また、この度公開された特報では、トランプ再選後のアメリカ・ニューヨークで暮らすアジア人夫婦を襲った息子の誘拐という悲劇を軸に、とある秘密を抱えながら翻弄され崩壊していく夫婦の姿が映し出されます。映像では、消えた息子を探しながらもすれ違い葛藤する賢治とジェーンの元に、数々のノイズが絶え間なく畳みかけられます。押しかけてくる強盗、暗闇で銃を発砲する賢治、“BLANK”と落書きされた車、不穏な音楽、故障した車の耳障りな雑音など、不穏な要素が不協和音のように重なり、目にしたすべての事実が疑わしくなるような不安定さ、じりじりと嫌な予感が観るものに襲い掛かります。ラストには、ティザー・ヴィジュアルで登場し話題になった謎の人形も登場し、本作が纏う“違和感”をより一層際立たせています。「Who is it?」(誰だ?)という賢治の問いかけの先にいるのは一体何者なのか?すれ違い崩壊していく夫婦の姿を、息が詰まるような緊張感で描いた、胸騒ぎを覚える予告編となっています。