2004/04/15掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
“インダストリアル”という言葉を作った伝説のバンド、
スロッビング・グリッスルの中心人物であったジェネシス・P-オリッジが、バンド解散後に新たに結成したバンド、
サイキックTV。そんな同バンドの最大のヒット曲「ゴッドスター」といえば、ローリング・ストーンズのオリジナル・メンバー、故
ブライアン・ジョーンズに捧げた曲ですが、元々同曲は、ブライアンの誕生日(2月28日)に撮影開始される予定であった同名映画の主題歌として使用される予定であったもの。映画自体は様々な事情で頓挫してしまいましたが、サイキックTVは同曲以外にも、同映画のために楽曲も用意していたそうです。そんなサイキックTVが同映画に提供するはずであった楽曲を集めたアルバム『Godstar Director's Cut』(写真)が5月3日にUSにてリリースされることになりました。
インストゥルメンタルやヴォーカル曲など、同映画で使用されるはずであった楽曲を当時意図した順番に並べ、そして、ボーナス・トラックを追加したという、“公開されていない映画のサントラ盤”ともいえる本作。音源は新たにデジタル・リマスタリングされているそうで、また、24ページにも及ぶブックレットが付属されているとのこと。サイキックTVファンはもちろんのこと、ブライアン・ジョーンズ好きも、これは注目した方がよいかも? なお、気になる収録予定曲は下記のとおりです。
●ディスク1:
(01) Godstar -- Monterey Pop Festival mix
(02) Being Lost
(03) Godstar -- Ready Steady Go mix
(04) Amazing Vibrations
(05) A Mind Blown Is A Mind Throne
(06) As Tears Go By
(07) Godstar - Tangiers mix
(08) Thee Starlit Mire
(09) Je t'aime, moi non plus
(10) Southern Coumfort
(11) Just Like Arcadia
(12) Thee Dweller
(13) Over Painted Smiles (mysterious well)
●ディスク2:
(01) Abstract Reality
(02) We Kiss
(03) Godstar Cotchford Farm mix
(04) Baby's Gone Away
(05) Roman P
(06) Good Vibrations
(07) Eve Ov Destruction
(08) Godstar thee Brian meets Bryin mix
(09) Brian Jones' visit to Jajouka is described by Brion Gysin to Genesis Breyer P-Orridge in Paris in 1985
(10) Godstar, Bryin meets Brian (Suffering Clown re-mix)