布袋寅泰   2009/12/22掲載
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『MODERN TIMES ROCK'N'ROLL』 全曲解説


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01.「BORN TO BE WILD」
Originally Performed by STEPPENWOLF

アメリカのハイウェイをぶっ飛ばすバイカーたちのアンセムとしても知られる、ステッペンウルフのパワフルなロックンロール。布袋は切れ味バツグンのギターと、ホーンを導入したアレンジで、よりハードでファンキーにプレイ。地球規模で疾走するかのようなダイナミックなスケール感は、圧倒的なエナジーに満ちている。
●収録作品:『ザ・ベスト1200 ステッペンウルフ』

02.「テレグラム・サム」
Originally Performed by T.REX

グラム・ロックのヒーロー、マーク・ボラン率いるT.レックスのヘヴィでブギーなナンバーを、ミュート・ギターで音を刻みながらタイトなアレンジで聴かせていく布袋。比較的原曲に近い雰囲気を出しながらも、コズミックな音色のシンセが随所に入ることで、グラム・ロックの未来型といった印象すら受ける楽曲へとチェンジ!
●収録作品:『ザ・スライダー』

03.「ジョニー・B.グッド」
Originally Performed by CHUCK BERRY

“ロックンロール・レジェンド”、チャック・ベリーの鉄板中の鉄板ロックンロール。これまでにも数えきれない人たちがカヴァーしてきたこの曲を布袋は限りなくシンプルに演奏。そこにヴォーカル・エディットなどを駆使したアレンジを施し、フレッシュなナンバーへと昇華している。まさに、50sと現代感が絶妙にミックスされた1曲だ。
●収録作品:『ロックンロール・ミュージック』

04.「ハートブレイクホテル」
Originally Performed by ELVIS PRESLEY

“キング・オブ・ロックンロール”、エルヴィス・プレスリーのミッドテンポでグッと熱く聴かせるキラーチューン。それを、アーシーかつブルース・フレイヴァーたっぷりのアレンジでカヴァー。ヴィヴィッドなサウンドの上で繰り広げられる、シャウト気味のヴォーカルや、シブいブルース・スケールのギター・ソロも聴きどころ。
●収録作品:『エルヴィス・プレスリー登場!』

05.「すべての若き野郎ども」
Originally Performed by MOTT THE HOOPLE

70年代のグラムロック期に活躍したイアン・ハンター率いるモット・ザ・フープル。この曲は、盟友デヴィッド・ボウイが彼らに贈ったメロディアスなミッド・チューン。布袋は、ストリングスやコーラスを織り交ぜ、原曲を上回る、壮大な世界観をたたえたアレンジで聴かせる。切なくも熱いメロディが、より感動的に響くこと間違いなし!
●収録作品:『すべての若き野郎ども』

06.「BACK IN THE U.S.S.R.」
Originally Performed by THE BEATLES

ビートルズのハードなロックンロール・ナンバーとして知られる原曲を、ベーシックな雰囲気を残しつつ大胆にアレンジ。イントロのループを駆使したエディットは、クラブ・ミュージックのごとし。アゲにアゲてからヴォーカルが入ってくる感じは興奮もの。パワフルで躍動感溢れるサウンドに誰もがツイスト&シャウト!でしょう。
●収録作品:『ザ・ビートルズ』

07.「ALL DAY AND ALL OF THE NIGHT」
Originally Performed by THE KINKS

60年代のブリティッシュ・ビート時代に登場し、その後も音楽性を変化させながら活躍を続けたレイ・デイヴィス率いるキンクス。ブリティッシュ・ビート勢の中でも、ハードなギター・サウンドを聴かせていた彼ら の楽曲を、ホーンや飛び音シンセのエフェクトが入った、ヘヴィ・ロック的なアレンジでプレイ。かなりワイルド!
●収録作品:『ザ・キンクス』

08.「フランケンシュタイン」
Originally Performed by THE EDGAR WINTER GROUP

ハード・ロックからバラードまで、素晴らしい楽曲を作り続けた70年代ロック・シーンの雄、エドガー・ウィンター・グループ。彼らのファンキーでグルーヴィなインスト・チューンを、よりハードなアレンジでカヴァー。重ねに重ねたギター・サウンドのパワーに圧倒される。踊れるロックのカッコよさを再確認させられるナンバーだ。
●収録作品:『ザ・ベスト・オブ・エドガー・ウィンター』

09.「LOVE IS THE DRUG」
Originally Performed by ROXY MUSIC

80年代に入るとおしゃれな方向に進んでいったロキシー・ミュージックだが、70年代初期はバリバリのグラム・ロック・バンド。その当時の代表曲を、忠実に再現しつつブラッシュアップしたアレンジで聴かせる。ニューウェイヴ的な雰囲気、ブライアン・フェリーを意識したようなクセのあるムーディな歌声にも注目。
●収録作品:『サイレン』

10.「THE MODEL」
Originally Performed by KRAFTWERK

元祖テクノ・バンド、クラフトワークによるシンセがピコピコの淡々としたナンバーを、イキのいいロック・チューンへガラリとチェンジ! ギターを前面に押し出したスカ、ロカビリー色の強いアレンジはインパクト大。クラフトワークを西部劇の中に放り込んでしまうかのような発想は、まさに布袋ならでは。
●収録作品:『人間解体』

11.「SWEET DREAMS(ARE MADE OF THIS)」
Originally Performed by EURYTHMICS

アニー・レノックスデイヴ・スチュワートによるニューウェイヴ・ユニット、ユーリズミックスが放った、80年代の大ヒット曲。原曲の怪しげな雰囲気を際立たせていたシンセのフレーズを活かし、ザクザクしたギターをフィーチャーした布袋流のアレンジを披露。曲が進むに連れトランシーな空間へと誘われる、不思議な世界観を楽しめるぞ。
●収録作品:『スウィート・ドリームス』

12.「悪魔を憐れむ歌」
Originally Performed by THE ROLLING STONES

60代になろうが、いまだ現役バリバリ! 無敵のロック・バンド、ローリング・ストーンズが、サイケデリック華やかなりし時代の68年に発表したナンバー。パーカッションの入ったファンキーな原曲を、バンドでのセッション的な演奏でグルーヴィに聴かせる。布袋のヴォーカルもギター・ソロも熱い! これまたダイナミックなアレンジが痛快だ!
●収録作品:『ベガーズ・バンケット』

13.「SAILING」
Originally Performed by ROD STEWART

イギリスを代表するロック・シンガー、ロッド・スチュワートが、75年に発表し世界的な大ヒットとなったバラード。この曲を布袋は、最初はア・カペラから入り、アコースティック・ギター、コーラス、ストリングスと、徐々にスケールアップしていくアレンジでカヴァー。感動的な楽曲を、さらにグッとこさせる妙技はさすが。
●収録作品:『アトランティック・クロッシング』

14.「SUGAR BABY LOVE(NEW EDIT VERSION)」
(BONUS TRACK)
Originally Performed by THE RUBETTES

イギリスのバブルガム・ポップ・バンド、ザ・ルーベッツが74年に発表したナンバー。この曲は、布袋の92年のアルバム『GUITARHYTHM III』のアナログ盤に収録されていたが、今回はNEW EDIT VERSIONでお届け。ドゥワップ調の原曲のよさを活かした、ハッピーなムードのオールディーズ布袋ワールドをエンジョイできる。
●収録作品:『ザ・ベスト1200 ルベッツ』


文・土屋恵介
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