幻想的かつ魅惑的な“ネットリ”ウィスパー・ヴォイスで話題を集める注目の宅録女子、
ボンジュール鈴木。4月に発売された1stフル・アルバム
『さよなら。また来世で』を記念した初のワンマン・ライヴを6月7日(日)に東京・渋谷club asiaで開催。チケットは見事ソールドアウト、大盛況の一夜となりました。
この日、ステージには溢れるほどの百合や薔薇が飾られ、ステージ中央には蔦が巻き付けられた白いアンティーク・アーチという、神秘的な世界観。DJがフェードアウトすると、白のロング・ドレスとヴェールに身を包んだボンジュール鈴木が登場。自身も大ファンというジャジィ・ヒップホップ・ユニット“
GEMINI”のAsuka Mochizuki(vn)を引き連れ、ライヴは「je ne sais pas pourquoi」からスタート。
「趣味はプラモデルを作ることと影絵っていう、暗い趣味なんですけど……」「私手作りの影絵がミュージック・ビデオに登場しています」というMCから、「羊曜日に猫ごっこして」「アゲハ蝶の破片と君の声」を続けて披露。中盤からは、今回のライヴのために召集されたサポート・メンバーとの6人体制でのバンド・ステージへ。ダンサブルな「キミと恋したいのです」、「5番目のPoupe'eコレット」、MVも話題となった「甘い声でちくってして」と、キラキラとしたダンス・タイムが開幕。会場はこの日一番の熱気に包まれました。
アンコールでは、これまで明かされていなかった制作時の秘話を語り、「あの森で待ってる」(TVアニメ『ユリ熊嵐』のオープニング・テーマ)を艶やかに歌い上げたボンジュール鈴木。今後その動きに注目です。
(Photo By ellenote photography)