田中フミヤが7年ぶりとなるソロ名義でのニュー・アルバム『Unknown 3』を発表!

田中フミヤ   2008/12/05掲載
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 『Unknown Possibility Vol.2』以来、実に7年ぶりとなるソロ名義でのニュー・アルバム『Unknown 3』を発表した田中フミヤ。立体感のある瑞々しいグルーヴと、繊細に配置された豊かな音色、アーティストとしての濃密なバックボーンがあるからこそできる“自然体”ともいうべき、鮮烈な魅力を放つトラックが収められた今作について話を訊いた。



 15年以上の長きにわたり、テクノ・シーンの第一線でDJ/プロデューサーとしての手腕を遺憾なく発揮している田中フミヤが、7年ぶりに本人名義でのアルバム『Unknown 3』を発表した。
 「去年に田中フミヤ名義でリリースした『Via』(自身のDJプレイを収録/解説したDVD)と『Mur Mur -Conversation Mix』(DJミックスCD)が完成して、やっと自分のオリジナルの作品を作れる時間がとれたので。自分名義だからみたいな気負いは特になくて自然な流れで」


 では、このアルバムに作品に収録された楽曲群には、何らかの基準はあったのだろうか。
 「基準があるとすれば……聴いて“オモロい”っていうのがそうかな(笑)。統一感とかって意識は全然なくて。色々やったから、曲のアイディアが被らへんようにしたり、違うグルーヴや出音の曲を入れるようにしたり。アルバムに向けて楽曲を制作したって明確な線引きはなくて、レコーディング自体はずっとやってて、その流れで今回アルバムとしてまとめるにあたって、CDでリリースすることや、アナログは12inchでのリリースになることなど、いろいろな条件の中で、曲自体は纏めやすいモノから順に形にしていって。その中から今いいんやないか、形にできてるんやないかって思えるものを今回アルバムという形でまとめた。今回収録した曲の中から何曲か、アナログ12inchでもリリースします」





 また、半野喜弘とのDARTRIIXなど、共作という方法も採用してきた彼だが、そういった経験のフィードバックも今作では強く反映されたという。
 「誰かと音楽を作るっていう楽しみは半野さんとの制作で分かったし、誰かと作ればその組み合わせでしか出来ないこともあるし。今回のソロ作のように自分一人だからこそ出来る音もある」
 また、ディジリドゥ奏者のGomaやピアニストの中島ノブユキの構築した生音をエディットしトラックに組み込むといった手法などにより、これまでにも垣間見えたオーガニックなテイストを感じさせる。


 本作は自身の作品をリリースしてきた“とれまレコード”、そして半野喜弘との“op.disc”ではなく、新たに立ち上げた新レーベル“Sundance”からリリースされる。
 「“op.disc”はカチッとコンセプトを決めて制作を進めてるレーベルで、“とれまレコード”は10年以上やってきた厚みやカラーがある。そういう活動の中で自分自身あまりカチッと決まってなくて、フレキシブルに動けるレーベルがあってもいいなって。それではじめたのが新しいレーベル“Sundance”。リカルド・ヴィラロボスやブルーノ・プロンサートと一緒に作った曲など、ソロ以外の作品もアナログ12inchでリリースします」
 新たな展開をみせる彼の動きから、今後も目が離せない。



取材・文/高木晋一郎(2008年11月)



【Fumiya Tanaka 『Unknown 3』Release Tour】
12月5日(金)Club Mago 名古屋
12月6日(土)Praha 新潟
12月12日(金)World 京都
12月13日(土)Troop Cafe 神戸
12月19日(金)Freedom 大分
12月20日(土)Club Add 仙台
12月22日(月)Mars 岡山
12月26日(金)Sunsui 大阪
12月27日(土)Unit 東京
12月31日(水)Liquidroom 東京
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