生誕70年&没後30年 ジョン・レノン 2010

ジョン・レノン   2010/10/01掲載
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 2010年は、ジョン・レノンの生誕70年、没後30年という節目の年。話題のリマスター盤からベスト盤、企画盤などがオノ・ヨーコ監修のもと多数発売されます。

 今回発売されるのは下記5アイテムです。


(1)『パワー・トゥ・ザ・ピープル〜ザ・ヒッツ』
(最新ベスト・アルバム/1CD)

(2)『パワー・トゥ・ザ・ピープル〜ザ・ヒッツ』
(最新ベスト・アルバム/CD&DVD)

(3)オリジナル・アルバム 全8作品 最新デジタル・リマスター
(ジョン・レノン・オリジナル・ミックス)〈限定盤〉

(4)『ギミ・サム・トゥルース』
(テーマ別編集盤/4CD)〈限定盤〉

(5)『ジョン・レノンBOX』
(オリジナル・アルバム8作品+ボーナスディスク2枚 計11CD)
〈限定盤〉

■ジョン・レノン/SoundTown : http://www.emimusic.jp/st/johnlennon/


 CDJournal.comでは、2009年のビートルズ・リマスター盤での徹底試聴に続き、今回もまた、ビートルズだけでなくジョン・レノンにも人生のほとんどを注ぎ込んだ編集長・藤本国彦がオリジナル・アルバム全8作品の最新デジタル・リマスター盤を試聴(前回は8時間で今回は5時間)。その耳で確かめた最新リマスター盤を中心に紹介します。※衝撃度は3段階表示! 



オリジナル・アルバム 全8作品最新デジタル・リマスター
(ジョン・レノン・オリジナル・ミックス)


『ジョンの魂』
(1970年)

初のソロ・アルバム。リンゴクラウス・フォアマンをバックに、衝撃的な「マザー」の叫びをはじめ、ジョンが思いの丈をすべてさらけ出した内省的な傑作。

「マザー(母)」

重厚感が増し、とくにベースは、足を踏みしめるようなしっかりした音に。

「しっかりジョン」

ジョンのヴォーカルが鮮明になり、メリハリが利いたサウンドになっている。

「悟り」

この曲も楽器の粒立ちがはっきりし、ベースがボンボン唸っている。

「ウェル・ウェル・ウェル」

特にリンゴのバスドラムの響きがくっきり。




『イマジン』
(1971年)

「イマジン」や「ジェラス・ガイ」をはじめ聴きやすい曲が並ぶが、そのいっぽうで、ポールを揶揄した辛辣な曲もあるなど、繊細で過激なジョンの二面性が盛り込まれている。

「イッツ・ソー・ハード」

全体的に歯切れのいいサウンドで、特に右チャンネルのエレキ・ギターが鮮明に。

「真実が欲しい」

ジョンのヴォーカルがさらに激しさを増した。

「オー・マイ・ラヴ」

ジョージ・ハリスンのギターの音色がよりクリアになった。




『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』
(1972年)

アメリカに移住したジョンとヨーコの“政治的”なメッセージ・アルバム。〈ライヴ・ジャム〉でのフランク・ザッパとの共演も聴き逃せない。

「女は世界の奴隷か!」

イントロのサックスからしていい響き。ボトムの音もずっしりと重い。

「ザ・ラック・オブ・ジ・アイリッシュ」

ヴォーカルが力強く、ジョンの声を堪能できる。ピアノもよく聞こえる。




『マインド・ゲームス』
(1973年)

ヨーコと共に理想国家“ヌートピア”を提唱したジョンが、アメリカの名うてのミュージシャンをバックに作り上げた“大人のアルバム”。

「タイト・A$」

ケン・アッシャーのクラヴィネットとジョンのスライド・ギターがくっきり。効果絶大。

「アウト・ザ・ブルー」

ジョンの艶のあるヴォーカルがさらに楽しめる。




『心の壁、愛の橋』
(1974年)

ヨーコと別居し“失われた週末”を過ごしていた寂しさや、やるせなさを歌った曲が多い極私的名盤。エルトン・ジョンとの共演曲「真夜中を突っ走れ」は全米1位を記録した。

「愛を生きぬこう」

イントロを聞いただけでパーカッションの切れ味の鋭さが伝わる。サックスも最高の響き。

「ホワット・ユー・ガット」

アーサー・ジェンキンスのパーカッションとケン・アッシャーのクラヴィネットがぐいぐい迫る。

「果てしなき愛(ブレッス・ユー)」

ジョンがいかに優れたヴォーカリストであるか如実に伝わる好例。

「ビーフ・ジャーキー」

ブイブイと唸るサックスが最高。





『ロックン・ロール』
(1975年)

「スタンド・バイ・ミー」をはじめ、ジョンのヴォーカリストとしての魅力を再発見できるロックンロールのスタンダード曲集。

「ビー・バップ・ア・ルーラ」

重量感がアップし、メリハリが利いた、よりリズミカルなサウンドに変貌。

「ヤ・ヤ」

サックスがより鮮明に。弾むようなベースも心地良い。





『ダブル・ファンタジー』
(1980年)

5年間の子育てのあと、ジョンが、ビートルズをも懐に取り入れて作ったヨーコとのみずみずしい対話集。
「スターティング・オーヴァー」ほか意欲的なサウンドが楽しめる。

「スターティング・オーヴァー」

ドラムの残響音も耳にしっかり残るサウンドに。

「クリーンアップ・タイム」

まずイントロのギターにはっとさせられる。ジョンの生々しいヴォーカルは鳥肌もの。





『ミルク・アンド・ハニー』
(1984年)

『ダブル・ファンタジー』と同時期に制作が開始されたヨーコとの共作・共演盤。ジョンの死後に発表された。

「アイム・ステッピング・アウト」

全体的にビートが強調され、オリジナルにあった荒っぽいミックスが解消された。

「グロウ・オールド・ウィズ・ミー」

リズムボックスにエコーがないので、曲の良さが引き立っている。




『ジョン・レノンBOX』

(オリジナル・アルバム8作品+ボーナスディスク2枚 計11CD) 上記8作品(『ダブル・ファンタジー』はオリジナルの1CDのみ)にボーナスディスク2枚(ホーム・レコーディングスとアルバム未収録曲)を加えたボックス・セット。

ボーナスディスク:
ホーム・レコーディングス

「マザー(母)」

『ジョンの魂』収録版にかなり近い演奏だが、ジョンがエレキ・ギターを弾いている!

「ゴッド(神)」

『ジョンの魂』からジョン、リンゴ、ビリー・プレストンによる、アレンジの異なる初期セッション。

「兵隊にはなりたくない」

これはびっくり! 『イマジン』セッションより、カントリー・ブルース調のラフな演奏はあまりに斬新。

「ワン・オブ・ザ・ボーイズ」

主夫時代に書いた未発表曲のひとつ。ジョンならではのメロディアスな曲調に耳を奪われる。

「インディア・インディア」

同じく主夫時代の未発表曲。ビートルズ時代にインドに行ったときの想いを曲に。

ボーナスディスク:アルバム未収録曲

「コールド・ターキー」

ヴォーカルがさらに力強くなり、ドラムもシャープに。

「平和を我等に」

包み込むような膨らみのあるヴォーカルが素晴らしい。

★その他入門編として最適な2枚。

『パワー・トゥ・ザ・ピープル〜ザ・ヒッツ』
ロンドンのアビイ・ロード・スタジオとニューヨークのアヴァター・スタジオで最新テクノロジーを駆使し新たにリマスターされた代表曲15曲を収録した最新ベスト盤。

 
『パワー・トゥ・ザ・ピープル〜ザ・ヒッツ』
(CD&DVD)

上記の最新ベスト盤と、同じ全15曲のプロモーション・ビデオを収録したDVDをセットにした最新ベスト盤。
★ジョンのソロ作品をより味わいたい人に。

『ギミ・サム・トゥルース』(4CD)〈人生についての曲〉〈ロックンロールのルーツ〉〈ポリティカル・ソング〉〈ラヴ・ソング〉という4つのテーマ別に選曲された4枚組ボックス・セット。
★プレゼント

映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』
招待券2組4名


※生みの母と育ての母との間で心を引き裂かれる若きジョン・レノン。初めてのバンド結成から世界へ羽ばたいていこうとする10代の若きジョンを描いた切ない青春物語。招待券へのご応募はプレゼント・ページからどうぞ!
http://nowhereboy.gaga.ne.jp/

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