NICKELBACK ミート & グリート / ライヴの模様をファン代表がレポート!

ニッケルバック   2009/12/07掲載
はてなブックマークに追加
 語り草となっている2002年のプレミアム・ライヴでの来日からはや7年。最新作『Dark Horse』を引っさげ、ようやくフルサイズでのショウを日本のファンに披露することとなったカナダが誇るトップ・ロック・アクト、NICKELBACK(ニッケルバック)。11月25日、27日の2公演、東京・新木場 STUDIO COASTにて行なわれたパーフェクトなショウ。詰め掛けたファンは熱狂の渦に飲み込まれました。

 当サイトでは、ミート & グリート企画の参加者を募集(たくさんのご応募ありがとうございました!)。メンバーと直接会える幸運に恵まれたのは、佐藤孝子さんとそのお嬢様、祐希さんのお2人!チケット発売から約5分でソールドアウトとなった、伝説の2002年プレミアム・ライヴにもお2人で参加したという強力ニッケルファン親子!M & G直前は少々緊張気味でしたが、生ニッケルにすっかり魅了されたご様子。お2人による大ファンならではのレポートで、当日の空気を感じてください!


「Too Long」佐藤孝子

 “Too Long”(=7年)。ジャパン・ツアー初日のライヴでChadが叫んだ。2002年の初来日からまさに“Long Road”。7年前の新宿LIQUIDROOMでのプレミアム・ライヴを観ている私にとっても、7つも歳を取ってしまった長い7年でした。

 幸運なことに初日のライヴの前に、娘とミート&グリートに参加することができました。時間が押しているということで、握手とオフィシャルのカメラマンによる写真撮影のみでしたが、それでも最高に幸せなひと時を過ごすことができました。関係者の方々に感謝致します。

 ショウは、1曲目の「Something In Your Mouth」から興奮が一気に盛り上がり、オーディエンスの波がステージに押し寄せました。危険を感じたので、女性でも安全なところへ移動。少々マナーの悪い男性もいましたね……。曲は「Because Of You」「Photograph」「Figured You Out」と続き、Chadの「女性のみなさん聞いて」というMCで「Far Away」。大好きな曲です……涙。

 シングルカットされた曲が続き、T-shirt tossというオーディエンスに向かってTシャツをバズーカで打つマフォーマンスも。もちろん欲しかったけど受け取れず。「Burn It To The Ground」で最高潮へ。掛け声の一体感は、あの場所にいた人にしか味わえない最高のものでしょう。Danielのドラムソロ、そしてNICKELBACKと言えば「How You Remind Me」。7年前のライヴで最後に大合唱となった記憶が蘇ってきました。

 アンコールで「Someday」「Animals」を演奏。1時間50分程のショウ。短く感じたのは私だけでしょうか。

 そして2日目。初日でのオーディエンスの波に対処するためでしょうか、ステージとオーディエンスとの間にセキュリティが入りました。ステージ上にはカメラも。セットリストは初日とあまり変わっていないようでしたが、2日目のみ「Too Bad」がありました。両日のチケットが取れてよかった。

 MCでChadが日本に戻ってくるまで7年もかかってしまったことを“Apologize”と詫びてくれていたのがとても印象的でした。来年の夏にまた戻ってくると言ってくれたその言葉を信じます。でも夏フェスには参加して欲しくない。アリーナクラスの単独ライヴで、本来のNICKELBACKが観てみたい。






「Too Long」佐藤祐希

 2002年5月25日のプレミアム・ライヴから7年。待ちに待った2度目の来日、2度目の参戦。チケット取れて良かったねと話す母と娘。数週間後、小パニックを起こしながら母がメールをしてきた。見事、ミート&グリート当選。

 差し迫った連絡で、簡単なプレゼントしか用意できず、あっという間にその日は来た。気がついたときには、号泣していた。メンバー4人と握手をして、簡単な会話をして写真を撮った。しかし、後悔先に立たずとはこのことを言うらしい。もっと英語を勉強しておけばよかったとか、もっとメンバーを見つめておけばよかったとか、言い出したらきりがない。嘆く母と放心状態の娘。気持ちを切り替えてかなきゃと、前から6列目の真ん中に陣取るが、洗礼に合う。押し合いが始まり呼吸が苦しい、やばい母が死ぬ……。左後方に逃れる。そこは比較的女性がたくさんいたので、落ち着けた。制服姿の女子高生も。

 ちなみに2日目の27日は後方階段最前列で全体を観た。メンバー4人を観ることができ、初日より曲をよく聴きたいと思ったから。

 「Something In Your Mouth」から、大興奮。「Photograph」を聴いて思わず涙が……。「How You Remind Me」、NICKELBACKと言えばこれ。こちらも好きな曲。7年前を思い出す。「Burn It To The Ground」は掛け声とともにあの一体感は最高だった。Danielのドラムソロ。テクニックは一流。正直、前任者よりも上手いと思った。アンコールの「Someday」もお気に入り。NICKELBACKはPVに定評があるが、この曲のPVも観てしまったらファンになること間違いなし。Chadのサービス精神が見えた、Ozzy(Osbourne)やBon Joviの物真似も良かった。

 Chadが日本に戻って来るまで7年経ってしまったことを謝っていた。そして来年の夏にまた日本に来ると言ってくれた。

 「Animals」が聴こえてきた。初日のセットリストでは最後の曲。ライヴが終わってしまう。そう思った。

 来年の夏、絶対に来日してほしい。また母と行きます。本当は母の方が熱狂的なんです。
最新 CDJ PUSH
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 佐藤理とゴンドウトモヒコの新ユニットが、聴覚と視覚を刺激するアルバムを発表 LIG[インタビュー] デビュー20周年 再始動を告げる新作EP 音速ライン
[インタビュー] 私は私にできることを歌にしていく ゆっきゅんのニューEP[インタビュー] 来日公演を目前に控え、孤高のソウル・シンガーが発表する17年ぶりの新作『PRAYER』 リアム・オ・メンリィ
[インタビュー] 今春のカルテットでのツアーを録音した『FRAGMENTS - CONCERT HALL LIVE 2025』を発表 松井秀太郎[インタビュー] 友成空の大ヒット曲「鬼ノ宴」が湖池屋とコラポレーション クセになる辛さの「ピュアポテト 鬼ノ宴」誕生
[インタビュー] オーケストラとともに過去・現在・未来を紡ぐ活動40周年記念アルバム『RE-BORN』 千住明[インタビュー] 自らの本名を冠したセカンド・アルバム完成! 今作に込めた想いとは― 粗品
[インタビュー] 千花音×みやけん 豊かな才能の交錯が生みだしたもの[インタビュー] 広分野で活躍するヴァイオリニストが、みずからのレーベルから第一弾アルバムを発表 廣津留すみれ
[インタビュー] 田中彩子 クラシックや映画音楽などでファンタジーの世界を描き出すリサイタル・ツアーを開催[インタビュー] 大好きな街、小田原への愛を込めた「O・DA・WA・LOVE」配信リリース emily hashimoto
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015