砂浜や公園でジョギングしたり、ローラーブレードやスケートボードをする若者など、スポーティーでカジュアルな雰囲気を醸し出す、UNIQLO DRYのCM。このCMで流れているゆったりとした女性ヴォーカルの楽曲は、映画『風と共に去りぬ』の「タラのテーマ」の作者であるマックス・スタイナー作曲、パーシー・フェイス・オーケストラ演奏による映画『避暑地の出来事』の主題歌「夏の日の恋」をCM用にアレンジしたものになります。残念ながら、このCMヴァージョンの演奏者、音源化などについては不明です。　
　
　パーシー・フェイス・オーケストラによるオリジナルは、『STAR BOX〜パーシー・フェイス』（写真）をはじめとした、数多く存在するベスト盤に必ずといっていいほど収録されている代表曲。また、パーシー・フェイスの遺作となってしまった1975年発表のアルバム『夏の日の恋'76』には、ディスコ・アレンジによるヴァージョンを収録。発売当時大ヒットしたこちらのヴァージョンで、この曲を知った人も多いかもしれませんね。

　甘くてメロウなイージーリスニングという印象の強いパーシー・フェイスですが、非常に優れた作品が多いので聴いてみてはいかがでしょうか？ カフェ、ラウンジ・ミュージックなどが好きな人には、きっと気に入っていただけるかと思います。

CMが視聴できるサイトはこちら