特別対談:赤い公園×アップアップガールズ(仮)

赤い公園   2014/02/13掲載
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 変幻自在のオルタナティヴ・ロックで魅了するガールズ・バンド赤い公園と、攻め度700%の熱いライヴが信条のアイドル・グループ、アップアップガールズ(仮)が、“ROCK vs IDOL”をテーマにしたイベント〈QUATTRO MIRAGE vs @JAM vol.1〉で対バンライヴを行なう。赤い公園のメンバー、そしてアプガからは仙石みなみ古川小夏佐藤綾乃関根梓が登場し、4対4のスクランブル対談がここに実現! 一見タイプの全く違う両者と思いきや、歯車の噛み合いまくる奇跡が勃発。2月25日、対バンライヴに向けての前哨戦マッチをお届けです!
写真左から【アップアップガールズ(仮)】佐藤綾乃、仙石みなみ、関根梓、古川小夏
【赤い公園】歌川菜穂(ds,cho)、津野米咲(g,pf,cho)、佐藤千明(vo,key)、藤本ひかり(b)
「(アプガは)ライヴ映像を見る限り、もっとガツガツしてて、女子力のかけらもない人たちなのかなと思ってたんです(笑)」(津野)
――まずは、お互いの印象から聞かせてください。
津野米咲(以下、津野) 「私、アイドルが好きでライヴもよく行くんです。ハロー!プロジェクトの大ファンで」
アプガ 「そうなんですか!」
津野 「なのでみなさんが(ハロプロ)研修生だったのは知ってるんですが、まだ生でライヴを観たことがないんですね。ライヴ映像を見る限り、もっとガツガツしてて、言ってしまえば女子力のかけらもない人たちなのかなと思ってたんです(笑)。イントロの煽りから野蛮だし壮絶だし。でも今日会ったら良い匂いするし、ほんとにかわいくて、私が間違ってたんだって思いました(笑)」
アプガ 「ありがとうございます!」
古川小夏(以下、古川) 「アプガはガツガツしたコンセプトで曲を作ってもらうので、盛り上げる系の曲が多いんですけど、赤い公園さんはすごくいろんな曲調があって、しかも全部イメージが違って聴こえるから、曲ごとに別のグループのような感じがしてすごいなって思いました」
津野 「細かく聴いてくださって、ありがとうございます」
古川 「あと私、SMAPさんの〈Joy!!〉がめちゃくちゃ好きなんです。津野さんが曲を書かれてると知って、対バンが決まったときから嬉しくて。カラオケでメチャ歌います」
仙石みなみ(以下、仙石) 「楽屋でも歌うよね!」
古川 「私が大声で歌ってるので、サビになるとみんなで合唱です(笑)!」
津野 「嬉しい〜。(メンバーに向かって)頑張って赤い公園にも幸せな曲作るね(笑)」
関根梓(以下、関根) 「関根は、赤い公園さんの〈絶対的な関係〉っていう曲が頭から離れなくなりました」
津野 「お〜、ありがとうございます」
佐藤千明(以下、佐藤(千))  「ていうか“関根は”っていうんだ(笑)」
古川 「一応、小悪魔キャラなんですよ(笑)」
津野 「ウチの小悪魔担当は、ベースの藤本です。まあ、質の差は全然ありますけど(笑)」
――赤い公園にも小悪魔がいたんですね。赤い公園のみなさんはアプガの楽曲に対してどんな感想がありますか。
津野 「専門的なことになっちゃいますけど、音がすごく良いなって。家でレコーディングのチェックをするヘッドフォンがあって、それでアプガさんの音源を聴いたんです。シンセの音や打ち込みのドラムの音って、手を掛けないと、いくらでもショボくなるんですね。そこをいかに良い音に鳴らせるかがミュージシャンのこだわりでもあるんですけど、音に対する作家さんのこだわりを感じましたね。全然軽くないし、整頓されてるし、音圧もすごいし。さっき盛り上げるタイプの曲が多いって言ってましたけど、ちょっとずつノリも違うし、聴いてて、楽しいし気持ち良いです」
歌川菜穂(以下、歌川) 「私、〈SAMURAI GIRLS〉がメッチャ好きなんです。カッコよくてずっと聴いてます」
アプガ 「うわ〜、ありがとうございます!」
歌川 「仙石さんは好きな言葉が“侍魂”なんですよね。〈SAMURAI GIRLS〉は仙石さんのテーマソングなんですか?」
仙石 「ってわけではないんですが、私たちは、七人の侍で戦っていくっていう戦闘的なグループなので、ライヴという戦(いくさ)に行くぞっていう熱い気持ちを表現した曲なんです」
藤本ひかり(以下、藤本) 「なんだか仙石さんが付けてる星型の髪飾りが手裏剣に見えてきました(笑)」
津野 「これから仙石さんを“ラストサムライ”って呼びますね」
仙石 「嬉しいです! 私、“ニセ侍”とか“バカ侍”とか普段からヒドい言われようなので、“ラストサムライ”と言ってもらえて感動してます」
古川 「どっちかというと、みーこ(仙石)はチームで一番ヘボなタイプなんです(笑)。だから今は侍じゃなくて足軽扱いになってます」
津野 「降格したんですか(笑)」
仙石 「はい。へっぽこなので、足軽になっちゃったんですよ〜。でも心は侍で、武将目指して頑張ってます」
――では、アプガのライヴ映像を見て、惹かれたポイントはありますか。
津野 「まず、煽りですね。アイドルの方って、マイク1本、身体ひとつでお客さんを乗せるじゃないですか。それがすごいなって。煽りは前もって考えてるんですか?」
佐藤綾乃(以下、佐藤(綾)) 「あまり前もって内容を考えてるわけではなくて、高まる気持ちのままに言葉を発することが多いですね。会場のテンションを上げようと思って言葉で強いことを言ったりもするんですけど、お客さんとコミュニケーションを図ることを最優先してます」
佐藤(千) 「今までで“やっちまったー”って煽りはありますか」
佐藤(綾) 「噛み倒しました(笑)。自分でも何言ってるんだか分からないくらいヒドくて、そのときは最後にノリで“行くぞー!”ってごまかしました(笑)」
津野 「ウチのヴォーカルも、カッコいいこと言いつつ、最後に会場名を間違えるんですよ」
歌川 「都市の名前を間違えたりね。大阪なのに“名古屋〜!”って言ったり(笑)」
佐藤(千) 「やっちゃうんですよねぇ(笑)。私もみなさんの映像を見たんですけど、お客さんのハートを掴むのがお上手だなって。私、ドSなんで突き放すことしかできないんですよ。でも綾乃さんって、カッコいいことバーンと言ってお客さんを煽っても、ちゃんと最後はイイ感じの雰囲気に戻すじゃないですか。ツンデレのデレがある。対バンのときにそういうところを学びたいなって」
佐藤(綾) 「うわ〜、むっちゃプレッシャーです(笑)」
津野 「でもアイドルファンからすると、噛んだり間違えたりするのってたまらないんですよね。ちーちゃん(佐藤千明)が間違えたら“またかよ”って思うけど(笑)」
――仙石さんもライヴでの間違いは多いですよね。
古川 「いっぱいありすぎです」
仙石 「一番大事なラストの曲があるのに、“以上〜”って締めてハケそうになったり」
全員 「アハハハ」
仙石 「そういうのがしょっちゅうで、どれがヒドいか分からないレベルなんです」
藤本 「確かに、ドジッ子そうな顔をしていらっしゃる」
津野 「お前が言うな(笑)」
藤本 「いや、かわいらしいって意味で(笑)」
仙石 「そんなレベルじゃなく、ほんとに危険なんです。メンバーがヒヤヒヤして見てるレベルの人間です(笑)」
「以前、プロレスの大会にも出させていただいて。基本的に戦う人が好きですね。ジャングルに乗り込んでライオンと戦ったりとか」(仙石)
――(笑)。ちなみに、ちょっと話題を戻して。津野さんがハロー!プロジェクトで特に好きなグループは?
津野 「℃-uteさんです。ライヴも観にいくし、以前、ご挨拶させてもらったこともあるんです。あと、年末の〈COUNTDOWN JAPAN〉のとき、℃-uteさんが同じ日に出演したんですけど、自分たちの出番前なのにペンライト持ってムッチャはしゃいじゃって(笑)。ほんと大好きなんです。カッコいいですよね」
アプガ 「カッコいいです〜」
津野 「みなさん、憧れの方はいらっしゃいますか?」
佐藤(綾) 「私は、Berryz工房夏焼雅さん。独特の世界観がすごく好きです(ニヤニヤ)」
仙石 「私は、伊達さんと織田さん」
赤い公園 「???」
仙石 「あ、伊達政宗さんと織田信長さんです。武将として好きなんですけど。戦ってる人が好きです(笑)」
藤本 「プロレスラーとか?」
仙石 「はい。以前、プロレスの大会にも出させていただいて。試合を観るとワーッてなります。基本的に戦う人が好きですね。ジャングルに乗り込んでライオンと戦ったりとか」
――それ、死んじゃいますよ(笑)。
津野 「今、仙石さんが戦ってるものは何ですか?」
仙石 「己です」
赤い公園 「お〜」
津野 「完璧な答えじゃないですか。今の流れ考えてきました?」
仙石 「いえいえ。まず、へっぽこな自分と戦って倒していきたいです。私たちにとって戦うということは……」
古川 「(割り込んで)えっと、私も℃-uteさんがすごく好きで、鈴木愛理さんが大好きで……」
佐藤(千) 「でもちょっと愛理さんっぽいですね。ハキハキしてる感じとか」
津野 「ほっぺが似てる」
古川 「うわー、メッチャ嬉しい!」
アプガ 「えーー????」
――アプガメンバーから全否定入りました(笑)。
関根 「関根はですね〜、最近、憧れるのは犬で〜」
佐藤(千) 「出た、小悪魔(笑)」
関根 「好きなときに寝て、好きなときにご飯食べたいって鳴いて、好きなときに遊びにいって」
佐藤(千) 「何かあったんですか? 犬に憧れるって尋常じゃない(笑)」
津野 「ちなみにウチの小悪魔が憧れてるのは?」
藤本 「私も猫に憧れます」
関根 「ですよね〜」
――まさかの小悪魔同士のスウィング(笑)。せっかくバンドのみなさんとの対談なので、ギターをやってるアプガの佐藤さん、相談してみては?
佐藤(綾) 「はい。私、アコギを1年半くらい練習してるんですけど、全然弾けないんです。指が届かなくて」
津野 「手はそんなには小さくはないね……てかゴツい(笑)。ギターを弾くのに、楽をできる方法ってたくさんあるんです。ひとつのコードでも違う押さえ方で同じような音になるし。そうやって楽する方向でやると楽しいかも。ちーちゃんも最近アコギの練習を始めたんです」
佐藤(千)  「難しいですよね、アコギって。メッチャ手が痛いし」
佐藤(綾) 「そうなんです。腱鞘炎になりそうで」
佐藤(千) 「あ、そこまでは練習してないです(笑)。でも練習してるときに、無意識に顔がヤバいときありません? この間、練習をムービーで撮ってチェックしたら、アゴが前に出てることに気づいたんです。ヤバい、これは人前で弾けないって」
全員 (笑)
――自然と猪木になってたと(笑)。
佐藤(千)  「はい。アイドルさんなんで、アゴが前に出てたらマズいんで、そこは注意した方が良いかも」
佐藤(綾) 「出てたらどうしよう(笑)。今度、動画撮って観てみます」
津野 「でも、私も普段ギター弾いててモグモグしちゃうし。無意識のクセってあるよね。人に言えないクセってありますか?」
古川 「あります。私、ズボンに手をつっこんじゃうクセがあるんですよ。冷え性なんで。寝るときもやっちゃうし、普段、ジャージでレッスンやってるときも、無意識で手をつっこんでて、しょっちゅう怒られるんです(笑)」
佐藤(綾) 「私もクセあります。私、匂いフェチで、とりあえず手に持ったものは全部匂い嗅いじゃうんです。私、ライヴのあととか、足が超クサいんですよ」
津野 「そんなの言っちゃっていいの(笑)?」
佐藤(綾) 「大丈夫です(笑)。でも、意外とクサい匂いも大丈夫なんです」
歌川 「分かります! クサい匂いほど嗅ぎたくなりますよね」
古川 「えー、まさかの意外な盛り上がり(笑)」
(以下、佐藤と歌川で、しばし匂い談義が続く)
「赤い公園さんは平井堅さんの〈POP STAR〉をカヴァーされてるじゃないですか? あの曲を聴いたあとに〈絶対的な関係〉を聴いたんですけど、頭にカミナリが刺さったようなズガーンって衝撃を受けて」(関根)
――そろそろ音楽寄りの話に戻りましょうか(笑)。津野さんいわく「声が高級」な佐藤千明さんに、アプガから歌について何か聞いてみたいこととかありますか?
佐藤(綾) 「私、歌が苦手で、歌うのに必至になり過ぎて、自分の思ってる歌が歌えなかったりするんです。世界観を作るのとか、どうすれば良いですか」
佐藤(千) 「私も、自分が思ってるように歌を歌えたことって実は一度もないんですよ。世界観や表現力を高めたいときは、形から入るようにしてます。とりあえず髪をパーマにしてみたり、暗い色にしてみると、なんかオーラがありそうに見えるじゃないですか。あと身長が高いだけで、みんな“オーラがある”って勘違いするんです(笑)。なのでヒールを履いたりして、まずは形を作るようにしてます」
関根 「(いきなり)今、どんな形ですか?」
佐藤(千) 「えっ? 私の形ですか?? ヤバい、もう対バン始まってる(笑)?」
赤い公園 「負けるな〜(笑)」
佐藤(千) 「佐藤的に言ったら、今日はアネゴ的な形でいこうかなと思ってきたんだけど、割と今、関根にズタボロにされてます」
全員 (笑)
――関根さんが赤い公園を翻弄する展開になるとは(笑)。佐藤さんは、アプガの歌に対してはどんな印象がありましたか?
佐藤(千) 「 声が柔らかくて好きです。柔らかく音に到達してるというか、流れるように歌われる方たちだなと思って。すごく聴き心地が良いなと思いました」
アプガ 「ありがとうございます!」
佐藤(千) 「たぶん赤い公園は、私の声が固いんで、聴き心地は良くないと思うんですよ……」
関根 「いや、そんなことないです。メチャ気持ちよかったです。まさに〈絶対的な関係〉は……(全身をクネクネしながら喋る)」
津野 「……ずっと気になってたんだけど、小悪魔って言ってるわりには足全開ですよね(笑)」
古川 「すみません、隙を見せるタイプなんで(笑)」
佐藤(千) 「これも小悪魔の作戦なのか(笑)」
関根 「(話を聞かず)赤い公園さんは平井堅さんの〈POP STAR〉をカヴァーされてるじゃないですか? あの曲を聴いたあとに〈絶対的な関係〉を聴いたんですけど、頭にカミナリが刺さったようなズガーンって衝撃を受けて。声が違いすぎて驚いたんです。あの……低い音を出すときは、身体のどこに意識を持っていきますか?」
津野 「いきなりの技術的な質問(笑)」
佐藤(千) 「でも、もともと私は声が低いので、あまり苦労したことはないんです。低い声を歌うときは自然とアゴがしゃくれてるかもです(笑)。アゴがポイントです」
藤本 「アゴがアップアップしちゃうんだよね!」
赤い公園 「…………」
佐藤(綾) 「小悪魔だ〜(笑)」
古川 「惑わされた(笑)」
津野 「……ひかりには疲れる」
藤本 「こうやっていつもいじめられます(笑)」
関根 「分かります、関根もよくいじめられます」
(藤本と関根が立ち上がり抱き合う)
津野 「ちょっと、いつもウチらも頑張ってるよね」
古川 「私たちも関根のフォローに大変なんです」
(6人が手を取り合う)
――なんですか、この光景は(笑)。アプガと赤い公園のバランス感とても良いですね。
佐藤(千) 「なんか、関根さんと藤本、小夏さんと津野は近い感じがしますね」
津野 「小夏さんは、しっかりしてるように見えますけど、ドジッ子話はないんですか?」
関根 「全然しっかりしてないですよ」
古川 「コラコラコラ〜」
関根 「喋るときはボキャブラリー満載なんですけど、普段は抜けてて」
佐藤(綾) 「小夏は芸人気質です」
歌川 「あー、そういう感じする」
佐藤(千) 「タレントのSHELLYさんっぽいですね」
古川 「よく言われます〜。めちゃキャラ被るよねって。私、顔もハーフっぽいねって言われるんですよ。純日本人なんですけど。黙っとけばいいのに、喋りすぎちゃうところが似てるよねって。アハハハ」
アプガ 「…………」
「ライヴ1本1本に魂込めて戦ってる感じは私たちも負けないと思ってるので、私たちはバンドにしかできないことを見せて戦いたい」(津野)
――(笑)。そんな古川さんが、2月19日にリリースされるアプガの『セカンドアルバム(仮)』の初回限定盤でソロでジャケを飾ることになりましたね。
アップアップガールズ(仮)
『セカンドアルバム(仮)』初回限定盤
赤い公園 「(ジャケットを見て)カッコイイ!」
津野 「いや〜、カッコいいイメージしかないから、ドジッ子話は萌えますね」
古川 「でもほんと、そんなにしっかりしてないんです。ステージ上でも結構やらかして、次の曲を間違えてタイトルコールしちゃったり」
関根 「衣装のチャックが開いてたり」
赤い公園 「えー!」
アップアップガールズ(仮)
『セカンドアルバム(仮)』通常盤
佐藤(綾) 「小夏はドジッ子ってよりも、甘えん坊なんです」
佐藤(千) 「へー、そうなんだ」
関根 「楽屋でくっついてくるんです。よくくっつかれるのは佐藤で」
佐藤(綾) 「ほんとにイヤなんです」
古川 「コラー(笑)!」
佐藤(綾) 「ファンの人に、2人の仲を疑われ始めてるんですよ」
歌川 「あ〜、レズ的な(笑)」
赤い公園
『風が知ってる / ひつじ屋さん』
佐藤(綾) 「私は決してそういうタイプではないので」
古川 「私もだよ(笑)!」
全員 (笑)
古川 「でも私、かわいい女の子に弱いんですよね。かわいい店員さんに“これ良いですよ”って言われると買った方がいいかなって思うタイプで(笑)」
赤い公園
『絶対的な関係 / きっかけ / 遠く遠く』
歌川 「だまされやすいんですね(笑)」
古川 「かわいい女の子が好きなんです」
津野 「あ、関根がメチャメチャ引いてる(笑)」
佐藤(千) 「眉毛が困った形になってる(笑)。動物は好きだけど、人には引くんだ(笑)。そこも(藤本)ひかりと似てる」
関根 「嬉しい(笑)。あと、アプガにもうひとり破壊王・佐保明梨って強力なメンバーがいるんです」
津野 「どういう破壊ですか(笑)?」
関根 「空気も壊すし、物も壊すし」
歌川 「最強の破壊王がいるってことだ」
古川 「結構危ないです」
藤本 「マークしておかないと」
関根 「黄色担当の子です」
――先日もイベントで佐藤綾乃さんが破壊王の被害をくらいましたね。
佐藤(綾) 「アプガって、お祝い事があるとき、いつも破壊王のパイ投げを受けるんです。パイといっても、スプレーの泡が紙皿に乗っかってるだけで、それが顔面直撃して、めっちゃ痛かったです(笑)」
古川 「泡と紙皿じゃクッションにならないですから、ダッシュしての平手打ちですね(笑)」
関根 「赤い公園さんも、対バン記念でぜひ!」
歌川 「え、誰か投げられるの?」
津野 「絶対(歌川)菜穂だよ(笑)」
歌川 「いやだ!」
佐藤(千) 「私、誕生日1月だったから受けます。パイ投げ受けて立つ気です(キッパリ)」
全員 「うぉ〜〜(笑)!」
古川 「ドSだと思ってたのに意外とそっちですか(笑)?」
――さてさて、2月25日の対バンで、お互いのどんなところを盗みたいですか?
津野 「こっちは、音楽のキャリアで言ったらみなさんより遅いんです。私たち高校の先輩と後輩で2010年に結成して、オリジナル曲を作り始めたのはもっとあとなんで。まだまだ新人で分からないことまみれなんですね。さっきの話でいえば、衣装のチャックが開いてるのに気づくのも、それだけ余裕があるってことじゃないですか(笑)。場数を踏んできたアプガさんのすごさをたくさん盗みたいなと思います」
関根 「関根は、赤い公園さんの曲ごとに変わるオーラ、表情を早く見たいです。まだ映像でしか見たことのない豹変していく姿を、同じくいろんな曲を表現するものとして、早く生で感じてみたいです」
佐藤(千) 「お、関根が良いこと言った」
関根 「アハッ」
――(笑)。では、最後に対戦への意気込みをお願いします。
古川 「私たち、バンドさんとのコラボはありましたけど、ガチの対バンは初めてなんです」
津野 「私たちもアイドルとの2マンは初めてです。普通なかなかないですよね。今日、話してて思ったんですけど、ライヴ1本1本に魂込めて戦ってる感じは私たちも負けないと思ってるので、私たちはバンドにしかできないことを見せて戦いたいですね」
古川 「私たちは楽器は持たないですけど、歌とダンスと自分たちの持ってるものを全部活かして毎回戦ってきてるんで、赤い公園さんに、少しでも良い刺激を与えられるように頑張ります」
津野 「お〜、刺激ください。私たちも与えられるように頑張ろう」
佐藤(千) 「負けないようにね」
関根 「(唐突に)ところで佐藤さん髪の分け目変えましたよね?」
佐藤(千) 「今、そうくるのか、小悪魔め〜(笑)」
取材・文 / 土屋恵介(2014年1月)
撮影 / SUSIE
QUATTRO MIRAGE vs @JAM Vol.1

■ 2014年2月25日(火)
東京 渋谷 CLUB QUATTRO

〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町 32-13-4 5F
03-3477-8750

出演: 赤い公園 / アップアップガールズ(仮)
開場 18:00 / 開演 19:00
前売 3,500円 / 当日 4,000円(税込 / 別途ドリンク代500円 / 未就学児入場不可)


[お問い合わせ]
QUATTRO MIRAGE
www.club-quattro.com/



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