今年1月に世を去った、鬼才にして伝説となった
デヴィッド・リンチの怪作『
デューン/砂の惑星』(84)が、テレビ朝日「日曜洋画劇場」版吹替え&ワイドスクリーンサイズ収録の“VHSソフト”で復活。300セットの完全数量限定で、7月15日(火)よりナイル大商店およびAmazonにて販売されます。
昨年5月の『
サスペリア』英国版VHS発売を皮切りに、『
ニューヨーク1997』英国版、さらには新作のビッグタイトルとして『
エイリアン:ロムルス』米国版がリリースされ、海外で大いに話題を集めているVHSソフト。VHS(ビデオ)が育んだ映像文化を題材にしたドキュメンタリー(2014年公開の『VHSテープを巻き戻せ!』や今夏公開の『キムズビデオ』)も製作されているこの熱気は、ついに日本へも波及。6月には『サスペリア』が日本発売され、注目を浴びたのは記憶に新しいところ。レコードやカセットテープなど、若い世代を含めたアナログ回帰ブームが巻き起こっている昨今、VHSを知る世代にとっても新しい世代にとっても、デジタルとは異なる、ノイズと質感をまとう風合いで新鮮な映像体験ができると言えるでしょう。
そんな中リリースされる、デヴィッド・リンチ版『デューン/砂の惑星』。“カルトの帝王”リンチが壮大な傑作SFを完全映画化した『デューン/砂の惑星』が、“時代逆行”のコレクターズ・アイテムとして、80年代の熱狂をVHSで蘇ります。
収録する音声は、テレビ朝日「日曜洋画劇場」で放送された日本語吹替版。
カイル・マクラクラン演じるポール役を担当した
松橋登(多くの作品で
ジュリアーノ・ジェンマを担当)のほか、
鈴木弘子、
小山茉美、
大塚芳忠ほか豪華実力派声優が集結し、悪役のハルコネン男爵は、『北斗の拳』(ラオウ役)などアニメでも大活躍した故・
内海賢二が担当。個性あふれる日本語吹替音声にて壮大なSF英雄譚をワイドスクリーンサイズで楽むことが可能です。
また、このリンチ版『デューン』が再び注目を浴びたのは、
ティモシー・シャラメが主演した
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による二部作の存在が大きな要因。11月からは前日譚ドラマ『デューン 預言』も配信されており、長くブームが続く中、ヴィルヌーヴ監督の第3弾『砂漠の救世主』も2026年公開予定とのアナウンスがあり話題を集めています。
その原作『砂漠の救世主』をいち早く映像化していると注目されているのが、TVシリーズ版『デューン 砂の惑星 II』。『砂漠の救世主』に該当するエピソード「示されし黄金の道」も、全編無料オンライン試写が実施中となっています。TVシリーズ版『デューン 砂の惑星 I&II』ブルーレイは、6月30日で日本販売終了を迎えるため、特別オンライン試写の申し込みにも注目です。詳細は、株式会社フィールドワークスの公式サイトをご確認ください。
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