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ティアーズ・フォー・フィアーズ、17年ぶりの新作『ザ・ティッピング・ポイント』を来年2月に発表

ティアーズ・フォー・フィアーズ   2021/10/07 17:53掲載
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ティアーズ・フォー・フィアーズ、17年ぶりの新作『ザ・ティッピング・ポイント』を来年2月に発表
 「ルール・ザ・ワールド」「シャウト」などのヒット曲で知られる英国のデュオ、ティアーズ・フォー・フィアーズ(Tears For Fears)が2004年の『Everybody Loves a Happy Ending』以来、17年ぶりのオリジナル・アルバム『ザ・ティッピング・ポイント』を2020年2月25日(金)に発表します。アルバムからの1stシングル「ザ・ティッピング・ポイント」がリリースされ、ミュージック・ビデオが公開中です。

 メンバーのローランド・オーザバルは「このアルバムがうまく行くには、一旦全てにおいて間違わなければならず、その為に何年もかかりました。二人で力を合わせて、何とか完成させる事ができた。私たちは一心同体なバランスを手に入れ、それがとてもうまく機能しているんです」とコメント。カート・スミスも「ティアーズ・フォー・フィアーズのアルバムでは、このバランスがうまくいかないと、全体がうまくいかない」と同意しています。続けてカートは「簡単に言えば、ティアーズ・フォー・フィアーズの作品、そして人々がティアーズ・フォー・フィアーズのサウンドだと認識しているものは、私たち二人が同意してできたもの」とコメントしています。

 新アルバムの制作にあたりバンドは当初、前任のマネージメントに頼まれて、ヒット・ソングライターたちとチームを作り制作を始めました。しかし、この不本意な試みは、やがて失敗に終わってしまいました。ローランドは「結局、そのプレッシャーと緊張感が、マネージメントだけでなく、お互いを分断してしまった」と説明しています。新しいマネージメントに変えたことについてローランドは「突然、長い間で初めて、私たちがやろうとしていることを理解してくれる人がそばにいると感じました。私たちの味方になってくれる人がいると感じたのです。久しぶりに“これはやるしかない”と決心しました」とコメントしています。

 カートは二人の関係について「私たちのように長い付き合い、長く一緒に仕事をしていると、そこには家族のような絆が生まれます。だから、友情とは違うのです。また、結婚とも違う。文字通り、あなたの兄弟のようなものです。それは、本当に壊すことのできない絆です。時には、バラバラになることもあります。それは健全なことだとも思います。でも最後には、いつもまたお互いを見つけることができるのです」と語っています。

 今作には、ティアーズ・フォー・フィアーズの長年のコラボレーターであるチャールトン・ペタス、プロデューサー兼ソングライターのサシャ・スカーベックとフロリアン・ロイターが参加。アルバムからの1stシングルでタイトル曲の「ザ・ティッピング・ポイント」はローランド・オーザバルとギタリスト、ライター、プロデューサーであるチャールトン・ペタスが作曲し、バンド・メンバーとサシャ・スカーベック、フロリアン・ロイターが共同でプロデュースしています。

 ローランドは「シングル〈ザ・ティッピング・ポイント〉の制作は、私の最初の妻が重い病気にかかった時期と重なっていました。この歌詞は、誰かを見て、その人が生きているというよりも死に近づいて行く状態を待っているという内容です。そして、あなたの心の一部は、その人がその転換点を通過するのを望んでいるように感じます。なぜなら、彼らが煉獄にいる間、あなたも同様に煉獄にいるからです。歌詞の中に出てくる“The Tipping Point (転換点) ”にはそのような意味を込めています」とコメントしています。

 二人はニュー・シングルについて「この曲は、17年以上ぶりの新アルバムに収録されています。この作品では、ティアーズ・フォー・フィアーズのクラシックなプロダクションと心に響く歌詞を芸術的に組み合わせることが何よりも重要でした。私たちは、新旧のファンが同じように愛してくれる、現代的で時代を超越したレコードを作ったと信じています。早く皆さんに聴いていただきたいです」ともコメントしています。



Photo by Frank Ockenfels

ティアーズ・フォー・フィアーズ『ザ・ティッピング・ポイント』
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