fox capture planが、9thフル・アルバム『
NEBULA』を5月19日(水)にリリース。
満を持してリリースされた2年ぶりの8thアルバム『
DISCOVERY』よりわずか半年、今年活動10周年を迎える現代版ジャズ・ロック・ピアノトリオのfox capture planがリリースする9枚目のフル・アルバム『NEBULA』はfcpキャリア初のコンセプト・アルバム。“NEBULA”(星雲)という1つのテーマのもとメンバー3人がそれぞれ曲を持ち寄り完成された全15曲のストーリー。前作で弾けた楽器の多様性は本作でさらに展開をみせ、
滝善充(
9mm Parabellum Bullet)をエレキ・ギターに起用。また、トリオサウンドの圧力を助長するストリングス隊とポエトリー、コーラスといった助演陣がアルバム自体を見事にまとめ上げています。その10年という活動の中で数多くのサウンド・トラック、劇中曲を手掛けてきた彼らの制作・録音・アイデアのスキルが遺憾なく収められています。
原型のピアノトリオにギター・ストリングス・コーラスを加えたフル・オーケストラで演奏された「Meteor Stream」は、ソリッドなリフ・リズムが狂騒的に絡みあいエモーショナルな共鳴を生んだ今作の核心的なトラック。一方、トリオで演奏された「Blue Planet」は、流麗なピアノの旋律にレイドバックしたシンセ・ループとリズム陣がホットかつクールなグルーヴをもたらした、もう1つのリード・トラック。先人達が築き繋いできたあらゆるビートや技巧を、独創的に発展させ紡いだ神話のような作品。そこに内包された狂気的ともいえる美しさは、私たちの好奇心をどこまでも擽り、熱狂させます。そのエネルギーは未来への希望に変わるでしょう。
なお、fox capture plan東名阪ツアー2021春〈ANOTHER DISCOVERY〜ROAD TO NEBULA〜〉の開催も決定。fcp結成10周年、様々なサプライズを用意しているので今後の動向にも注目です。