ポール・マッカートニーがニュー・アルバム『
エジプト・ステーション』を携え、多くの
ビートルズ・ナンバーをセット・リストに含むコンサート・ツアーが始まり、10月末には来日公演を開催。改めてビートルズの楽曲が注目されるなか、ビートルズが1968年11月に発表した、通称「ホワイト・アルバム」と呼ばれるアルバム『
ザ・ビートルズ』が、発売から50周年を記念して11月9日(金)に再発されます。
いくつかの仕様があるなか、注目されるのは未発表音源を多く含むCD6枚とBlu-rayからなる完全生産限定盤の『ザ・ビートルズ スーパー・デラックス・エディション』(UICY-78856 19,500円 + 税)。Disc 1と2には、50年前にプロデュースを担当した
ジョージ・マーティンの息子である
ジャイルズ・マーティンとミックス・エンジニアのサム・オケルが手がけた最新ステレオ・ミックスを収録。Disc 3には、
ジョージ・ハリスンの自宅にメンバーが集まり録音された未発表曲を含むイーシャー・デモを収め、Disc 4から6はセッションズを収録。レコーディング・セッションから、ほとんどが未発表の50曲を新たにミックスされたものが収録されます。Blu-rayには、いずれも新たにミックスされた4種(ハイレゾ・ステレオ、DTS-HD マスター・オーディオ 5.1、ドルビーTrue HD 5.1、モノ)のアルバム音源を収録。日本盤のみSHM-CD仕様です。
また、メンバーによる手書きの歌詞やメモ、レコーディング・シート、解説、ポール・マッカートニーとジャイルズ・マーティンによる序文など、貴重な写真資料や膨大な文字資料等が掲載された164ページの豪華ブックレットをはじめ、ポートレート写真、ポスター、日本盤には英文ライナーと歌詞の対訳付。パッケージにはシリアル・ナンバーが入っています。
僕たちは陽を浴びた天井の世界で演奏するためにペパー軍曹のバンドを脱退した。そして地図を持たず、新たな方向を目指して始めたんだ――ポール・マッカートニー