活動休止期間を経て、絶好調で夏を駆け抜けた東京女子流を直撃!

東京女子流   2012/09/24掲載
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活動休止期間を経て、絶好調で夏を駆け抜けた東京女子流を直撃!
 スキルアップのため、5月末から2ヵ月、活動休止期間に入った東京女子流。7月末の復活後はさまざまなイベントでライヴを行ない、成長ぶりを見せ、この夏を絶好調で完走した。きたるべき12月22日の日本武道館ライヴに向けて、闘志みなぎる5人である。今回は、5月に行なわれた日比谷野音でのライヴを収めたDVD / Blue- ray『2nd JAPAN TOUR 2012 〜 Limited addiction〜 CONCERT*03『Rock you!』@2012.5.20 日比谷野外音楽堂』の話、休止期間中の秘密特訓、夏のライヴについて、思いっきり語ってもらった。




――5月20日に行なわれた日比谷野音でのライヴを収めたDVD/Blue-ray『2nd JAPAN TOUR 2012 〜 Limited addiction〜 CONCERT*03『Rock you!』@2012.5.20 日比谷野外音楽堂』がリリースされます。まずは、野音のライヴを振り返っての感想を聞かせてください。
小西彩乃(以下、彩乃) 「今まで単独で一番広いステージで、しかも野外で歌が伸びてすごく気持ちよかったです。夜になるとペンライトの光がきれいで、その景色が頭から離れないですね」


山邊未夢(以下、未夢) 「リハーサルのときに客席に座ってみたんです。会場広いな〜と思ったんですけど、いざ本番が始まってお客さんが入ったら、もっと大きく見えて、こんなにも違うのかと思いました。あと、日本武道館公演のサプライズ発表もあったので、忘れられないステージになりました」
新井ひとみ(以下、ひとみ) 「オープニングからファンの方の歓声がワーッて聞こえてきて、みなさんのパワーに女子流も飲み込まれそうでした。ステージから、すごい数のお客さんが見えて、単独ライヴでこんなに来てくれるんだって、嬉しい気持ちになりました」
中江友梨(以下、友梨) 「初めて野音でやったときは、いろんなグループさんと一緒に出演させてもらったんです(※2011年5月に行なわれた〈アイドル・フェスティバル in ヒビヤ〉)。あれから久しぶりの野音で、しかも単独で嬉しかったです。夜になるとペンライトがすごくきれいで、見た瞬間感動しちゃって。踊りながらジーンときちゃいました」
庄司芽生(以下、芽生) 「最初は“野音が埋まるのかな?”ってところからスタートしたんですけど、実際ステージを見たら、端から端まで、たくさんの方が女子流を観にきてくれて。お客さんと一緒に踊る曲では、今までに見たことのない数の手が上がってて、一緒に楽しんでくれてるんだなって分かって嬉しかったです。野音をやって、武道館にも繋げることができたし、いいステージになったなって思います」
――映像を観ましたが、みんないい表情してて、ライヴ自体もすごくいい内容だったなと思い出しましたよ。
全員 「ありがとうございます!」
――自分たちで改めて映像を観て、印象的だったシーンはどこですか?
未夢 「最初、バンドさんのカッコいい音に合わせてステージの左右から、2人と3人に分かれて出てくるんですけど、そこがオオッて思いました」
彩乃 「一番印象的なのは、武道館公演の発表で未夢が泣いてるとき(笑)。梅干し食べたときみたいな顔で(笑)」
ひとみ 「ひとみも、やっぱり未夢ちゃんの梅干し顔が印象的でした(笑)」
未夢 「あははは」
――(笑)。あのとき、ひとみさんだけ泣いてなかったですよね。
ひとみ 「発表にビックリし過ぎちゃって、“えっ?”ってまま頭の中が止まっちゃって……ビックリの方が大きかったんです」
――驚きで泣くまでたどり着かなかったんですね。
ひとみ 「ハイ」
友梨 「私も武道館の発表のところが印象的でした。文字がひとつひとつ出てきてドキドキして、日本武道館の文字が出た瞬間、あぁちゃんの悲鳴とか、未夢の顔とかみんなウルウルしてるとこが一番印象に残ってます。突然のことで、驚きと感動がごちゃまぜになってウルってきましたね」
芽生 「もちろん未夢の顔もですけど(笑)、〈追憶〉のときに、客席を後ろからワーッて撮ってるシーンがあって、周りの自然も入りつつの野音がきれいだなって思いました」




――このあと女子流は、5月末から2ヵ月間、レベルアップのための休止期間に入ったわけですが、その間どんな練習をしてたんですか。
未夢 「2ヵ月間は、土日はみんなで集まってレッスンして、平日は個々で家とか地元のレッスン場で頑張ってました」
彩乃 「私は、大阪で友梨と2人で歌とダンスのレッスンをしたり。あと体力作りもやってたんです。家の外を40分くらい走ってました。結構地元で走るのって恥ずかしいんです。知り合いに会ったりするから(笑)」
未夢 「私は、東京でダンスや歌を教えてもらったり。あと腹筋してました。“いーち、にー”ってゆっくりのを50回。最初はキツかったけど、最後の方のレッスンでは、キツくならずにできたので、毎日続けると腹筋も楽になるんだなって」
ひとみ 「いつも早い腹筋をしてたんですけど、ゆっくりでやるとこんなにキツいんだっていうのがそのとき分かりました」
未夢 「水曜のダンスレッスンでは、早いのを200回やるんですけど、辛いですよ」
――すごい。腹筋割れました?
未夢 「まだ、全然割れては……(笑)」
ひとみ 「どれくらいやれば腹筋割れるんだろうね? あと、土日にレッスンしたとき課題をもらうんですけど、そこでダンスでバトルをやったり」
友梨 「5人いて、指された人が前に出て踊るんです」
ひとみ 「いろんなダンスの研究をしました。あと、姿勢をよくする方法をお家でやったりしました。歌は、課題曲があって、先生にアドバイスをもらうんですけど、さらに自分でアレンジして歌ったり」
友梨 「メロディを覚えてたら、そこから自分のものにしていくみたいな」
ひとみ 「いっぱいいろいろやらせてもらいました」
友梨 「私も近くの公園を走りました。あとダンスレッスンで、メンバーだけで曲の振り付けをするって課題が出たんです。5人で集まれる時間があまりないから、ひとりひとりがここからここまでって考えて、集まったときに教え合って、いいとこをはめていったり。自分たちで振り付けるのが初めてだったので、真剣に曲を聴いて考えましたね」
――曲は「BE MY BABY」(COMPLEX「BE MY BABY」倖田來未ヴァージョンのカヴァー)でしたね。初めて自分たちで振り付けするのは難しかったですか?
友梨 「難しかったけど、振り確認で撮ったムービーを観て“イケるんじゃない?”って(笑)。大変だったけど、みんなで考えて楽しかったし、いい経験したなって」
芽生 「私も体力作りで、お家の近くのなるべく人が通らないところを弟と走りました。ひとりだと恥ずかしいし、諦めそうだったので。腹筋も回数を決めてやったり。背筋をよくする柔軟体操もしました。毎週何分間やってこようねってみんなで決めてたんです。ダンスバトルがあったので、レパートリーを増やしたかったから、いろんなムービーを観て、もっと自分のものにしていかなきゃって研究しました。歌では基礎の腹式呼吸をやって、そのあとの課題曲の練習をしました。あと、先生に教わった洋楽を聴いて、こういう音楽もあるんだって勉強になりましたね」
――ちなみにどんな洋楽を聴いたんですか。
友梨 「ジャネット・ジャクソンさんとか」
ひとみ 「あとはマイケル・ジャクソンさんとかです。ジャクソンさん以外だと、ビヨンセさんとか」
――いろんな勉強に励んだと。歌では特に芽生さんが変わったように感じました。
芽生 「ほんとですか? ありがとうございます」
友梨 「芽生は、ほんとに声が出るようになったね。上手くなったなって思いました」
――さて、休止期間中に、武道館での『指祭り』に出演しましたね。
未夢 「ひとみが飛んだね」
ひとみ 「ポップアップは初めてだったんです。最初は結構怖くて何度か練習したんです。本番は、待ってるときバクバクで、来たー“ボーン”って(笑)」
友梨 「“登場しました、新井ひとみ!”って感じだった(笑)」
ひとみ 「みんながバシッと決めてるのに、ひとみだけコケちゃったらどうしようって。でもコケずにできたから、もっと上を目指していきます」
――ガンガン飛んでください! 7月26日の『o-nation』から活動再開したわけですが、そのときはどんな気持ちでした?
未夢 「2ヵ月やってきたことが、ファンのみなさんの前でできなかったら、どうしようっていう心配もあったんです。でも、ファンのみなさんからの反応がよかったので、緊張したけどうれしかったですね」
――夏は、たくさんのイベント、ライヴに出演しました。印象に残ってるものも多いと思いますが。
友梨 「〈TIF2012〉は楽しかったね。初めて他のグループさんとコラボしたんです」
ひとみ 「ひとみと芽生ちゃんは、さくら学院さんの〈ベリシュビッッ〉を歌ったんですけど、女子流にない可愛い曲で、振りも可愛いのばかりで楽しかったです」
芽生 「〈ベリシュビッッ〉のフォークダンスが楽しかった」
未夢 「あぁちゃんと未夢は、SPEEDさんの曲をやったんですけど、さくら学院のすーちゃん(中元すず香)と、アイドリング!!!のるかちゃん(倉田瑠夏)もいて、るかちゃんのダンスがすごかった〜」
彩乃 「キレキレだったね。ヤバいわTIF(笑)。いろんな思い出があって」
友梨 「アイドリング!!!さんの〈ドキドキが止まらない〉を、朝日奈央さん、伊藤祐奈さん、橘ゆりかさんと歌ったんです。みんなお姉さんで優しく教えてくれました。しゃべりも面白くて、TIFで朝日奈央さんの大ファンになりました」
――いろんな交流が生まれたと。TIFのHOT STAGEでは、久々に約1時間の長いライヴをやりました。あのとき、緊張してましたよね(笑)。
未夢 「してました(笑)」
――「W.M.A.D」のひとみさんの“いくよー”って掛け声が、“いきますよー”になってましたが……。
ひとみ 「あ、それは、初めて女子流を観る方もいるからだったんです。女子流だけのライヴでは“いくよー”なんです」
――そうか。緊張して“いきますよー”になったのかと思ってました(笑)。
ひとみ 「(笑)。そうじゃなく、あえて丁寧に“いきますよー”って」
――なるほど。あと、“season3”の幕開けとなった、8月のshibuya duo MUSIC EXCHANGEでの定期ライヴは、いろんなイベントに出てライヴ感を摑み、休止期間の成果をきちんと出せたライヴだったと感じましたが。
ひとみ 「8月の定期ライヴは、カヴァーはあんまりやらず、ほとんど女子流の曲だったので、休止期間中に女子流の曲をしっかり固めたのを、ファンの方にお見せすることができたので、よかったなと思います」
芽生 「あと、〈日本縦断アイドル乱舞〉では、いろんなアイドルさんと一緒のイベントで、定期ライヴとは違う盛りあがりがあって楽しかったし、他のアイドルさんのファンの方に女子流を知ってもらえたかなって」
――摑んでやるぞって気持ちはありました?
芽生 「武道館に来てもらうぞ!って勢いでやりました(笑)」




――もうひとつ、この夏にはCD『東京女子カフェ #1 a-bossa』も発表され、〈東京女子カフェLIVE〉にも出演しましたね。
彩乃 「ライヴは、女子流だけ4日間出してもらったんですけど、カフェ・ミュージックをソロで歌うのはいい経験になったし、みんなの歌の成長が見せられたかなって」
――特に、彩乃さんの「Bomb A Head!」は破壊力はバツグンですね。
友梨 「小西ワールド全開ですよね」
彩乃 「ありがとう(笑)。〈Bomb A Head!〉好評なんですよ」
友梨 「でも、原曲とアレンジが全然違うよね」
――m.c.A・Tさんのオリジナルは知らなかったんですね。
ひとみ 「知らなかったです」
未夢 「あぁちゃんの歌で聴いてたから、原曲を聴いたとき、“え?”って。勢いがすごいし、裏声になるところを何度も聴いちゃいました」
友梨 「じゃあ、いつかオリジナル・ヴァージョンで歌おうよ」
彩乃 「激しいね(笑)」
友梨 「ダンスどうしよう? バク転とかする?」
未夢 「しようしよう。まだできないけど、めいてぃんならきっとできます(笑)!」
芽生 「え、私、バク転!? 怖い(笑)」
――期待してます(笑)。さて次回は、まもなくリリースされるシングル「ROAD TO BUDOKAN 2012 〜Bad Flower〜」の話、そして武道館ライヴへの意気込みをたっぷり聞かせてください。
全員 「ハイ!!!!!」


取材・文/土屋恵介(2012年9月)
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