傑作『rapture』の勢いに乗り、シングルを3ヵ月連続リリース! 注目を集めるロック・バンド、UNCHAINのシングル第1弾

UNCHAIN   2008/11/04掲載
はてなブックマークに追加
 3月に1stフル・アルバム『rapture』を発表し、その音楽性が多方面で評価されたバンド、UNCHAIN。彼らが初の日本語詞による楽曲を3ヵ月連続でリリースする。その第1弾が11月5日に発売されるシングル「Across The Sky」だ。カップリングには毎回、インディーズ・デビュー前の楽曲のリテイクと洋楽のカヴァー楽曲を1曲ずつ収録。そこで、バンドの中心人物でもある谷川正憲(vo、g)に話を訊いた。



 UNCHAINは1996年、同じ中学に通っていた仲間同士が結成した京都発の4人組バンド。ソウルやR&Bの要素を取り入れたグルーヴィなロックが魅力で、主に楽曲を手掛ける谷川正憲(vo、g)はフェイバリット・アーティストにスティーヴィー・ワンダーを挙げる。もともとHi-STANDARDを熱心にコピーするロック少年だった彼は、スティーヴィーのどんなところに惹かれたのだろう。
 「聴く人を幸せにするあったかい声と、うねるような横ノリのリズムです。たとえばシャッフルでも、ハネようとしてハネるんじゃなく、ナチュラルに腰が入ってしまう感じが好き。僕らはいろんな要素を取り入れる雑食バンドなんで、もともと好きだったメロコアやロックにソウルやR&Bが侵食していくのは自然なことでした」 (谷川正憲、以下同)

 デビューから3年、UNCHAINは2枚のミニ・アルバムと1枚のフル・アルバムを発表した。とりわけ今年3月にリリースした初フル作『rapture』は、これまでの活動を総括する充実の内容だった。そしてこの秋、彼らは新たなチャレンジとして、初の日本語詞によるシングルを3ヵ月連続リリースする。
 「ライヴで歌うとき、聴き手にもっとリアルに伝わる部分が欲しいと思い始めたんです。もともとソウルって恥ずかしいくらい熱い言葉を暑苦しく叫ぶ音楽だと思うから、日本人がそういう意味のソウルに近づこうと思ったら、日本語のほうがより伝えやすい。ただ、日本語はいくらでもまわりくどい表現ができるだけに、言いたいことを確実に言わないと伝わらない難しさがある。やってみるまでは、まさかこんなに大変だとは思わなかったです(笑)」




 そんな試行錯誤を経て完成した第1弾シングル「Across The Sky」は、歌詞こそ日本語だが、UNCHAINらしさは失われていない。それもそのはず、サウンドには彼ら独自のスタイルが変わらずに息づいている。
 「ギターのメロディは歌の入るタイミングや詞の行間を考えて、“合いの手”をイメージして構築します。というのも、ギターのフレーズが一拍多かったり少なかったりするだけで、歌のメロディが引き立ったり死んじゃったりするから。僕がよく参考にするのがジャミロクワイで、あの音の絡み具合がひとつの理想。ロックで、ダンサブルで、ファンキーで、遊びのある感じが好きなんです」

 そしてカップリングの「Confidence of Mind」は、谷川曰く「若さゆえの勢いで斬新なことばっかりやろうとしてた」というインディーズ時代の楽曲。原曲の雰囲気とリズムを残しつつ、新たなフレーズを足してリメイクした。そしてもう1曲がオーストラリアのシンガー、レネ・ゲイヤーの「Be There In The Morning」。レア・グルーヴ・シーンで再評価されたソウルフルなナンバーで、カヴァーするには相当難易度の高い曲だ。
 「好きな曲のカヴァーは学ぶことが多いですね。コピーすることによってコード進行やメロディの乗せ方を研究できる。このコードは使ったことがあるとか、この転調はすごいとか、UNCHAINの次の曲からすぐにでも使えそうなアイディアが転がってて、それを見つけるのがすごく楽しい」

 第2弾、第3弾シングルでも“日本語詞”や“名曲(難曲?)カヴァー”といったUNCHAINの挑戦は続く。この秋、彼らの音楽性が成長する過程をじっくりと見届けたい。



取材・文/廿楽玲子(2008年10月)



【UNCHAIN Winter Tour 〜Resonance for〜】

UNCHAIN冬のツアーが決定!
11/23(sun)@札幌BESSIE HALL
【共演】 鶴
open/start 17:00/17:30
advance/door \2,500 / \3,000(1D別)
ticket/ 一般発売10/25
ぴあ:Pコード 305-588
ローソン:Lコード 15834
イープラス:http://eplus.jp/
info/ WESS 011-614-9999

11/27(thu)@仙台MACANA
【共演】 the chef cooks me
open/start 18:30/19:00
advance/door \2,500 / \3,000(1D別)
ticket/ 一般発売10/18
ぴあ:Pコード 305-506
ローソン:Lコード 29249
イープラス:http://eplus.jp/
info/ GiP 022-222-9999

12/06(sat)@福岡DRUM SON
【共演】 UNISON SQUARE GARDEN
open/start 18:00/18:30
advance/door \2,500 / \3,000(1D別)
ticket/ 一般発売10/18
ぴあ:Pコード 305-513
ローソン:Lコード 86951
イープラス:http://eplus.jp/
info/ キョードー西日本 092-714-0159

12/11(thu)@恵比寿LIQUIDROOM
【共演】 竹内電気
open/start 18:00/19:00
advance/door \2,500 / \3,000(1D別)
ticket/ 一般発売11/2
ぴあ:Pコード 305-130
ローソン:Lコード 74592
イープラス:http://eplus.jp/
info/ DISK GARAGE 03-5436-9600

12/17(wed)@名古屋CLUB QUATTRO
【共演】 DOES
open/start 18:00/19:00
advance/door \2,500 / \3,000(1D別)
ticket/ 一般発売10/25
ぴあ:Pコード 305-986
ローソン:Lコード 41940
イープラス:http://eplus.jp/
info/ JAILHOUSE 052-936-6041

12/20(sat)@心斎橋CLUB QUATTRO
【共演】 THE NOVEMBERS
open/start 18:00/19:00
advance/door \2,500 / \3,000(1D別)
ticket/ 一般発売11/15
ぴあ:Pコード 306-414
ローソン:Lコード 53853
イープラス:http://eplus.jp/
info/ YUMEBANCHI 06-6341-3525
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 不安や焦りや苦しみをポジティヴに変換していく 杏沙子、初のシングルを発表[インタビュー] 赤頬思春期 アコースティックでファッショナブル 噂の2人組が日本デビュー
[インタビュー] 聴く人を架空のリゾートにご案内――Pictured Resortの新作が誘う日常からのエスケープ[インタビュー] THA BLUE HERB、全30曲入り2枚組の大作でたどり着いた孤高の境地
[インタビュー] Moonの待望の新作『Tenderly』は、スタンダードからグリーン・デイまで歌うカヴァー集[インタビュー] 小坂忠、再発された70年代のアルバム『CHEW KOSAKA SINGS』と『モーニング』を語る
[インタビュー] Suchmos、WONKなどのコーラスを手がけてきた大坂朋子がSolmana名義でデビュー[インタビュー] 話題の公演“100チェロ”を東京で行なうジョヴァンニ・ソッリマが代表作を語る
[インタビュー] 山中千尋、ブルーノートとペトルチアーニへの思いを胸に、新作でジャズのキラキラした魅力を伝える[インタビュー] ハロプロ スッペシャ〜ル特別版 卒業直前! 宮崎由加(Juice=Juice)ロング・インタビュー
[インタビュー] “シティ”から“タウン”へ “けもの”のユニークな創作のひみつ[インタビュー] 音楽史上初めて登場した“ミニマル・ネイティヴ”のヴァイオリニスト、マリ・サムエルセンのDG専属契約第1弾ソロ・アルバム『マリ』
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
新譜情報
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015