祝!最新リマスター化 ザ・ビートルズの赤盤・青盤

ザ・ビートルズ   2010/10/06掲載
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 ビートルズのベスト盤として、長年にわたり世界中の多くのファンに親しまれてきた『ザ・ビートルズ/1962〜1966』(通称:赤盤)『ザ・ビートルズ/1967〜1970』(通称:青盤)が、1993年の初CD化以来、初めて最新リマスター音源で登場します。62年のデビュー曲「ラヴ・ミー・ドゥ」から70年の「レット・イット・ビー」まで計4枚に代表曲54曲を詰め込んだこのベスト盤を聞けば、ビートルズの全213曲の1/4が聴けるのです。この機会にぜひ!

 発売は10月18日。期間限定特別価格の各2,600円。

 2009年9月にビートルズのリマスター盤が発売された際にCDJournal.comに掲載した編集長・藤本国彦による衝撃度付き曲解説を、今回は、赤盤・青盤にしぼって特に際立ったものに絞って掲載します。曲を聴きながらお楽しみください!※衝撃度は3段階表示! 


【イベントご招待】
ザ・ビートルズ・アンド・アップル・レコーズ・ナイト
〜赤盤 青盤 前夜祭〜


赤盤/青盤の発売記念イベントが開催!“前夜祭”と銘打っておくるこのイベントでは、「アイ・フィール・ファイン」「涙の乗車券」「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」「ヘイ・ジュード」など赤盤、青盤収録曲の中から厳選したビートルズの名曲のPVやライヴ映像など、貴重な映像を一挙公開。更に、1968年にザ・ビートルズが設立した会社、アップル・レコーズの名盤復刻が 11月、12月と、2ヵ月にわたって発売されるのを記念してアップル・レコーズにまつわる貴重な映像も公開! このたびCDJournal.comでは、このイベントへ読者5組10名様をご招待いたします! ご応募はプレゼント・ページへ。(※当選のご連絡はメールにて差し上げます)

■日時:10月14日(木)開場18:30/開演19:00(20:30終了予定)
■場所:赤坂BLITZ
■内容:ビデオ上映イベント
赤盤、青盤収録曲の中から厳選した約20曲のプロモーション・ビデオ、ライヴ映像、アップル・レコーズのカタログ再発(バッド・フィンガー、メリー・ホプキンなど)用の紹介ビデオ等を上映予定。
【Tシャツ・プレゼント】
ザ・ビートルズ赤盤/青盤の発売記念Tシャツをプレゼント! ご応募はプレゼント・ページへ。

■赤盤 Tシャツ/SML各サイズ1名様

■青盤 Tシャツ/SML各サイズ1名様


※「ご意見・ご感想」の欄にご希望のデザイン/サイズを明記の上、ご応募ください。



『ザ・ビートルズ/1962〜1966』


 デビュー・シングル「ラヴ・ミー・ドゥ」から『リボルバー』収録の「イエロー・サブマリン」まで、アイドル時代の名曲・名演全26曲を収録。「抱きしめたい」の大ヒット、そして映画『ア・ハード・デイズ・ナイト』(64年)で世界的人気バンドへと羽ばたいたビートルズは、『ヘルプ!』(65年)収録の「イエスタデイ」での弦楽四重奏をはじめ、直球派から技巧派へと転身。さらに『ラバー・ソウル』(65年)では、ポピュラー音楽にインド楽器をいち早く導入した「ノルウェーの森」などで実験精神を発揮し、『リボルバー』(66年)では、テープの逆回転やSE(効果音)の多用をはじめ、未知の領域へと足を踏み入れていく。



「キャント・バイ・ミー・ラヴ」 (1964年) 

収録アルバム『ハード・デイズ・ナイト』(1964年)

ポールのベースが大きくなり、ジョージのエレキ・ギターのカッティングもはっきり。間奏前のポールのシャウトに痺れる。


「アンド・アイ・ラヴ・ハー」 (1964年) 

収録アルバム『ハード・デイズ・ナイト』(1964年)

ポールのヴォーカルとジョンの生ギターとリンゴのクラベスがクリアに。


「アイ・フィール・ファイン」 (1964年) 

収録アルバム『パスト・マスターズ』(2010年)

ジョンのエレキ・ギターのリフがはっきりと聴き取れ、ポールのベースもでかい。その分ドラムはやや引っ込んだ印象。


「イエスタデイ」 (1965年) 

収録アルバム『ヘルプ!』(1965年)

ポールのヴォーカルが前面に出て、名唱がさらに堪能できる。ポールの生ギターとストリングスのバランスもばっちり。


「ドライヴ・マイ・カー」 (1965年) 

収録アルバム『ラバー・ソウル』(1965年)

ポールとジョンのヴォーカルが強く響く。ポールのベースもでかく、ジョンのカウベルとタンバリンもはっきり主張している。


「ガール」 (1965年) 

収録アルバム『ラバー・ソウル』(1965年)

ジョンのブレス(息つぎ)もポール&ジョージのハーモニーも生々しい絶品。


「イエロー・サブマリン」 (1966年) 

収録アルバム『リボルバー』(1966年)

海の音のサウンドエフェクトの臨場感が増し、間奏のSEもクリアに。




『ザ・ビ−トルズ/1967〜1970』


 サイケデリック時代の幕開けを飾る「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」からバンドの終焉を迎えた『レット・イット・ビー』収録の「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」まで、レコーディング・アーティストへと成熟していく過程を収めた全28曲を収録。名盤『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』(67年)や『マジカル・ミステリー・ツアー』(67年)で貪欲なまでの実験精神によって幅を広げていったビートルズは、初の2枚組『ザ・ビートルズ』(68年)ではそれぞれの持ち味を“個”として消化。『レット・イット・ビー』(70年)では原点回帰を目指しバンドとしての底力を見せつけ、多種多様な音楽性の集大成となった実質的最終作『アビイ・ロード』(69年)ではシンセサイザーを導入するなど最後まで意欲を見せた。グループから個へと変貌を遂げていく歴史を凝縮した作品。


「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」 (1967年)

収録アルバム『マジカル・ミステリー・ツアー』(1967年)

ジョンのメロトロンとリンゴのマラカス、それにチェロとハモンドオルガンがクリアに。


「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」 (1967年)

収録アルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』(1967年)

音の分離が良くなり、ポールのベースとチェレスタ風のハモンドオルガン、リンゴのスネアなどがよく聴こえる。


「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」 (1967年)

収録アルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』(1967年)

エコーのかかったジョンのヴォーカルの艶っぽさが格段にアップ。


「ヘイ・ジュード」 (1968年)

収録アルバム『パスト・マスターズ』(2010年)

ポールのヴォーカルの表情が豊かになり、膨らみが増した。ポールのベースとリンゴのドラム&タンバリンもきりっとクリアに。


「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」 (1968年)

収録アルバム『ザ・ビートルズ』(1968年)

ポールのピアノの強いアタックがはっきり聴こえる。間奏前のポールの掛け声も力強く響く。


「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィーブス」 (1968年)

収録アルバム『ザ・ビートルズ』(1968年)

これはいいミックス。ジョージのヴォーカルが包み込むような音色になり、ジョージの生ギターとリンゴのパーカッションもかなり鮮明。


「ゲット・バック」 (1969年)

収録アルバム『パスト・マスターズ』(2010年)

ポールの声は生々しさを増し、ジョンのリード・ギターやジョージのリズム・ギター、ビリー・プレストンのエレキ・ピアノなどもさらに力強い。


「ドント・レット・ミー・ダウン」 (1969年)

収録アルバム『パスト・マスターズ』(2010年)

これも素晴らしい。ジョンの歌声がさらに切なくパワフルで、ポールとのハーモニーも生々しい。ライヴ感が前面に出た演奏も抜群。


「ヒア・カムズ・ザ・サン」 (1969年)

収録アルバム『アビイ・ロード』(1969年)

ジョージの生ギターは一部クリアになるところがある、間奏のジョージのシンセサイザーも明快に。ポールのベースも前面に出ている。


「カム・トゥゲザー」 (1969年)

収録アルバム『アビイ・ロード』(1969年)

ポールのベースが大きい。イントロに入るパーカッション系の音やリンゴのドラムもはっきり聴こえる。


「オクトバス・ガーデン」 (1969年)

収録アルバム『アビイ・ロード』(1969年)

ジョンのエレキ・ギターのアルペジオ、間奏のSEとコーラスなどがクリアになっている。

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