【IS TROPICAL】2ndアルバム『アイム・リーヴィング』を発表! テーマは70年代初頭のサイケ・ミュージックとブリット・ポップ

イズ・トロピカル   2013/05/15掲載
はてなブックマークに追加
 Kitsuneの強力大型新人として、若さ爆発なパンキッシュ・エレポップ・サウンドが注目されたロンドン出身のスリーピース・バンド、イズ・トロピカル。最新セカンド・アルバム『アイム・リーヴィング』は、今まで彼らを知らなかった人……とりわけブリティッシュ・ポップが好きな人にこそ聴いてほしい作品だ。前作『ネイティヴ・トゥ』から約2年の歳月は、彼らにいかなる意識変革や成長をもたらしたのだろうか。
 メール・インタビューを行なったところ、彼ら3人の意見をまとめたという答えが返ってきた。
イズ・トロピカル『アイム・リーヴィング』 (Traffic / TRCP-119)
――アルバムを作り終えてみて、前作からさらに成長した自分たちを音にすることができた、という実感はありますか?
 「レコーディング知識に関してはみんな成長してるよね。(プロデューサーの)ルーク・スミスはすごい先生だよ! ファーストの時は、僕らはまるで闇の中にいたようなもので、むやみにノイジィなコラージュっぽくなるまでトラックを重ねていっただけだからね」
――プレス資料には、今作は70年代初期のサイケとブリット・ポップをテーマに制作された、と書かれています。思い入れのあるアーティストがいたら教えてください。
 「(ラヴのリーダーである)アーサー・リーはブッ飛んでるよね。だって彼が『Forever Changes』を書いたのが19歳の時だっていうんだから。あのアルバムのアレンジやコード進行は誰にも真似できないよ。(そのほかには)キャプテン・ビーフハートトラフィック、それにエレクトリック・プルーンズ……みんなに影響されたよ」
――では、90年代のブリット・ポップはどうでしょうか?
 「90年代のUKにいたから、アイスクリーム、トラックスーツ(ジャージ)とブリット・ポップのもとで育ったのは間違いないよ。でも、それらのどれもが僕らの音楽に不可欠なものとは思わないで欲しいね」
――90年代のブリット・ポップに限らず、あなたがたはブリティッシュ・ポップの遺伝子を継承しているバンドだと思うのですが。
 「そうだね、その意見が真実に近いと思う。このアルバムではブリティッシュなサウンドである事をすごく意識したんだ。ルーク・スミスが僕らが持つ背景を見事に表現してくれた。ギターとドラムのサウンドがそれを成し遂げるためにすごく吟味されたんだよ」
――サウンドは多彩でありながらも、あなたがたの曲はどれもメロディが印象的なものばかりです。やはりメロディは大切にしているのでしょうか?
 「メロディが僕らが曲を書くときにもっとも大切に考えてるものだね。たまに2つか3つの相性のいいメロディを繋げて仕上げる曲なんかもあるけど。このアルバムではメロディがより立つようにいろんな要素を削ぎ落としたりしてるんだ」
――アルバムのプロデューサーとして起用されたルーク・スミスは、フォールズデペッシュ・モードとの仕事で知られていますが、あなたがたもデペッシュ・モードに思い入れはありますか?
 「デペッシュ・モードは間違いなくエレクトロというジャンルの創始者的バンドで、何十年にも渡ってそのスタイルをちゃんとキープしてる。称賛に値するよ。ヴィンス・クラークは(デペッシュ・モード脱退後も)ヤズーとか、僕らのお気に入りのパーティ・ソングをいくつか作っているし」
――来日の予定はありますか?
 「日本には出来る限り早い時期に行きたいと思ってる。今まで東京でやった2回のライヴはホント楽しかったからね。日本のファンのみんながアーティストを応援しようと身につける知識や情熱にはすごいものがあるね」
――では、そんな日本のファンにメッセージを。
 「ハジメマシテ(原文ママ)! イズ・トロピカルはまさに今あなたたちの事を考えてます、そしてホントすぐに会いたいと思ってます!」
取材・文 / 小暮秀夫 (2013年5月)
最新 CDJ PUSH
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[特集] ジョージ・ハリスン『オール・シングス・マスト・パス』 一新されたアルバムと驚きの貴重音源を収める50周年記念盤の聴きどころ[インタビュー] 新作アルバムは、ずっと愛奏している作品で構成したオール・ショパン・プログラム、小林愛実
[特集] 「Sony Park展」第3弾「ファイナンスは、詩だ。」 東京スカパラダイスオーケストラインタビュー[インタビュー] 活動10周年にして集大成さくら学院ラスト・インタビュー
[インタビュー] チャレンジ精神に歌とダンスでエールを送る 新曲は『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』主題歌、BOYS AND MEN[特集] Sony Park展「音楽は旅だ」「カンタビレIN THE PARK」レポート 奥田民生
[特集] クラウン時代のラスト・アルバム(鈴木茂コスモス’51リミックス発売記念ライブ)白熱のライヴ・レポート、鈴木茂[インタビュー] 千住真理子、音楽は時空を超えて旅をする 新作はヴァイオリンで歌う世界のメロディ
[インタビュー] ユーミン、じゃがたら、『みんなのうた』…、新作は原曲と違う風景が見えるカヴァー集 KERA[インタビュー] 宮本笑里×DAITA 恐竜科学博の壮大なテーマ曲で実現した、異なる弦楽器のコラボレーション
[インタビュー] 架空の映画のサウンドトラックというコンセプト・アルバムを発表したKaede[インタビュー] 大井 健 コロナ被害からの再起 / みずからの新たな挑戦から生まれたクラシック・アルバム
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015