2022年10月に発表された2ndアルバム『Stumpwork』を携えて行なった年末の初来日公演も盛況だった英サウス・ロンドン発の4人組バンド、ドライ・クリーニング（Dry Cleaning）が、未発表曲2曲、リミックス、デモ音源からなる最新EP作品『Swampy』を3月1日（水）にリリースすることを発表。同作よりタイトル曲「Swampy」と「Sombre Two」を先行配信、オフィシャル・ビデオを公開しています。

　「4AD」からのデビュー作『ニュー・ロング・レッグ』が全英4位を獲得し、2021年ラフトレード年間ベスト1位にも選出されたドライ・クリーニングの2ndアルバムは、再び名匠ジョン・パリッシュをプロデューサーに迎え、前作と同じウェールズの田舎のスタジオでレコーディング。家族、金、政治、自虐、官能といったテーマに対する感受性を高めたシュールな歌詞、そして作品全体に渡り、激しいオルタナ・ロックのアンセムがジャングル・ポップやアンビエント・ノイズと融合し、バンドが受けてきた影響の豊かさと彼らの音楽に対する深い造詣が伝わる全11曲を収録しています。ポスト・パンクのレッテルを剥がし、独自のサウンドを追求することでUKの同世代バンドの中でも異彩を放つ中、バンドは今年に入って北米ツアーを成功させ、ワールド・ツアーは再びヨーロッパおよびUKを凱旋します。

　今回発表された2曲は『Stumpwork』セッションの際にレコーディングされた楽曲で、EPには北米ツアーにも帯同したシャーロット・アディジェリー＆ボリス・パパルによる「Hot Penny Day」のリミックス、Nourished By Timeによる「Gary Ashby」のリミックス、「Peanuts」と題されたデモ音源を収録。また、バンドは先日迷子のカメについて歌った人気曲「Gary Ashby」のMVを公開しており、メンバーのフローレンス・ショウが参加したスリーフォード・モッズの新曲「Force 10 From Navarone」も話題をよんでいます。








Photo by Max Miechowski