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主演・佐津川愛実×監督・内藤瑛亮のホラー映画『毒娘』、ティザー・ヴィジュアル&特報公開

2023/12/21 12:37掲載
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主演・佐津川愛実×監督・内藤瑛亮のホラー映画『毒娘』、ティザー・ヴィジュアル&特報公開
 『ミスミソウ』『許された子どもたち』の内藤瑛亮監督の最新作『毒娘』(どくむすめ)の公開日が、2024年4月5日(金)に決定し、東京・新宿バルト9他にて劇場公開されます。主演を務めるのは、佐津川愛美。『惡の華』『血の轍』で知られる漫画家・押見修造がキャラクターデザインを担当しています。この度、このトリオが三位一体となって作り出した本作のティザー・ヴィジュアルと特報が完成。合わせて、場面写真5点が公開されました。

 本作は、2011年にインターネットの匿名掲示板で話題となった、ある新婚家族の出来事をモチーフとしたオリジナル脚本のホーム・パラサイト・ホラー。10代の女の子と新しく家族となる継母の関係を軸に、謎の少女“ちーちゃん”と家族の壮絶の争いを描いた作品。夫と娘と3人で中古の一軒家に越してきた萩乃(佐津川)。家庭に恵まれなかった彼女にとって、夢に見た幸せな家庭でした。しかしある日、外出中の萩乃に、娘の萌花の悲痛な声で助けを求める電話がかかってきます。慌てて帰宅した萩乃が目にしたのは、荒れ果てた我が家と洋服をずたずたに切り裂かれた萌花、そして萌花に馬乗りになって大きな鋏を握りしめた見知らぬ少女の姿でした。彼女の名前は“ちーちゃん”。かつてこの家に暮らしていましたが、ある事件を起こして町を去ったはずでした。彼女の存在は、一見幸せに見えた萩乃たち家族が押し隠そうとしていた“毒”を暴き出し、悪夢のような日々の幕開けを告げます。

 オリジナル脚本によるホラー・ムービーである本作を手掛けたのは、『ミスミソウ』や『許された子どもたち』など10代の子どもたちの生きづらさとその中でのサバイバルを、時に鮮烈に時に痛切さをもって描いてきた俊英・内藤瑛亮監督。内藤監督作品は、エンタメ性と社会性を両立し、煽情的なだけでなく現代日本の抱えた病理に食い込みながら描いたその手法は、これまで国内外で高く評価されてきました。そんな内藤監督が作り出す世界観に共鳴し、“ちーちゃん”のキャラクターデザインを担当したのが、思春期に芽生える少年少女の暗部を徹底的に描き出すことで知られる漫画家・押見修造。そして、本作で主演を務めたのが、世の不条理から生まれる屈折した感情やポップなギャグ要素を含む一方で、過激描写が物議をかもし、実写化不可能と言われた古谷実の問題作を映画化した『ヒメアノ〜ル』での好演も記憶に新しい佐津川愛美。微笑ましい日常の中に潜む狂気を描いた同作で、「陰」を際立たせながらも相対する「陽」を象徴する役柄を演じた佐津川が、今作でも、無邪気で悪意に満ちた少女“ちーちゃん”に立ち向かう主人公・萩乃を、さらに磨きがかかった演技力で繊細かつ力強く演じきっています。

 完成されたヴィジュアルは、内藤監督によるオリジナル脚本の着想となったネット記事の実際の投稿文を文字通り象徴するかのような戦慄が走るデザイン。まだ陽光が差し込む白昼の部屋の中で、洋裁はさみを手に持ち、返り血さえも同化してしまうほどの真紅の服を身に纏った“ちーちゃん”が、無惨に横たわった少女に馬乗りになっている姿が写し出されています。

 同時に公開となった特報では、ヴィジュアル同様、漆黒の長い髪に覆われた“ちーちゃん”の正面からの姿を見て取れることは出来ませんが、「気持ち悪いね」とつぶやく“ちーちゃん”の感情の欠片も感じさせない非情な声音は確認が出来ます。彼女は一体何者で、何が目的なのか……。どこにでもある長閑な一軒家で日常を営む家族の姿を背景に、「この家で幸せになることは〈ちーちゃん〉が許さない。」と打たれたコピーが不気味に尾を引く特報となっています。

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©『毒娘』製作委員会2024

『毒娘』
2024年4月5日(金)より、東京 新宿バルト9ほか全国公開
dokumusume.com
配給: クロックワークス
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