ください。
(1) パット・メセニー&ブラッド・メルドー/メセニー・メルドー
(2) コリーヌ・ベイリー・レイ/コリーヌ・ベイリー・レイ
(3) オリジナル・サウンドトラック/マリー・アントワネット(写真)
(4) セルジュ・ゲンズブールに捧ぐ
(5) フェニックス/イッツ・ネヴァー・ビン・ライク・ザット

(1)タイトル通り、現代ジャズ最高峰の2人による夢の競演が実現。透明度抜群、ガツンとやられました。必聴の一枚!(2)グラミー賞主要3部門にノミネートされてしまっただけに、2月の来日がおじゃんになってしまうのでは?と気がかりな毎日。(3)言わずも知れた豪華な面々によるサントラ。中でもダスティン・オハロランによるピアノ曲に心惹かれました。(4)2006年、ちょい悪オヤジブーム到来。その勢いと没後15年というまさに神業的(確信的)なタイミングでリリースされた、ちょい悪本舗セルジュ・ゲンズブールのトリビュート盤。意外なアーティストによる、意外性に注目。(5)2ndの完成度が高かっただけに、このアルバムで方向性が変わってしまったのが悔やまれます。それでもシングル「ロング・ディスタンス・コール」のリミックスはカッコ良かった、次の一手に期待。(酒)



(1) シザー・シスターズ/ときめきダンシン(写真)
(2) 綾瀬はるか/交差点days
(3) 渚ようこ×半田健人/かっこいいブーガルー
(4) スクラフィー/3tracks
(5) MAMALAID RAG/消えた恋

順不同。アルバムは再発モノを聴くことが多かったです。逆に、例年になくたくさんのシングルを聴いたので、その中から選びました。(1)ノリノリのディスコ・ビートとビビっとくるイカした邦題が素敵でした。(2)小林武史作曲&プロデュースで作詞には一青窈を起用、疑似マイラバの影を追わずにはいられませんでした。(3)仮面ライダー出身の半田健人がこんなに愉快な男だったとは! ナイスなキャラクターに参りました。(4)特にユニコーンの「すばらしい日々」のカヴァーが秀逸。(5)DVDが付属してるんですが、これが素晴らしい。(吉)



(1) CORNELIUS/SENSUOUS(写真)
(2) Spaghetti vabune!/GUITAR POP GRAND PRIX!
(3) フルカワミキ/mirrors
(4) ARCTIC MONKEYS/ホワットエヴァー・ピープル・セイ・アイ・アム、ザッツ・ホワット・アイム・ノット
(5) henrytennis/Eight Rare Cases

オアシス、くるり……いつになくベスト盤をたくさん買った06年。ビートルズの『LOVE』という核弾頭は別格として挙げてみた5枚はこんな感じです(順不同)。ヘッドフォンで1日1回服用する(1)。音が身体に染みこんでくるというか、とにかく気持ちよくて。コーネリアスのアルバムの中で1番好きなアルバムかも。(2)はギターポップの希望の光。日本のギターポップは、彼らがいる限り大丈夫。今でも何気に聴き込んでる(3)は、正直そこまで期待はしてなかっただけにやられた1枚。中学生の時に聴いていたら確実に人生を変える1枚になっていたと思う(4)。サマソニでは入場規制のため観ることができず、漏れてくる音を聴きながらビールを飲んだものです……(涙)。ポリリズムを駆使した、構築された音に耳を奪われがちだけど、実はメロディがものすごく美しい(5)。プログレとかポスト・ロックなんていう言葉だけじゃ括れない1枚です。(千)




(1) 324/REBEL GRIND
(2) Struggle For Pride/You Bark、We Bite(写真)
(3) RISE AND FALL & JOY/SPLIT CD-EP
(4) Megvinz/Megvinz
(5) トム・ウェイツ/オーファンズ

2006年によく聞いた5タイトル(順不同)を挙げた結果、攻撃的な音を出していても懐深く、ほんのり暖かな作品が並びました。(1)東京グラインダーズ!の真髄。VENOMOUS CONCEPTとのスプリットも良盤でした(2)もはや“音楽”を通り越してる(3)初期衝動とパンク愛にひりひりします(4)あえてMELVINS新作を選ばずにこちらを!(5)3枚連続で聴いても疲れさせない、飽きさせないさすがの実力に脱帽。その他映像作品では大島弓子的世界で田中泯が怪演、青が綺麗だった『メゾン・ド・ヒミコ』と園子温監督話の壊れたコメディ・センスに驚いた『時効警察』をオススメ。しかし、オダギリジョーのファンではありません。あしからず。(服)




(1) トリヴィアム/ザ・クルセイド(写真)
(2) マストドン/ブラッド・マウンテン
(3) マイ・ケミカル・ロマンス/ザ・ブラック・パレード
(4) キルスウィッチ・エンゲイジ/アズ・デイライト・ダイズ
(5) マーズ・ヴォルタ/アンピュテクチャー

デヴィッド・ギルモアとアイアン・メイデンはぜひ選びたかったが、やはりロック・シーンは若いバンドに盛り上げてもらいたいと思い、上記にした。期待していたトリヴィアムは、それをはるかに上回る快心の出来。コレが嫌いならそれはヘヴィ・メタルが嫌いだということだ。マストドンはブッ飛び具合が心地良く、マイ・ケミカル・ロマンスのメロディと構成力は病みつきになる。キルスウィッチ・エンゲイジとマーズ・ヴォルタはさすがの充実作だ。(敬)




(1) Struggle For Pride/You Bark、We Bite 
(2) Lemonheads/The Lemonheads
(3) D.L/THE ALBUM(ADMONITIONS) 
(4) The Advantage/Elf-Titled
(5) 2UP/Koushin-Funou desu.Mr.POWARO(写真)

“More Than Music”というか何と言うか、頭と体を直撃する(1)は問答無用のヘヴィ・ローテーション。涙がちょちょぎれる待望の復活作(2)は、Bill Stevenson/Karl Alvarezというネットワーク・オブ・フレンズな新メンバーの頑張り具合にまた感激。“給料日前日”というミクロの決死圏にいたため、来日ライヴを見逃してしまった(4)は 『ゲームセンターCX』と併せて楽しめばその味わいも2倍2倍。そして今年も素っ頓狂に爆裂のステージを展開してくれるでしょう、ハードコア・デュオ2up(アップアップ)の(5)。“倍速のFRICTION”は伊達じゃない、えげつなきサウンドに大コーフンでした。(星)



(1) DVD『時効警察』
(2) DVD『サマータイムマシン・ブルース』
(3) DVD『おいしい殺し方』
(4) ケラ&ザ シンセサイザース『隣の女』
(5) I'm From Barcelona『Let Me Introduce My Friends』


2006年は“CD < DVD”な年。上位3作のほか『ゲームセンターCX』、堺正章らの日テレ版『西遊記』もあったし。また、DTS仕様のDVDオーディオに生まれ変わったデペッシュ・モードの一連作も◎な出来。CDでは、ラジオ寸劇調のケラ版「DA.YO.NE」などにグッときた(4)や、ベルセバぽいスウェーデンの29人組(!)バンドの(5)が面白かったです。次点は、ミューズ、リリックス、Perfume、ネリー・ファータド、ジュエル、シークレット・マシーンズ、シカゴ、エミリー・シモン、INKなど。映画は日本、音楽は海外が優れた1年だったように思います。(徳)
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