今は無きクリエイション・レーベルの元オーナーで、同レーベル崩壊後はポップトーンズ・レーベルを設立し、様々なことで世間を騒がせた、アラン・マッギー。その彼が現在、イギリス・ノッティング・ヒルにて定期的に開催しているクラブ・イベントといえば“Death Disco”のこと。そんな同イベントと同じ名が付けられたコンピレーション・アルバム『Death Disco - Discotheque』が4月26日にUKにてリリースされることになりました。

　元々、同イベントが、UKロック、ポスト・パンク、ヒップホップ、ガレージ、ニュー・ウェーブ、ソウル、ダブ、レゲエなど、ジャンルレスなサウンドをかけるイベントなだけに、そのイベントの雰囲気をCDにて再現したという本作にも、ザ・リバティーンズ（写真は『リバティーンズ宣言』）、キンクス、モーターヘッド、リー“スクラッチ”ペリー、ニューヨーク・ドールズ、ザ・ポーグス、スモール・フェイセス、モダン・ラヴァーズなど、多種多様なサウンドを奏でるアーティストが混在。アラン・マッギーの趣味が大いに反映しているコンピ盤なだけに、アラン・マッギーが発掘したバンドに日々お世話になっている方は、昨年発売された“金とドラッグ”に満ちた生活を綴った回想本『クリエイション・レコーズ物語』と共に手にしておきたい代物です。なお、その詳しい収録予定曲は下記のとおり。

(01)「Roadrunner」（The Modern Lovers）
(02)「Up The Bracket」（The Libertines）
(03)「It's Gonna Happen」（The Undertones）
(04)「Victoria」（The Kinks）
(05)「Ace Of Spades」（Motorhead）
(06)「Killer B'」（Beachbuggy）
(07)「Better Scream」（Wah! Heat）
(08)「Trenchtown Rock」（Bob Marley And The Wailers）
(09)「Kill Them All」（Lee Perry）
(10)「Give Me Just A Little More Time」（Chairmen Of The Board）
(11)「Band Of Gold」（Freda Payne）
(12)「Tin Soldier」（Small Faces）
(13)「I Think We're Alone Now」（The Rubinoos）
(14)「You Love Yourself」（Glitterati）
(15)「Smash It Up」（The Damned）
(16)「Personality Crisis (Live)」（The New York Dolls）
(17)「Warrior In Woolworths」（X-Ray Spex）
(18)「Angels With Dirty Faces」（Sham 69）
(19)「Rapper's Delight (Single Edit)」（Sugarhill Gang）
(20)「Fiesta (Live)」（The Pogues）