高田渡 2007/04/16掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
60年代から活躍を続けたフォーク・シンガー
高田渡の突然の逝去から2年。かまびすしい現代のただなかから、彼が残した足跡を追い偲び、高田渡とその名曲を読み解く『高田渡読本』が本日発売になります。
その日常を追ったドキュメンタリー映画
『タカダワタル的』で若い世代からも注目を浴びた翌年、2005年4月16日、享年56歳でこの世を突然去った高田渡。関西フォーク・ムーヴメントの中心的存在としてアイロニカルな作風で注目を集め、武蔵野・吉祥寺を愛したことでも知られる高田渡の魅力をプロデューサーとして深く関わった小室等、そして息子である高田漣らが語ったインタビュー、音楽仲間である中川五郎、音楽評論家の天辰保文ほかによるエッセイ、
柄本明、
遠藤賢司、
なぎら健壱、
友部正人、
中川イサト、
ハナレグミらによる“寄せ書きアンケート”などの“証言”と、リリース時のレビュー付きで全アルバムを紹介するディスク・ガイド、「結婚」「系図」「ブラザー軒」「生活の柄」「告別式」「夕暮れ」といった代表曲6曲を採譜・収録。その魅力を読み解き、遺された名曲の数々が新たな生命を得て、彼を偲ぶ多くの人々のみならず、若い世代にとっても高田渡を“再発見”出来るムックが完成しました。吉祥寺で高田渡の影を追い求めたカラー記事も掲載しています。ぜひお手元に。