フレンチ・ディスコ meets ガレージ・ロック!iPod CMで話題のプロトタイプス登場

プロトタイプス   2007/04/27掲載
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 日本でもiPod shuffleのTV-CMで話題沸騰! キュートな女の子ヴォーカルとキャッチーなビートが忘れられない、フランスのスタイリッシュな3人組、プロトタイプスが初来日。雨の中、多くのファンが集まったApple Store Shibuyaでのインストア・イベント(4月18日)と原宿・アストロ・ホールでの来日公演(4月19日)を行ないました。(写真はプロトタイプス『プロトタイプス』)日本でのCMオンエア開始以前から彼らに注目していたCDJournal.comではライヴ直後の彼らに、話を聞きました。




 「アップルというブランドは、フランスでもカッコいいイメージがあるんだ。だから、“Who's Gonna Sing?”が、iPod shuffleのTV-CM曲に決まった時は鼻高々だったよ」(ステファン/b、syn)
 「うん(笑)。それに、あまりレコード屋に行かない層を獲得できたっていう意味でも大きかったと思うね」(フランソワ/g)
 そう語るプロトタイプスは、イザベラ、フランソワ、ステファンの3人組。男性陣2人の発言にもあるように、iPod shuffleのTV-CM曲に「Who's〜」が起用され、現在、“フレンチ・ディスコ meets ガレージ・ロック”とでも評したくなるサウンドで注目の存在である。

 「もともとフランソワとは高校時代からの知り合いなんだ。以前はボスコというグループをやっていて、今までに3枚のアルバムを発表しているよ。だけど、最後の『Action』(01年)を発表した後、それまでとはまた違ったスタイルにトライしてみたくなったんだ。で、イザベラの歌を聴いた時に、ボスコの持つ“エレクトロ”な要素に、彼女のヴォーカルをミックスして、もっと歌ものっぽいアプローチに挑戦してみたら面白いんじゃないかってね」(ステファン)
 「逆に私は、ボスコと自分のロックな部分を組み合わせられたらって思ったわ」(イザベラ/vo)

 確かに、男を悩ます気まぐれな女性のように、楽曲ごとにコケティッシュに表情を変えていくイザベラの歌声は、プロトタイプスの魅力の多くの部分を担っているといえよう。。そして、本国でのセカンド・アルバム『Mutants Mediatiques』 (06年)にボーナス・トラックを加えた、日本デビュー盤『プロトタイプス』からは、“エレクトロニックとロックの協調とせめぎ合い”を基調としながらも、さまざまなジャンルに対するフラットな姿勢から生まれる、アプローチの自由度も見て取れる。

 「作曲でいちばん大切なのは、まず自分を驚かせることなんだ。だから、今作でも全体の雰囲気を考えずに、スタジオで1曲1曲に集中して作っていったんだ。それに、僕らはいろいろな影響を受けているし、それらの影響を作品に反映したいタイプでもあるんだ。そういった意味では、ビースティ・ボーイズがヒップホップでやったこと、さまざまなジャンルを独自のヒップホップ・サウンドに昇華することを、プロトタイプスはエレクトロ・ポップでやりたいんだ」(ステファン)


 なお、取材が行なわれたのは、Apple Store Shibuyaでのインストア・イベント(4月18日)終了直後。同会場ではドラマー(スネアにシンバルといったコンパクトなセットにて)を加え、イザベラのパンキッシュな一面をフィーチャーしたライヴを披露。随所で生真面目(?)なキャラクターを垣間見せつつ、“ロック・バンド”スタイルでポップかつグラマラスな魅力を強く印象づけていた。


取材・文/兒玉 常利(2007年4月)

※ライヴ写真は全て(C)photographer Masumi Kojima
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