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アニメ映画「神在月のこども」2021年公開 デビュー10周年を迎えるmiwaが主題歌を担当

蒔田彩珠   2020/07/07 12:40掲載
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アニメ映画「神在月のこども」2021年公開 デビュー10周年を迎えるmiwaが主題歌を担当
 “島国の根”と書く神話の地“島根・出雲”を目指して駆ける少女の成長を描く、劇場オリジナル・アニメ「神在月のこども」が、2021年に全国公開。主題歌を歌うデビュー10周年のmiwaからのメッセージ動画が公開されています。

 日本各地で“神無月(かんなづき)”と呼ばれる10月が、出雲では“神在月(かみありつき)”と呼ばれる由縁。全国の神々が出雲に集い、翌年の縁を結ぶ会議を行なうという云われを題材に人々と神々、各地と出雲、そして、この島国の根にある“ご縁”という価値観をアニメーションに描く本作。主人公のカンナ役には『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で初主演を果たし、目覚ましい活躍を遂げる蒔田彩珠、神使の兎・シロ役には「鬼滅の刃」の珠世役、劇場アニメ『攻殻機動隊ARISE』の草薙素子役、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の真希波・マリ・イラストリアス役ほか数々の名演で不動の支持を得る坂本真綾、さらに、鬼の少年・夜叉役には『千と千尋の神隠し』のハク役、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の宿海仁太役、『聲の形』石田将也役など、時代を超えて愛される名キャラクターを演じる入野自由が務めます。

 公開されているmiwaのメッセージ動画では、主題歌を担当することになった経緯や、デビュー10周年を迎えての意気込み、主題歌制作時のエピソードのほか、主題歌に込めた熱い想いや本作の公開を待つファンに向けてのメッセージなどが語られています。

[コメント]
昨年パリのJapan Expoに初めて参加した時にライヴを見ていただく機会があり、そこで主題歌をぜひ!という夢のようなお話をいただきました。日本の情緒や魅力がたっぷり詰まった映画ということで、私もデビュー10周年を迎え新たなことにトライするつもりでこの話を引き受けさせていただきました。まだ出来立ての脚本やカンナのキャラクターの線画を拝見させていただき、カンナの気持ちになって曲を書こうと思いデモ制作に入りました。映画の制作と並行して曲作りをしたので、映画の雰囲気やアニメーションに合うように曲作りしていきました。また曲を聞いていただきその曲に合わせてアニメーションを制作していただいたりと、曲と映画が凄くマッチした作品になるんじゃないかなという風にワクワクしています。今、特にコロナの影響があり世界中で大きなイベントが中止になってしまったり、私たち音楽をやっている人にとってもライヴができない状況があったりと、何かと逆風に立たされていますが、日本の魅力を世界中の人に知っていただくことができるアニメーションという映画を通して世界中のファンと繋がることができるんじゃないかと思いますし、この作品に携われることをとても光栄に思っています。皆さんと一緒にこの音楽そして映画を作っていきたいと思います。ぜひ楽しみにしていてください!
――miwa

2019年の7月にフランスのパリで開催された欧米最大のジャパンカルチャーイベント、Japan Expoに参加した際、初心に戻る意気込みで多種多様な人が集まるフリースペースでのギター弾き語りLIVEを敢行し終えた後、楽屋に戻ったところで初対面の四戸プロデューサーらに声を掛けられました。
氏曰くたまたま会場移動中にmiwaのステージで足が止まり、LIVEを見て感動した、との事。20万人以上来訪する会場での予期せぬ出逢いにこちらも嬉しくなり話し込む中で、miwaが会場で歌った「ヒカリへ」を聴いて同氏たちが会社設立時、状況が似ている事から励みにしていたドラマ『リッチマン、プアウーマン』を思い出した、今立ち上げている映画の企画で音楽を作ってくれないか?というまさしくドラマのストーリーの様な展開に。帰国後再会し説明された「神在月のこども」の成り立ち、コンセプト、関わる方々の想いにすっかり魅了され、スタートアップから参加させていただける運びになりました。
そんな出逢いがあったパリの空の下で体験したLIVEやイベントで感じたのは、“世界は近い”、“人種や世代や性別なんて思ったほど関係ない”、そして改めて“日本の文化は素晴らしい”、という事でした。この映画はそのいずれも実証出来る作品になると思います。
miwaも今年でデビュー10周年を迎えました。今回の偶然の出逢いを必然にする為にも、音楽で作品に更なる彩りを加えられるように力を注ぎ込みたいと思います。

――吉竹直樹(ソニー・ミュージックレーベルズ)

昨年の春、弊社のプロデューサーの吉田くんから、「良い脚本があるから読んでほしい。」と開発中のシナリオを渡されました。それが、『神在月のこども』との出会いです。キャラクターの心情が手にとるように分かり、日本の原風景が次から次へと浮かびあがる、素晴らしい脚本でした。海外ライセンス班の蔡さんにも脚本を読んでもらったところ、親子の愛情というグローバルな価値観と日本固有の文化の映像表現に、心惹かれるという評価でした。その後、アヌシー国際映画祭でクリティカユニーバサルの四戸さんともご一緒する機会があり、作品について色々とお話しさせていただいた事が、『神在月のこども』に参画するきっかけとなりました。ABCアニメーションは、より多くの方々に常に斬新でかつ、挑戦的な映像作品をお届けすることを目指しています。『神在月のこども』は、まさにABCアニメーションの考えと一致した作品と考えています。すでに『神在月のこども』の特報については、夏休み時期にテレビCMとして放映することを決めています。またアヌシー映画祭でのピッチリレーにも参画し、すでにセールスを開始しており、目の肥えた海外のライセンシーの評価も高いと聞いております。
この静謐ながら色鮮やかな日本のアニメーションが、世界の多くの映画ファンに支持されることを確信しております。

――西出将之(ABCアニメーション 代表取締役社長)

こどもにとって、自分を作り上げるエピソード記憶は多ければ多いほど良いと、私は勝手に思っています。ケンカでもTVでも旅行でもなんでもいい、その中から滅多に経験できないことを味わって、ステキな思い出と感性をたくさん作ってほしい、そう願って、例えば我が子にはたくさん刺激的なものに触れさせてきました。こどもたちにとって最高の経験になるであろう『神在月のこども』。この映画から、ステキな思い出と感性がたくさんのこどもたちに残ることを願っていますし、自信をもって私たちは全国に届けたいと思っています。
今回、イオンエンターテイメントは本作の配給を行います。全国にある「イオンシネマ」でも当然ながら上映しますので、多くの地域でこの映画を楽しんでいただければ幸いです。

――小金澤剛康(イオンエンターテイメント取締役)


©2021 映画「神在月のこども」製作御縁会

「神在月のこども」
2021年公開
kamiari-kodomo.jp
配給: イオンエンターテイメント
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