グラミー賞にノミネートされ、ドリス・デューク・アーティスト賞も受賞しているジャズの開拓者、カッサ・オーバーオール(Kassa Overall)が、9月12日(金)に〈Warp Records〉よりニュー・アルバム『CREAM』をリリースすることを発表。あわせて、先行シングル「REBIRTH OF SLICK (COOL LIKE DAT)」が公開されています。
先行シングル「REBIRTH OF SLICK (COOL LIKE DAT)」は、ディゲブル・プラネッツの90年代の名曲を、15/4という変則拍子でアレンジした熱量の高いトラック。カッサは、ディゲブル・プラネッツのオープニングアクトやドラマーとして1年間ツアーに帯同した経験から、この曲を知り尽くしています。このカッサのヴァージョンでは、オリジナルにあるコンガのリズムがドラムブレイクに変わり、サンプル元のアート・ブレイキーのスウィング感を回帰させています。
本作は、何年にもわたるツアー活動と、複雑なエレクトロニクス中心のライヴセットを、よりシンプルな形へと削ぎ落とすアプローチから生まれました。これまでのソロ作品では、ドラムマシンや細かく編集された音、Ableton Live、サンプリングなどに大きく依存していましたが、今回はマイルス・デイヴィス『Kind of Blue』やジョン・コルトレーン『A Love Supreme』のような、ルディ・ヴァン・ゲルダー風のクラシックなジャズ録音技術を採用。ミュージシャンたちは同じ部屋で隔たりなく演奏し、一発録りで録音され、オーバーダブや編集は一切施されていません。
[収録曲] 01. FREEDOM JAZZ DANCE 02. BIG POPPA 03. C.R.E.A.M. (CASH RULES EVERYTHING AROUND ME) 04. REBIRTH OF SLICK (COOL LIKE DAT) 05. NUTHIN BUT A “G” THANG 06. CHECK THE RHIME 07. SPOTTIEOTTIEDOPALISCIOUS 08. BACK THAT AZZ UP