今年4月に
HELLCHILDの初CD作品『...To The Eden』(1992)を
リイシューしたことを機に機に復活を遂げ、7月に発売された“長崎の
KREATOR”
TERROR FECTORの唯一作『Everlasting Hell Damnation』(1994)の
リイシューも好評を博している日本エクストリーム・ミュージック重要レーベルのひとつ「Ritual Records」。同レーベルが、デスメタリック・グラインドの金字塔、
ERODED『In』(1994)をリイシュー。貴重なデモ音源を多数収録した
2枚組ヴァージョン(RRJP-1373 2,300円 + 税)となって12月21日(水)に発売されます。
岡山のERODEDは、後にレイト90s〜00sを代表する世界的グラインドコア・バンド、324の中心人物として活躍することとなる山本将雄がかつて率いたバンド。オリジナルが1994年にRitual Recordsよりリリースされた『In』はその唯一のフル・アルバム。スラッシーなリフワークとデスメタリックな重量感、そしてウルトラ・ファストなグラインディング・ブラストをソリッドに融合させたサウンドからは、324のブルー・プリントとも言うべき部分も垣間見ることができます。
今回のリイシューでは、音源をリマスタリング。エクスパンデッド・ディスクには記念すべき1992年の1stデモと同年のプロモーション・デモをはじめ、THE EQUINOX、HELLCHILD、
MAGGOTY CORPSE、
MULTIPLEX、SATANIC HELL SLAUGHTER、TERROR FECTOR、TRANSGRESSOR、
VOIDDといった錚々たる面々と共に参加したコンピレーション・アルバム『To The Marrow 〜Japanese Deathnology 撹乱〜』のリリース・ライヴにて無料配布されたデモ、そしてかの米名門「Wild Rags Records」からリリースされる予定だったという未発表デモの全9曲を収録。『In』本編と併せ、ERODEDの歴史を総括する内容となっています。