5thシングル「ダーリンとマドンナ」リリース! 自由奔放すぎるアイドル、きっか(吉川友)の魅力に迫る!

吉川友   2012/09/26掲載
はてなブックマークに追加
 ソロ・アイドルとして活動する吉川友が5枚目のシングル「ダーリンとマドンナ」をリリースする。前作「ここから始まるんだ!」と同様、ボカロPのSmileRをプロデューサーに迎えた本作は、ライヴで盛り上がること必至のエレクトロニックなロック・ナンバーとなっている。
――もちろん新譜のお話を聞きにきたのですが、吉川さんのユニークなキャラクターもわかるインタビューにしたいなと思っています。小さい頃から明るかったんですか?
 「えー全然ですよ。明るくなったのはバスケをやり始めてからです。小学校2年生から。8年間やってました。キャプテンとかもやらせてもらったので」
――それで活発になったと。運動いけるんですね。
 「もう衰えてます。6曲目でハァハァ言って」
――(笑)。いちばん最初のきっかフェスのときもそういうことを仰ってましたね。序盤から疲れたって(笑)。かっこいいなと思って。
 「本当に疲れたんですよね」
――正直! そういうのをバンバン言うのが素敵だなと思って。バスケットのせいだけじゃないですよねきっと。
 「自然に囲まれて育ったからですかね」
――自然に囲まれて育つとカラッとする?
 「そうだと思います」
――でも、地元の友達がみんなそういう性格というわけではないですよね?
 「そうですね(即答)」
――ええ!?
 「でも、占いで言われました。プライベートと仕事の発言は分けろと」
――話の飛躍がすごい(笑)。実際どうですか?
 「分けた方がいいなとは思いますね。頭の回転はいいから、テレビのバラエティとかでバンバン応えるのはいいけど、プライベートで友達とかに話す時は一呼吸置きなさいって。そんな感じです! でも占いで言われたことは人に言わない方がいいって言われてるので、今のは聞かないで下さい。あ、言っちゃった。一歩先に言っちゃってる」
――えーと(笑)。占いに行くイメージはなかったです。よく行かれるんですか?
 「行かないです。初めて行ったくらい」
マネージャー 「沖縄に行ったときに、有名な方がいて勧められたんです」
――なるほど。それで結局、プライベートとお仕事では分けて話してるんですか。
 「そういう心持ちなんですけど、まーいいかなって」
――そういう心持ちではないってことですね。
 「いや、思ってるんですけど、まーいいかなって」
――繰り返してますよ。
 「でも占い信じてますよ。信じてるんです……(急に首を掻いて)かゆいんですけど」
――どうぞ掻いてください(笑)。ライヴのときも言ってましたね。
 「汗疹ですかね? 汗かくから。すっごいかゆいんです」
――序盤から最高ですね! 吉川さんはたくさんアイドルがいる中で最もMCが面白い人だと思ってるんですよ。汐留AXのときのライヴが衝撃で、ステージの端にある階段を“花道”って言って無理やり降りて歌ってましたよね。
 「でも花道みたいでしたよ」
――ただの階段ですよ(笑)。ああいうのは打ち合わせしているものなんですか?
メーカー担当 「その上であれだったらすごいですけどね……」
――自由にやってるんですね。
 「その辺がソロのいいところですよね。でもMCを覚えるのが大変です」
マネージャー 「覚えてないからああなってるんじゃん」
 「いや、覚えてるんですよ。CDが何日発売とか……でも最近ほんと首がかゆくなることが多い」
――またぶっこみますね。
 「あと、足! 出る前に足掻いちゃって赤くなったりとか」
――我慢した方がいいですね。でも汗疹は大変ですよね。汗はかなりかかれるんですか?
 「汗かきっかです!」
――キメのフレーズが(笑)。でも、そろそろ涼しくなってくるから。
 「安心です!」
――吉川さんって超面白いから、このキャラクターがもっと伝わった方がいいと思うんですよ。
 「いやぁ」
――ライヴ見たらものすごくかっこいいのに、MCになるとすごいギャップがあって。
 「そうなんですかね」
――そういえば先日出演されたトマパイさんのイベント〈PS2U〉のときに他の出演者のライヴを観られてましたね。
 「あ! 私、ダンドル(Dancing Doll)にハマったんです。(突如立ち上がって〈メロメロバッキュン〉を歌って踊り出す)タンタンタタンターン♪って」

(一同沈黙)

――スタッフのみなさんはこういう状況でも冷静なんですね(笑)。でもたしかにかっこよかったですね。
 「かっこよかった〜。YouTubeで見まくりました。〈タッチ-A.S.A.P.-〉も〈上海ダーリン〉も」
――他の出演者さんを観ることも多いんですか?
 「時間があれば観たいです」
メーカー担当 「この夏はTIFとかa-nationとか、いろいろなイベントに出る機会が増えましたね」
――そういうふうに広がっている実感ってありますか?
 「拡散って言うんですよね。RT、RTですね」
――えと(笑)、ご自身の活動の幅が広がってると思います?
 「大きなところに続々と出させていただいた感じがします」
――この秋は海外も行きますよね。アメリカ、フランス、ベルギーと。ワールドワイドですね。
 「ワールドワイドです」
――オウム返しってやつですね(笑)。世界的な広がりをみせつつあり。
 「拡散、拡散。RT、RT。RTって拡散って意味ですよね? RT……あっリターンの略だ!」
――いや、リツイートですよ。
 「リツイート? でも拡散ってことですよね?」
――そうですね(笑)。話が堂々巡りですね。
 「でも拡散っていい言葉。どっかで聞いたことあるな……龍角散だ」
――あはははははは!!! 漢字が違いますよ。
 「でも平仮名は一緒ですよね。だから見覚えがあったんだ」




――そろそろシングル「ダーリンとマドンナ」の話をしましょう。前作「ここから始まるんだ!」に引き続きSmileRさんの楽曲になりましたね。「ここから始まるんだ!」はキーが高くて歌うのが大変だというお話がありましたが。
 「はい。今回もまた高くて。プラス、息継ぎが大変で、もう歌えないですね」
――そんなにハッキリ言わないで下さいよ(笑)。
 「I Can Sing 〈ダーリンとマドンナ〉。私は〈ダーリンとマドンナ〉を歌うことができる」
――急に英語ですが、とにかく、歌えるってことですか?
 「そうですね」
――どっちなんですか(笑)。
 「歌えるかも、みたいな」
――これは煙に巻かれてるわけじゃなくて、吉川さんが特に何も考えないで話しているということでしょうか。
 「そうですね……何がですか? でも歌えますよ! 〈ここから始まるんだ!〉もそんなこと言ってたんですよ。歌えない、歌えないって言ってて。でも何回も歌っていくうちに歌えるようになって。きっかフェス、ハロコンと続いて、歌えるようになって。やっぱり積み重ねなのかな」
――自分の技術が上がってる実感はあります?
 「出せる音域が高くなってるなというのはありますね。フォルテシモくらい行ってます」
――フォルテシモは高さじゃなくて強さですよね(笑)。
 「歌であるんですよね、〈ff(フォルティシモ)〉。さっきiPod touchで見たからだ」
――思ったことがポンポン口をついて出てくるんですね。
 「それがダメって言われましたね。占い師の人に」
――占いの話がちょいちょい出てきますね(笑)。話を戻しますが、SmileRさんとの二曲目はいかがですか?
 「今回の曲はライヴで盛り上がれるのをイメージして作ってもらったので、すごくライヴ映えする歌になってるんじゃないかなって。衣装もロックぽいというか、カッコいい系で」
――歌詞に“お姫様”とあって、可愛らしいじゃないですか。意外だなと思って。
 「きっかがっていうことですか? 意外ですか? でもこんなにお姫様っぽいのは初めてですね。でもこういう歌詞も一個くらい欲しいですね」
――一枚目のアルバムを出した後から、方向が変わっていますね。
 「体制変わりましたね、ガラッと。二十歳ですもん」
――歳と関係あるんですか?
 「20代に進んだので再出発ですよ。ボカロPさんと一緒にやるのはきっか革命です!」
――二十歳になってご自身は変わりました?
 「爪は塗るようにしました!」
――それは何でですか?
 「大人は爪の先からって言うじゃないですか。そのくらいですかね」
――そのくらい(笑)。二十歳になって変わったのは爪を塗るようになったことだと。
 「二十歳になったら部屋とか綺麗になるかなと思ったんですけど、全然変わらなかったですね。もっとしっかりするかと思ったんですけど。残念」
――部屋が散らかってるんですか?
 「とても」
――何で散らかってます? 服ですか?
 「服も脱いだらパッですし、あと、ゴミと」
――ゴミ(笑)!
 「ゴミって言っても、ガム噛んだやつとか」
――それは紛れもなくゴミですね。
 「いつもバッグを逆さにして中を出すんですよ。それでお菓子のカスとかが床に散らばって。そんな感じですね」
――それは(笑)。
 「でも私も思うんですよ。汚いって」
――あはははは!
 「知ってました? バッグって帰ってきたら一回出して、新しくした方がいいんですよ。昨日メイクさんに聞きました」
――昨日今日の話じゃないんですよね(笑)? でも逆さにして一気に出すんですね。そこから片づければいいんですけどね。
 「そうなんですけどね」
――曲の話に戻りましょう。前作の「17才」に続いて、森高千里さんのレパートリーのカヴァーが収録されました。「私がオバさんになっても」。
 「すごく可愛らしい曲で。大先輩の名曲なので歌ってて気持ちいいです」
――吉川さんもオバさんになるんですかね。
 「なりますよ! お婆ちゃんになっても自転車に乗り続けていたいです」
――自転車ですか。
 「うちのお婆ちゃんが90歳近くまで乗っていて。今は入院しちゃったんですけど、私が乗り続けたいです。元気なイメージでいたいです」
――カップリングのもう一曲は「Twinkle Days」ですね。
 「大好きです!!」
――これは反応が早いですね。
 「♪Twinkle Days〜。キーが最上級です。聴きました? どうですか?」
――カップリングにはもったいないくらいいい曲ですね。
 「これ、きっかフェスで歌うんですけど……」
――はい。
 「歌えないんですよ!!」
――はははは。レコーディングで歌ったのは吉川さん本人ですよ。
 「そうなんですけどね。ライヴでは最初の方に歌いたんですよ。体力あるうちに」
――今までもハードルがあってクリアしてきたわけじゃないですか。こんなの踊れないっていうダンスも乗り越えてきたんですよね。
 「そうですね。Twinkleですもんね」
――意味わかんないですけど(笑)。
 「頑張りましょう。いやいや、素晴らしい」
――僕は心配してないですよ。吉川さんはやってくれるだろうと。
 「なんとか。やればできますよ! そうですよ!」
――吉川さんって自分の曲を聴かれますか?
 「ライヴがあると聴きますね。そうじゃないときはたまに。でも〈Twinkle Days〉はもう何回も聴いてます」
――普段はどんな音楽を聴くんですか?
 「最近は後藤真希さんとか。やっぱりハロー!プロジェクトのが多いです」
――ハロプロはどんなの好きですか?
 「新しいのならなんでも。あ、あと古いのも聴いてます。〈俺ら東京さ行ぐだ〉」
――え!?
 「〈♪水割りをくださ〜い〉ってやつ(※たぶん堀江淳の〈メモリーグラス〉)とか、〈ワインレッドの心〉。さっきは〈君は1000%〉聴いてました」
――80年代の曲ですよ。なんでですか?
 「(作曲家/アレンジャーの)michitomoさんから誕生日にiPod touchをもらって。それに、いろんな曲が入っていて」
――それで「ff(フォルティシモ)」なんですね。
 「スタッフさんが楽しそうです」
――周りが(笑)。それで吉川さんも楽しく聴いてると。
 「はい。お気にですね。(足を掻きながら)かゆいんですよ」
――真っ赤になってますよ。
 「大丈夫ですよ。赤が好きなんで」
――そういう問題ですか(笑)。
 「きっかずっと爪が赤だったんですよ。『ほん怖(ほんとにあった怖い話)』で赤い爪の人が出てきたらしくて、母に恐いから爪の色を落としなさいって言われて。いま爪はまっさらです」
――なるほど。さっきは大人になって爪を塗るっていう話でしたけど。すっごい行き当たりばったりの会話が繰り広げられてますね。
 「そんなことないですよ!」
――吉川さんって落ち込んだりされます?
 「されます、されます」
――どんなことで落ち込みます? 言える範囲だとどんなことですか?
 「太った」
――それはダイエットするしかないですね。
 「でも途中で飽きちゃって。基本食べますね」
――(笑)。でも全然わからないですよ。
 「脱いだらもう。わがままな。わがままボディ」
マネージャー 「使い方違うよ」
――じゃあ、絞っていただいて……というか、落ち込んでないですよね(笑)?
 「はは。落ち込んでるんですよ!」
――暗くなる感じがまったくわからないんですよ。
 「暗くなりまくりですよ。本当に。ひとりは暗いですよね?」
マネージャー 「ひとりでいるときはわからないから」
――本人のみぞ知る(笑)。また、海外行った後にお話を聞かせて下さい。
 「英語が使えるようになってると思います」
――それはないと思いますよ(笑)。
 「そんなことないです! 勉強するから覚えて帰ってくる英語もたくさんありますよ!」
――じゃあその時は英語で受け答えをしましょう。
 「Yes!」
取材・文/南波一海(2012年9月)
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 不安や焦りや苦しみをポジティヴに変換していく 杏沙子、初のシングルを発表[インタビュー] 赤頬思春期 アコースティックでファッショナブル 噂の2人組が日本デビュー
[インタビュー] 聴く人を架空のリゾートにご案内――Pictured Resortの新作が誘う日常からのエスケープ[インタビュー] THA BLUE HERB、全30曲入り2枚組の大作でたどり着いた孤高の境地
[インタビュー] Moonの待望の新作『Tenderly』は、スタンダードからグリーン・デイまで歌うカヴァー集[インタビュー] 小坂忠、再発された70年代のアルバム『CHEW KOSAKA SINGS』と『モーニング』を語る
[インタビュー] Suchmos、WONKなどのコーラスを手がけてきた大坂朋子がSolmana名義でデビュー[インタビュー] 話題の公演“100チェロ”を東京で行なうジョヴァンニ・ソッリマが代表作を語る
[インタビュー] 山中千尋、ブルーノートとペトルチアーニへの思いを胸に、新作でジャズのキラキラした魅力を伝える[インタビュー] ハロプロ スッペシャ〜ル特別版 卒業直前! 宮崎由加(Juice=Juice)ロング・インタビュー
[インタビュー] “シティ”から“タウン”へ “けもの”のユニークな創作のひみつ[インタビュー] 音楽史上初めて登場した“ミニマル・ネイティヴ”のヴァイオリニスト、マリ・サムエルセンのDG専属契約第1弾ソロ・アルバム『マリ』
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
新譜情報
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015