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interview【シュローダーヘッズ】ボーダーレスな音楽性で人気のオルタナ・ピアノ・トリオがカヴァー・アルバムを発表!

Schroeder-Headz / 2011/12/06掲載
【シュローダーヘッズ】ボーダーレスな音楽性で人気のオルタナ・ピアノ・トリオがカヴァー・アルバムを発表!
 ジャズでもクラシックでも、ロックでもない。ボーダーレスにさまざまな要素を取り入れ、音楽シーンに新風を吹き込む、鍵盤奏者・渡辺シュンスケを中心としたオルタナ・ピアノ・トリオがシュローダーヘッズ(Schroeder-Headz)。 2010年のデビュー・アルバム『newdays』は、タワーレコードやヴィレッジ・ヴァンガードで爆発的ヒットを記録し、一気に注目を浴びた。そんな彼らの最新作『ピアノ・ア・ラ・カルト・フィーチャリング・シュローダーヘッズ』は、誰もが知っている名曲を中心としたカヴァー集。彼ららしい、スパイスのきいたお洒落で楽しいカヴァー曲が、ふんだんに詰まっている。
――話題のデビュー作『newdays』から、今回のカヴァー集までの間に、ライヴをしたりコンピ盤に参加されたり、かなり慌ただしい1年だったんじゃないですか?
 「そうですね。制作もそうだけど、人との出会いから始まって、それがどんどん繋がっていくのを感じながら過ごす、ジェットコースターのような1年だった気がします」
――今回のカヴァー・アルバムのプロデューサー、ヴィレッジ・ヴァンガードの金田謙太郎さんとの出会いも大きかったようですね。
 「僕のライヴを観てくださった時に、ピアノ・トリオなんだけど、マニアックすぎず、ジャズすぎず、またポップなところもあるのが凄くいいねって言ってくださったんです。そのフォーマットで、多くの人が知っている名曲をレコーディングしたら面白いものを作れるんじゃないかな……。というアイディアをいただいて、僕自身もカヴァーはいずれやりたいと思っていたので、ぜひこの機会に一緒にやりましょうと事がスムーズに進んでいったんです」
――ひと言でカヴァーと言っても、かなり幅広いジャンルからピックアップしていますよね。チャイコフスキーエリック・サティのようなクラシックから、「あおげば尊し」のような唱歌、またソウル・ミュージックやエレクトリック・ミュージック。そして、シュローダーヘッズの名前の由来であるスヌーピーで有名なコミック『PEANUTS』のテーマ曲ともいえる「ライナス・アンド・ルーシー」まで、本当に聴きどころ満載ですね。
 「とにかく、みんなが知っている曲で、あまり古臭くない曲を選びたかったというのが、最初にありました。〈ライナス・アンド・ルーシー〉はすでにライヴでもやっている曲。ハッピーで可愛い曲なんで、演奏もワーッとピアノ・ロックのように、楽しい感じで弾きまくりました(笑)。レコーディングも早かったですね。逆にアレンジやミックスに時間がかかったのは、DE DE MOUSEの〈baby's star jam〉かな。オリジナルのヴォーカル・トラックを使わせてもらいました。三人で一緒に録音してから、ピアノだけ重ねたり、最後にコンピューターに落として、自分でポスト・エディットして、切ったり、貼ったり、整理したり。ミックス作業にすごく時間がかかりましたね」
――そもそもエレクトリックな曲で、異質な感じもしますが、アルバム全体を通して聴くと、かなりなじんでますよね。
 「生なのか、打ち込みなのか、わからない感じにしたかったんですよね。とてもいい感じでミックスできたと思います」
――アルバムのラストに収録されている「あおげば尊し」も、心が揺さぶられるほどエレガントで美しいジャズのアレンジになってますね。
 「昔、『PEANUTS』のシュローダー君がオーディオのCMで、〈あおげば尊し〉を小さなピアノで弾いていたんです。それで、この曲を入れることを思いついたんですよね。みんなが知ってる名曲だし、ノスタルジックなピアノのこういう響きも好きだし、ぜひ入れたいなと。 もし、シュローダー君たちが、今の時代に大人になってバンドをやっていて、クラブで演奏していたら、この〈あおげば尊し〉をどういう風に演奏するかなと、想像しながら作りました。キュンとくる感じにエレガントさもあって、クラシックな雰囲気もジャズな感じも採り入れて、上手くごちゃまぜにできればなと思って。これもちょっと時間がかかりましたね」
 ジャケットでは、憧れのシュローダー君と初共演。そんなジャケット・デザインと同様に、リラックスしながら楽しい気分に浸れるカヴァー・アルバムである。
取材・文/島田奈央子(2011年11月)
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