ベストセラー作家・
角田光代の小説を原作に、監督を
大森立嗣(『さよなら渓谷』『まほろ駅前多田便利軒』)、脚本は
高橋 泉(『ソラニン』『人間昆虫記』)が担当し、連続ドラマ化! 12月1日(日)夜10:00から、「WOWOW」の“連続ドラマW”枠にて『かなたの子』が放送されます。
なお、テーマ曲は、このドラマのために、世界で人気を博すインストゥルメンタル・ロック・バンドの
MONOが書き下ろした「kanata」(最新作『For My Parents』のエンジニアでもあるFred Weaverが来日し日本でレコーディング!)。また、MONOはテーマ曲以外にも、劇中で使われる様々な音楽を手掛けているとのこと。
坂井真紀、
井浦 新、
宮崎 将、
満島ひかり、
永瀬正敏、
藤村志保といった豪華キャストが集い、ロケは世界遺産に登録された富士山“御殿場ルート”を舞台に、天候の変わりやすい厳しい環境の中、頂上までの撮影を敢行した『かなたの子』。――1泊2日の富士登山ツアーに偶然集った参加者たちは、それぞれが過去に闇を抱え、救いを求めるように山頂を目指していた。取り返しのつかない過去、罪の意識にさいなまれながら、山道を一歩一歩進んでいく、まるで人生になぞらえるような登山――。決して過去を断罪するのではなく、その“闇”にかすかに光が差し込む瞬間をすくいとった、人間ドラマが展開されます。
WOWOW 連続ドラマW
『かなたの子』
2013年12月1日(日)スタート / 毎週日曜夜10:00
全4話 / 第1話無料放送
[STORY]
前をゆくおぼろな人影が見える。深い霧が立ちこめ、足下は、めり込むような砂地だ。人影はとてもゆっくりと歩いているのに、どうしても追いつけない。と、ふっとかろやかに別の人影が追い越していった。ちいさな人影だ。霧の中に、ほの見える表情にはなにか見覚えがある気がする。もっと近づこうと足を踏み出したとたん、そのちいさな人影は消えてなくなり、“私”は膝から崩れ落ちた……。
豆田日都子(坂井真紀)は1泊2日の富士登山ツアーに参加していた。ガイドの野澤亮一(井浦 新)を先導に、近藤晋太郎(鈴木晋介)、青山ソメノ(伊佐山ひろ子)、見附あい(大西礼芳)と共に山頂を目指している。ふとソメノが振り返ると、日都子が手で顔を覆いしゃがみこんでいた。亮一たちに声をかけられ我に返った日都子は、もうろうとする意識の中で見た人影がひとり娘のなつき(岩崎未来)であったことに気付く……。
原作:角田光代「かなたの子」
(文藝春秋 / 2012年[第40回]泉鏡花文学賞受賞)
監督:大森立嗣
脚本:高橋 泉
音楽:MONO
出演:坂井真紀 / 井浦 新 / 宮崎 将 / 満島ひかり / 永瀬正敏 / 藤村志保 ほか
(C)KAZUMICHI KOKEI / 古渓一道
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