finalは、音質特化の人気完全ワイヤレスイヤフォン「ZE3000」のすべてを進化させた新たな完全ワイヤレスイヤフォン「ZE3000 SV」を12月6日(金)より予約開始、12月12日(木)に発売します。音質と遮音性能を両立した「コンフォートANC」を搭載するほか、有線イヤフォンと同等の音響設計を実現しました。価格は12,800円(税込)。
「ZE3000 SV」は、有線イヤフォン「E3000」と、その「E3000」を超えるワイヤレスイヤフォンを目指した「ZE3000」の2機種が開発のベースにあります。「E3000」は2017年の発売以来、累計販売が国内外で数十万台を超えるfinalブランドを代表する有線イヤフォン。「ZE3000」は最新の音響工学や音響心理学の研究をもとに、ゼロから筐体を設計し、自社開発のドライバーユニット「f-Core for Wireless」や、筐体内部圧力を最適化する「f-LINKダンピング機構」など独自の技術を結集したfinalブランド初の完全ワイヤレスイヤフォン。2021年の発売以降、ノイズキャンセリング非搭載の音質特化モデルとしては異例の7万台以上の販売を記録しています。
「ZE3000 SV」には、従来の6mmから10mmに大口径化させた自社開発ドライバー「f-Core SV(エフコア)」を新たに搭載し、さらにイヤフォンの筐体内部の音響空間を利用した有線イヤホンと同様のアコースティックな音質調整により、イコライザーないしで十分に満足できる音質になるように調整しています。
さらに、防水性能を保ったままイヤフォンの筐体内部の音響空間の圧力を最適化し、有線イヤフォンと同等の音響設計を可能にする「f-LINKポート」を新たに開発して搭載。これにより、完全ワイヤレスイヤフォンの音質設計では実現が難しかった低域のコントロールを適切に行なうことができ、距離が遠く感じたり籠もって聴こえたりしがちなヴォーカルを、アーティストが意図したバランスで生き生きと再生します。また、ドラムのキックやベースラインといった低域再生においても、深さと量感が十分にありながら、ヴォーカルと被ることのない分離感をあわせ持つ質の高さを実現しました。
一般的なANC(アクティブノイズキャンセリング)は時間遅れが発生して低域がこもるなど再生音に影響を与え、ANCの効果を高めると圧迫感からいわゆる「ノイキャン疲れ」や「ノイキャン酔い」となることもありますが、「ZE3000 SV」には独自開発のアルゴリズムにより、原理的に音質と圧迫感のない心地よさを優先した「コンフォートANC」を搭載しています。
また、風ノイズを低減させて、再生音を聴き取りやすくする「ウィンドカットモード」を搭載。筐体は片側4gの軽量設計に加え、finalがこれまでの有線イヤフォンで確立した筐体設計をベースに、内部に十分な音響空間を確保しながらより優れた装着感を実現しました。
そのほかにも、Bluetoothの通常接続時、最大60msの低遅延接続を実現する「ゲーミングモード」を搭載したほか、最大2台までマルチポイント接続に対応。さらに、高音質コーデック「LDAC」にも対応し、ワイヤレスでハイレゾ音源の再生が可能です。