トランスジェンダーの主人公と少女の絆を描き大きな話題となった『ミッドナイトスワン』(2020)で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた
内田英治監督が原案・脚本・監督を手掛けた最新作『ナイトフラワー』が、11月28日(金)に全国公開となります。この度、夏希(
北川景子)と多摩恵(
森田望智)の弾けるような笑顔が刹那的な本ヴィジュアルと2人が幸せを求めて危険な世界へと足を踏み入れる、スリリングな本予告が公開されました。
内田英治監督自ら“真夜中シリーズ”と銘打つ本作は、借金取りに追われながら東京へ逃げてきた母親が、2人の子供の夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていく衝撃のヒューマン・サスペンス。主人公・永島夏希を演じるのは国民的人気女優・北川景子。ほぼスッピンで顔を崩して大きく笑い、関西弁で捲し立て、泣きじゃくり、夜のネオン街を全力で駆け回るなど、今まで見せたことのない表情で強くたくましい母を熱演しています。北川演じる夏希のボディガードとしてシスターフッドを繰り広げる格闘家・芳井多摩恵役に、Netflixの『全裸監督』シリーズ、『シティーハンター』やNHK連続テレビ小説『
虎に翼』などで注目を集める森田望智。
また、共演に
Snow Manの
佐久間大介、そして本作で俳優デビューを飾る人気バンド、
SUPER BEAVERのヴォーカル・渋谷龍太。さらに、
渋川清彦、
池内博之、
田中麗奈、
光石研ら、個性的かつ魅力的な布陣が揃い注目を集めています。また、エンディング・テーマを世界的ピアニストの
角野隼斗(すみのはやと)が手がけることが明らかに。今後解禁される予定のその楽曲にも期待が高まります。
子供の前で、夏希が絞り出すような声で泣き崩れる、そんなシーンから始まった本予告編は、苦しい生活を送る母親・夏希(北川景子)と、孤独を抱える格闘家・多摩恵(森田望智)の2人が出会い、ドラッグの売人として生きていくことを決めた瞬間が切り取られています。危険な世界に足を踏み入れた夏希の思いはただひとつ「子供達に夢を見させてあげたい」ということ。その決意は固く、街の麻薬密売の元締めのサトウ(渋谷龍太)に「もっと稼ぎたい」と直談判まで。そんな夏希を値踏みするようなサトウの怪しい視線、そして「今がどれだけヤバイ状況かわかってんだろ!」と幼馴染の多摩恵を心配し声を荒げる海(佐久間大介)のセリフが、2人が後戻りできない状況であることを匂わせ、物語の緊迫感を煽ります。
本ヴィジュアルは、互いに孤独だった夏希と多摩恵が出会い、肩を組みながら、弾けるような笑顔で街を駆け抜ける一瞬が切り取られています。キャッチコピーに掲げられた「ふたつの孤独、ひとつの運命」という言葉と重なり合うことで、その笑顔がどこか刹那的にも見えるヴィジュアルに仕上がっています。また2人の笑顔とは対照的な、切ない表情で見守る海&冷徹な眼差しを向けるサトウの写真が加わり、胸の奥にざらついた気持ちを残します。
幸せを求めて暴走する、感涙のヒューマン・サスペンス、映画『ナイトフラワー』は11月28日全国公開です。是非今後の情報にご期待ください。
©2025「ナイトフラワー」製作委員会